山林生活

【チバニアンは、ありまぁす】チバニアンは新たな観光名所になり得るか?

【チバニアンは、ありまぁす】チバニアンは新たな観光名所になり得るか?

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本日の行先は市原市にあるチバニアンです。

数年前に盛り上がっていた時がありましたね。千葉市原の河川沿いの地層が世界的にスゲーやつでそれが登録されたとかなんとかそんなヤツだったと思います。今回立ち寄ったことで色々調べました。そして、

チバニアン、完全に理解した。

ざっくりとした内容は77万年前から12万6000年前の地層が養老川沿いで見れるから「チバニアン」って名前になった。そんな感じです。

方位磁石は常に北を指す。その理由は磁場があるから。

地球は大きな磁石です。小学校の理科の授業で習いました。これは常識の話、当たり前のこと。磁気があるから方位磁石は北を指すのです。でも、

方位磁石は常に北を指すわけではない

地球が誕生してから46億年。その間に地磁気逆転が逆転、つまりS極とN極が何度か入れ替わっているそうなんです。これまで何百回と入れ替わり、少なくとも過去360万年の間に11回は逆転してるんだとか。
土には鉄が含まれます。磁気が逆転すると鉄の向きが変わります。それがここの地層には現れているんだそう。

チバニアンの時期は今から77万年前、これが最後の地磁気逆転。それ以降は今のままのようです。77万年だと北京原人の頃でしょうか。その時の方位磁石は逆を向いていたわけです。その時のGoogleマップは南が上だったのでしょう。そしてその時の人は「方位磁石って南指すのが当たり前」って思っていたのでしょう。

磁気が逆転する原因はまだわかっていないんだそう。またそれが起こることで生態系への影響も不明瞭な部分が多いんだとか。そもそも最後に起きたのが77万年前ですからね。磁気に変化の兆候が表れたとしてもすぐに変わるわけでは無いようですので私が生きている間は方位磁石は北を指すのでしょう。

チバニアン、なんかすごいところなんです。ってわけで観光します。

地層が発見されたのは大分前ですが、国際地質科学連合に認められチバニアンと命名されたのは2020年。まだまだ二年ほどしか経っておりません。

登録されて年数がたっていないのか、はたまた県や市に予算がないのかわかりませんが、架設感が否めません。

世界的に認められ国の天然記念物に認められたのにほぼ工事現場のような井出達。国から援助や助成金があってもよいものですがそういうのはないのでしょうか。現在市原市ではチバニアンの見学環境整備のための寄付金を募集しているようです。寄付2000円で市ホームページに氏名を記載、10000円でホームページだけでなく施設に名前を記載してくれるようです。神社の玉垣に名前を書かれるようなやつと同じ。2000円で「山林生活」の名を公共のウェブサイトに記載できるならお安いんじゃないでしょうか。

そしてこの工事現場感じゃなくなるってのはよいですよね。今後外国人観光客が見込めるかもしれないのに、入り口がこれでは不安しかないですからね。まだそこまで観光地化されていないため駐車場は無料ですし観光客はそこまで多くありません。

駐車場から少し下ります。10分くらいあれば着きます。行きは急斜面の下り坂。ということはこの坂を登らなければなりません。帰りは結構汗をかく坂です。

チバニアンの近くに「菩薩の素掘りのぞき穴」があるようです。そちらを見てみましょう。観光地だけど整備されていません。崖のようなところで手すりとか無し。すべってもころんでも自己責任。自己責任なのは当然ですが、このように看板に書いちゃうところ、日本っぽさ全開です。

これが菩薩の素掘りのぞき穴です。覗くためには長靴が必要です。サンダルで来るような場所ではありませんでした。

ここは養老川の川岸。雨天後は増水して観光すらできないんだとか。今日はそこまで水量がないため歩けました。

これがチバニアンです。誰かがゼッタイに線を引いただろ的な線がついています。でもこれがチバニアン。77万年、それだけの歴史があるわけです。これが歴史的に重要なチバニアン。まさか千葉のこんな田舎で地磁気逆転を見れるとは思いませんでした。そりゃ国の天然記念物に認められます。

んで、チバニアンってどれなの?

この先は立入禁止区域だけど研究者っぽい人たちが集まってます。

このプレートで判断すると、下の地層はカラブリアンで上の地層がチバニアンになるんでしょうか。一応登録はされたようですがまだまだ研究段階って感じなのかもしれませんね。

そもそもここが登録されるまでの間、いろいろときな臭いことがありました。チバニアンがあるのは民有地。そこに借地権を設定して研究を邪魔したり、そのために新たに法整備をしたりと問題となっていました。またデータ改ざんなど研究に不適切な部分があったりもしたそうです。
色々問題はありましたが研究者は訴え続けたのでしょう。

「チバニアンは、ありまぁす」

研究者として名声を残したい人、研究の成果を出して今後の地質学に一石を投じたい人、観光地化して利権を独占したい人、ただの仲間割れで邪魔をしたい人。
色々な人の思惑が何層にも重なり合っていたのでしょう(地質だけに)。このように様々な人の思惑によりチバニアン登録の裏側はドロドロだったようです(地質だけに)。
マスコミに嗅ぎつかれ研究者は泥を塗られることとなりましたが(地質だけに)、石の上にも三年(地質だけに)。雨降って地固まる(地質だけに)ってことで、どうにかこうにか土がつくことなく(地質だけに)登録されました。

こういうのに興味が無いと、全くわからないです。マジでその辺にある崖と一緒。なんだったら私の土地にも似たようなところがあります。そこもチバニアンなんじゃないかとすら思ってます。私が発見すれば命名権が与えられるんですよね。山林生活が発見したってことはこれはやっぱり小屋暮らしにちなんで「クラシアン」になるんでしょうか。

チバニアン、一度くらいは見に行ってもよいかもしれません。今は工事現場っぽいところですがこれから少しずつ整備されていくようです。

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