【NK流】マッサージに中華に!西川口チャイナタウン化計画
西川口に来ております。昨日の板橋もそうでしたがここの駅で降りるのも人生初めてです。埼玉自体あまり行くことが無く、行ったとしても大宮とかの中心地になります。また電車で行くよりも車で行くことが多いので駅を利用しないんですよね。車なので飲みに行くこともなく、埼玉は駅前に行くことが少ないです。
西川口といえば一時期違法風俗店が乱立していた時期がありました。西川口の頭文字を取り「NK流」なんて呼ばれていました。
その手の店には行っていたものの西川口には一度も行ったことがありませんでした。その理由は「不衛生だから」です。NK流は法律で禁止されている本番行為が行われていたわけです。いわゆる「本サロ」ってやつです。届け出上は軽飲食店に分類されているため当然シャワー設備とかはありません。
おしぼりで拭くんですよ。終わった後もおしぼりで処理するんです。
そして次の客が同じ席に座るんです。衛生を保つ手段が布切れ一枚なんです。最近じゃ手洗いは石鹸を使ってしっかり洗おうと言われるようになりましたが、その当時は陰部をおしぼりで軽くふくだけです。そりゃ病気の温床になるわけですよね。
2004年に埼玉県警が浄化作戦に動き出し、その当時200軒以上あった店は壊滅したそうです。西川口はクリーンな街、健全な街へと生まれ変わったわけです。それから17年。今もまだクリーンな街が続けられているのでしょうか。
というわけで西川口の西側を散歩します。どれくらい健全になりましたかね。
なんか、駅前には多くのマッサージ店がります。西川口の人はマッサージ好きなのでしょうかね。
ここにもマッサージ店が。
全然健全な街に生まれ変わってなさそう。
これは、摘発により退居した空き店舗にマッサージ店が入っただけって感じですかね。整体サロンって、結局新しく入居してきたのも「サロン」でした。そして見た感じ普通のマッサージ店じゃなさそう。
西川口のこのあたりはピンク街となっているようです。昔はこのあたりにいっぱいその手の店があったのでしょう。今は数える限りに減っています。
クリーンかどうかは置いといてこういった店を必要とする人たちもいるわけです。今看板を出せているお店は公安委員会に届出をしている優良店。違法なことはしていません。ちゃんと警察が管理していればいいんじゃないでしょうか。
警察官「それは駅前の銭湯です」
一大産業だった風俗が摘発で壊滅し、西川口は静かな街に変わりました。でも、また新たな風が吹いているようです。
中華料理屋が結構あるんです。なんて書いてあるかわかりません。
この金が三つのやつなんて読むのさ!
現在の西川口は中国料理屋がひしめき合っています。ただいわゆるチャイナタウンとは様子が異なります。
中華街といえば日本人が想像する中華なイメージ。朱色の門に金色ビカビカー。チャイナドレスにマオカラースーツをイメージします。そして北京ダックやフカヒレ、小籠包などの日本人向けのメニューが揃っていて観光客を呼び寄せるようなイメージがありますが、そういうのが無いんです。
読めない感じがオンパレード。漢字なのでなんとなく何の料理なのかはわかりますが、なんて読むのかがわからない。羊肉を扱ってる店が多そう。
知らない漢字もあるし。
チャイナじゃなくてコリアっぽい感じの店もあります。
こことか本当に日本なのかわからないレベル。かなりの数の中華料理店があります。しかしその多くが日本語表記がありません。日本人向けというよりは中国人向けの店といったところ。実際に店先では中国語っぽいのが聞こえていました。
Google先生「とろーりとろける」
Google先生「食欲がそそられる」
Google翻訳が頭をよぎる。
というより牛カエル四川風煮込みって料理がすごい気になる。
川口市は外国人居住者が比較的多いんだとか。順に日本語、北京語?広東語?韓国語、タガログ語?でしょうか。その次がタイ語、英語、トルコ?スペイン?ポルトガル?多分その辺の言語だと思われます。
川崎も負けていませんが川口の外国人居住数は多種多様のようです。このように様々な言語を表示して共存共栄のために試行錯誤しているようです。ちゃんと話し合えばお互い住みよい街になるはずです。
ただ街はそこまできれいってわけではないですよね。飲み屋街の一角ですのでこんな感じなのはどこも一緒です。
KTVはカラオケスナックのようなところで中国でもそれなりに人気があるんだそう。店によっては高級クラブのようなところもあるんだそう。そして連れ出しスナック的な要素もあるんだとか。ここは日本なのでその手のサービスはしていないし、西川口では監視の目も強いため普通のカラオケ店なのでしょう。でも雰囲気は日本のとはやっぱり違いますね。ここも日本向けではなさそうな感じ。
先日立ち寄った池袋のチャイナタウンも似たような感じでした。神戸や横浜にある中華街は昔の中華街のイメージで観光客向けに作られた街に対し、池袋や西川口のソレはここに住む華僑の人たち向け、つまりは中国人による中国人のためのチャイナタウンなのでしょう。
西川口は15年ほど前までは違法風俗店が野放しの状態でした。「西川口は風俗の街」そのようなレッテルを貼られていたわけです。しかし2004年に一斉摘発。一部の合法店を除き壊滅しました。当然違法店舗だったところのテナントは空いたまま。一時はゴーストタウン状態だったようです。それを救ったのが中国人だったようです。
「西川口は風俗の街」というのは店がなくなった後も「西川口は風俗の街だった」と過去形になるだけでずっと付きまといました。違法な店のあった場所にお店を出そうとする人はいないのでしょう。そもそも西川口というブランドイメージは治安が悪そうに感じてしまいます。実際にその当時は治安のよい街ではなかったのでしょう。東京にも比較的出やすい地域ですがわざわざ元風俗街に住もうとする人はそこまで多くないようで、街としての人気が低いまま。でも中国人はそういうの気にしなかったのでしょう。そのため多くの中国人が自然発生的に店を出しチャイナタウン化したようです。
そもそも川口市は日本で一番中国人が多いなんだとか。そういうのも中国化した理由の一つになっているのかもしれませんね。
西川口には中華料理店とチャイナエステが乱立している状態に。新たな街へと生まれ変わっているようです。これが西川口流の中国化計画です。そろそろ中国が領土を主張してもよいレベルになりつつあります。
これより隣駅の蕨へ。こちらには中国人が多く住む団地があるそうです。