大宮駅東口の歓楽街「ナンギン」で朝からセンベロ
大宮の名前は大宮駅東にある氷川神社が由来なんだとか。武蔵一宮氷川神社と呼ばれ、「大きな宮」だったため「大宮」になったんだそう。駅から少し離れているため参拝は辞退しました。
宿場町だった大宮。一時は衰退したものの鉄道を誘致したことで発展。今では埼玉で一番栄えているところです。埼玉県民は皆池袋に出てくるなんて言われていますが、おそらく池袋に出てくるのは川口や蕨、所沢、川越からでしょう。大宮駅前は発展し、わざわざ池袋に行かなくても事足ります。
宿場町だったところは駅東口側の南側。
こちらは南銀座通り、通称ナンギンと呼ばれており現在は歓楽街となっています。
居酒屋、バー、キャバクラ、スナック。そしてちょっと怪しげな店。
大宮には北側に北銀座という性風俗街があります。そのため大宮は一応棲み分けができております。
キャバクラなどがここに集まるようになったのは1960年以降。ここには「大宮ハリウッド」がありました。ハリウッドはダンスあり、生バンドありのいわゆる昭和のキャバレーです。2018年に閉店しましたが私は赤羽のハリウッドに行ったことがあります。最後に行ったのは8年くらい前でしょうか。キャストがフィリピン人か高齢の日本人女性というちょっと異色の場所でしたが、居心地はよかったです。ちなみに同席した高齢女性はみのもんたさんの気に入りの方なんだとか。あのキャバレーの雰囲気が味わえないのは寂しいですね。
スナックが建ち並ぶ通り。雰囲気が良いですね。なんとなく新宿ゴールデン街の雰囲気があります。
南銀座の奥にはラブホテルがあります。もしかしたらかつては青線だったのかもしれませんね。南銀座と北銀座で棲み分けができているといってもどちらも男性向けの店です。風俗営業で規制されているとしても需要があれば供給されるのでしょう。おそらく南銀座にもその手のサービスをしている店があるんでしょうね。
おそらくサロン的な店でしょうか。ここは飲食店街で、サロン的な店も届出上は飲食店です。
午前中で平日、しかも雨だったので店はほとんど閉まっています。歌舞伎町のような場所なので一番栄えるのは19時頃なのでしょう。客引きがいたのは朝から営業していたガールズバーくらいでした。今回大宮で宿泊していないため、次は泊りで「なんぎん」を攻略します。
せっかく大宮にいるのでこの辺りで食事にします。大宮といえばうなぎが有名のようですがそちらはちょっと高いので諦めました。大宮ナポリタンの選択もありますがちょっと違います。別に大宮はいつでも来れるのでご当地名物である必要はありません。
ちょっと気になる店があったのでこちらにしました。大宮駅前にある定食屋です。いづみやさんは昭和22年創業なので70年以上大宮の街を見てきたようです。
朝から飲めます。
いいですね。クズ人間にとってはうれしい店。そして値段が安い。席料なしなので250円の酒と170円のツマミで500円以下で飲めるのはいいですね。ツマミ一品と三杯飲んでも1000円以下。午前中からセンベロができそうです。
店に入ると席に案内され、おばちゃんから「何飲む?」と催促されます。何も決めていなかったのでとりあえずビールを注文。そしたら今度は「つまみは何にする?」と矢継ぎ早に催促されます。
メニューが豊富なので悩んでいると、というより催促されてから10秒くらいしか経っていませんが、「モツ煮がおいしいよ」と言われたのでそれを注文しました。
なんかいいですね。流れ作業のように出てくる。優柔不断な私にはこのシステムが最適です。酒のアテはちょっとしょっぱければそれでいいんです。モツ煮は170円。量が一人飲みにとって最適です。
メニューが多いんですよね。これ以外にもあります。定食屋なので右上には定食があります。丼もの、ラーメンと続き以後は酒のツマミです。定食屋というより割合的には居酒屋要素が強いです。というより今いる客全員が飲んでいます。ここはそういうところなのでしょう。スタンダードにさしみや冷奴、揚げものをアテにすることもできるし、レバニラもあるので街中華飲みもできる。個人的にはハムエッグをアテにして飲む酒もいいですね。この店は夢広がります。
となりのお客さんが梅割りってのを飲んでいたのでそちらを注文しました。
梅酒ではない感じ。でも焼酎に梅をいれて飲むのとはちょっと違って少しだけ甘いです。おそらく焼酎に梅シロップを入れたやつです。
この梅のやつは新宿の思い出横丁にあるウナギ屋カブトにもありました。カブトではキンミヤ焼酎の中に醤油さしに入っている梅シロップを客自身で継ぎ足すシステムでした。
割梅っていうシロップがあってそれを利用すれば似たようなものが作れます。自宅でも大衆居酒屋の味が楽しめます。
アテは常連っぽい人が頼んでいた肉豆腐で。最近は揚げ物よりも豆腐とかが酒に合うようになってきました。ある意味大人の仲間入りができたのでしょう。
大宮はまだいろいろ見るところがありそうでなんでまた散策します。