不思議な池袋を散策。東が西武で西、東武。北、ソープ
本日は池袋にいます。
川崎に住んでいると横浜よりも東京に行くことが多いです。しかし東京といっても行先は限定され、多摩区や麻生区など小田急線沿線の人は新宿へ。中原区や高津区など田園都市線、東横線沿線の人は渋谷へ。そして川崎区は蒲田・大森へ。
川崎区は東京に出ても大して街並みは変わりませんが、川崎の人たちは横浜よりも都心に出やすいので東京に買い物に行きます。しかし東京に出てから乗り換えてどこかに行くことはなく、そこ止まり。そのため池袋に行くことがかなり少ないです。
久しぶりの池袋です。最後に池袋駅に行ったのは2017年ころでしょうか。もう4年も前の話です。新宿や渋谷で事足りるのでわざわざ乗り換えてここまで来ることもなく、本当に数えるくらいしか行ったことが無いんです。
池袋にいるんだから「いけふくろう」を撮影しようと思い、彷徨ってしまいました。
ハチ公などと同じで外にあるもんだとばかり思っていました。地下の微妙な場所にあるのでわかりづらかったです。
本日池袋にいるのは埼玉の方に用事があるため。せっかくだから数日間埼玉に宿泊しようと思ったのですが、ホテル代が高いんです。それに比べると池袋は値段が安いんです。大宮あたりのビジネスホテルと池袋のシティホテルが同じくらいの値段でした。値段が安いのは緊急事態宣言が影響しているのかもしれません。
それであれば埼玉に通う形の方がよいかなと思いまして、池袋に宿を取ったわけです。もちろん池袋に宿泊するのは人生初です。まずは池袋駅の周りをぐるっと回りたいと思います。
池袋ウエストゲートパーク(IWGP)です。昔は小汚いところでしたが綺麗に整備されています。カラーギャングがいたころのことは覚えています。暴走族が下火となりましたが、悪そうな奴らはバイクに乗らずに街で徒党を組み悪さばかりを繰りかえしていました。たしかチーマーとか呼ばれていましたね。それが縄張り意識のため色を統一しだしたところからカラーギャングと呼ばれるようになったのでしょう。渋谷にもそういった人たちが集まっていました。要はペアルック集団ってことでしょ?
ホームレスっぽい人がチラホラいますが段ボールハウスはなさそうです。
駅から少し離れたところにあるサンシャインです。はじめてここに来ます。
というよりこれまでサンシャインは東急ハンズところだと思っていたんです。
サンシャイン、言うわりに小さいんだなぁと言っていたんですが大きな間違いでした。サンシャインに行ったことがあるとも言ってましたが行ったのは池袋の東急ハンズでした。そんなサンシャインと勘違いしたハンズも2021年に閉店するんだとか。
ここはもともと巣鴨プリズンがあった場所です。戦時中は多くの人がここで処刑されたのでしょう。
サンシャインの横は公園となっていてそこに石碑がありました。東池袋中央公園なので「EICP(East ikebukuro central park)」になりますね。こちらは平和記念慰霊碑です。
サンシャインの西側は通称「乙女ロード」と呼ばれるところがあります。こちらは女性向けのアニメグッズや同人誌を扱う店が密集しており、腐女子の聖地と呼ばれているんだとか。
元刑務所のあった所の目の前にBL関連専門店とはだいぶ腐ってやがりますね。
秋葉原や中野同様に池袋はオタク文化が根付いているようです。
「Ikebukuro station square park(ISSP)」です。このあたりは風俗店や飲み屋、ホテルがあります。新宿でいえば歌舞伎町みたいなところでしょうか。池袋は棲み分けができており、池袋駅の北側がピンクな街、それ以外が普通の街で、この公園のある側は北東になります。
不思議な不思議な池袋、東が西武で西、東武、北、ソープ。
ストリップ劇場やソープランドなどがある地域です。むかしこの街の片隅にパンチラ喫茶的な店があったと思いますが、そういうのは流行り廃りが早いためもうないのでしょうね。
歩道橋をわたり池袋の北西側へ。
白い巨塔。遠くからでも目立つ清掃工場の煙突です。池袋駅といえば新宿や渋谷に並ぶ巨大ターミナル駅ですが、そこからほど近い場所に清掃工場があるのって珍しいですよね。人口密集地のため煙突を高くして排煙の影響を軽減させているんだそう。高さは210メートルで東京都で一番高い煙突なんだとか。
駅北西側はガッツリラブホ街です。日中のホテル街の静かな感じっていいですよね。
むかし歌舞伎町に住んでいた時がもろにホテル街のところでした。陽が高い時間帯は静かで過ごしやすいんです。まぁ夜も防音設備が整っているのでホテルから騒音はないので案外住むのに適しているのかもしれません。
こちらはへいわ通りというところ。
普通の商店街のように思いましたが中華料理店が軒を連ねています。
全然日本語が見当たらない。というより日本人向けの店ではなさそうです。
このあたりはチャイナタウン化しており、華僑による華僑のための街のようです。街を歩いている人の多くはおそらく中国語を話していました。
へいわ通りなのにぜんぜん平和な感じがしない。
そもそも平和であればわざわざ平和通りと名付けないのでしょう。平和ではないから平穏を求めるために名付けているわけです。
平和通りにある「池袋の森」です。中華街の中にポツンとある癒しスポット。
明治の頃は牧場だったようで年間1620kgの牛乳を搾乳し、東京中心部に出荷していたそうです。
中には池とかあるそうですが、営業終了1分前だったので見ることができませんでした。
池袋駅北西側の飲み屋街兼風俗街です。このあたりのガチャガチャした雰囲気はいいですね。
歌舞伎町でもよくある光景です。この手の飲み屋街のお巡りさんは大勢で回っています。多分面倒な人が多いからなのでしょう。そしてこの大人数で職務質問をされるのです。過去に何度も荷物チェックをされました。大体こんな感じで逃げないように周りを囲まれるんです。ほぼ容疑者扱いですわ。職質は頻繁に受けていますが今のところお世話にはなっていません。そういえばコロナ蔓延以降は一度も職務質問に遭っていません。社会人になってから一年間一度も職務質問をされないのははじめてです。
歌舞伎町にも同じ看板のお店があります。恐らく系列店。
ちなみに青森の弘前にも同じ看板の店がありました。
この辺は飲み屋以外にも飲食店が多く集まる地域。飯食うならこの辺の店がよさそうですね。
池袋はハンバーグの聖地とも言われているようです。
実際に洋食店が結構目に入ります。普段であればラーメンを選択しちゃいますが、今日は洋食にしたいと思います。
50年以上続いているロサ会館裏手にあるキッチンチェックというお店で夕食を取りたいと思います。
無難なところを選ぶならばオムライスですが、洋食っぽいポークソテーをチョイス。
まずは“飲み物”の冷静スープのビシソワーズ。うまいです。
“飲み物”のポークソテーです。なかなかポークソテーって食べないし自分でも作らないですからね。ちょっと贅沢な感じがいいですね。この味の濃い感じが美味しです。
池袋駅の周りをぐるっとしてみました。
池袋をあまり知らないため薄い内容となってしまいました。もっと深く知るためには更なる長期滞在が必要ですね。都心の近くに住んでいる人は普段ホテルに泊まることって少ないですが、普段使っている駅の近くにあるホテルに泊まるってのも新たな発見ができるかもしれません。
今時は緊急事態宣言なので飲み歩くことはできませんが、寝る環境を変えるだけでも気分転換になります。ホテルで晩酌ってのもいいんじゃないでしょうか。