革製品の手入れにニベアを塗っても問題ない!
スマホを裸のまま首にぶら下げておくのは防犯上の問題があるためスマホを入れるバッグを新調しました。
入れるのはスマホだけでよい。しかしほとんどのバッグが蓋があったり別機能があったりするものばかり。そのような中で今回買った製品が一番シンプルなものでした。
使い勝手は問題なさそう。今後も末永く使っていきたいです。ただこちらのバッグは革製品です。
革製品は手入れをしなければなりません。
普段は全身ユニクロで化繊と綿のチープな服しか着ておらず、靴もサンダルという井出達です。着潰して捨てて新しいチープな服を買うというのを繰りかえしています。オシャレとは程遠く心はひもじいですが生きていく上で何ら問題ありません。
とはいっても一応末端の社会人なので革靴やビジネスバッグなどは最低限のものは持っています(あまり使用しませんが)。これらは革製品です。定期的に手入れをして長く使っています。
化繊などと違い、手入れをすれば長く使えるのが皮革製品のメリット。このスマホバッグも大事に使いたいと思います。
一般的な革製品はクロム鞣しですが、こちらの製品は植物タンニン鞣しなんだそう。丁寧に使えば味が出るそうです。
滅多に使うことが無いミンクオイル。これ塗った方がよいんでしょう。
これ、本当に正しいんでしょうか。
一応乾いたら多少落ち着きましたが元の色や質感はすでに失われています。吟スリと呼ばれる加工が施され革の表面がザラザラしていたのですが、それがなくなってしまいました。まぁミンクオイル塗って保護されれば長期的に使えるようになるので多分これで間違いないんだと思います。
しかし今回手元にミンクオイルがあったからこれを使ったんですが、なかなかミンクオイルを持ってる人って少ないんじゃないでしょうか。私が持っていた理由は昔アメリカンバイクに乗っていた時「アメリカンだったら革ジャンに革パンでしょ!」って感じで上野のアメ横で革製品を購入。その際に手入れが必要ということでミンクオイルを買いました。以降も革靴などでなんだかんだで使うこともありずっと愛用しています。しかしミンクオイルはそれ以外に利用価値がありません。
ミンクオイルって脂でしょ?牛革も元々は牛だったわけで生きている当時の柔らかさを出すためには油脂が必要で、ミンクオイルを塗ることで革に油を浸透させ、潤い柔らかくなってるんだと思います。
人だって皮膚は牛と同じでしょう。
そもそも牛なのにミンクの油脂を塗ってるんです。この時点で違う動物のものでも大丈夫って証明されています。それであれば人間だって同じ。人だって同じ動物じゃないか!
これ、行けるんじゃね??人の脂を塗るのではなく、人に塗っても問題ない脂でも行けるんじゃね?ってなったわけです。
塗ってもオーケー、食べてもオーケー。万能薬であり万能食でもあるニベア。人の肌に塗って潤いが保てるなら牛革にだって効果ありでしょ。
ニベアの主成分はミネラルオイル。ミネラルオイルって聞くとなんか健康によさそうですが日本語で言うと鉱物油、つまり石油由来のオイルです。エンジンオイルと同じようなモノってことでしょうか。なんかこういうと身体に悪そうですが、石油だって自然由来のモノです。すくなからずニベアは研究を重ねて作られた子供に塗っても安心なオイルです。牛に塗ったって大丈夫でしょう。
そもそも革靴の手入れに使う保革クリームの主成分は鉱物油なんだとか。つまりニベアで何ら問題ないってことです。
ミンクオイルよりも革が柔らかく仕上がりました。理由はニベアには水分が含まれているからなんだそう。とくにニベアで問題はありません。むしろ匂いがニベアなので油臭くないです。仕上がりもいい感じです。
スマホを入れてみました。ジャストサイズです。これであれば目立ちません。またこのままバッグに入れたままでも改札は問題なく通れました。
革用の防水スプレーもあったのでこちらも塗布しておきます。革製品は水に濡れるのがよくないようです。かといって雨の日は出かけませんってわけにもいかないわけです。これを塗っておけば生活防水くらいにはなるんじゃないでしょうか。
塗布します。また皮の色味が変わってしまいました。防水スプレーは乾いたら元の色に戻りました。でも購入した当時の状態には戻りません。
まぁ別にどうだっていいんです。そもそも革である必要も正直なく、化繊でも布でも何でもよかったんです。ただスマホサイズのバッグを探すとこの製品しか見当たらなかったんです。でも革を育てるっていうのもなんだかいいですね。50年後(生きてるかわからないけど)、むかしワシが使ってたスマホケースじゃよって孫に(子どころか妻もいませんが)見せびらかす日が来るかもしれないわけですからね。
革なのでちょっと重いのが気になる点ですが、それ以外は問題ないです。
このバッグであれば海外に持っていってもいいですね。スマホだけしか持たない生活からスマホとスマホバッグを持ち歩く生活へ。数年後、味のあるバッグになっていることを期待しています。