山林生活

赤い鳥居の向こう側。異国感じる新松戸でペルシャ料理を

赤い鳥居の向こう側。異国感じる新松戸でペルシャ料理を

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新松戸駅にいます。水戸街道の宿場町は松戸駅そばにある松戸宿と北小金駅そばの小金宿。
そもそも新松戸駅は水戸街道から少し離れた所にあるため昔は何もない場所だったのでしょう。常磐線は明治、武蔵野線は戦後になってからできました。二つの路線が交差する駅なので、今は住む人も増えたのでしょう。駅名で「新」がつくところは寂れているケースが多いですが(新横浜、新大阪など)、松戸駅と比べると劣るものの利用者も多く栄えている感じがします。

駅前のトイレです。パオと書かれています。遊牧民の住まいのような造り。

遊牧民の移動式住居をクソをする場所にしちゃう鬼畜スタイル。
どうでしょう。モンゴル人が「日本の神聖な神社に似せて便器作りました!安らげるでしょ?」って駅前に作ったら。そんなことされたら日本人も怒るでしょうね。これだとモンゴル人はトイレに住んでると言ってるようなものです。

ぜんぜん「やさシティ」ではない。

こちらは駅前にあるオブジェ「あかりのボックス」です。
見た目はほぼ鳥居ですが近くに神社があるわけではなくそもそも鳥居でもありません。

新松戸駅前は武蔵野線が高架のため少し薄暗く、橋脚によって死角があるようです。
新松戸駅のそばには流山線の幸谷駅があるのですが、乗り換えのために改札を出て道路を渡らなければなりません。
駅前ロータリーは交通量が多く、橋脚の脇から出てきた自転車や乗り換え客とたびたび接触事故が起きていたんだそう。そのため鳥居のようなもので歩行者の導線を作ったのがこの「あかりボックス」です。一定の効果があるようで、このモニュメントを設置した意義があるのでしょうが、市民からは色を変えて欲しいとの要望が出ているんだとか。

政教分離。最近では色々とこの問題が騒がれています。

政治家とて人の子。そのため信仰心があり、各々信じる宗教があるのでしょう。個人が個人の資産で壺を買うのは構いません。しかし個人の信条を前面に出し過ぎるのは政教分離に反します。松戸市では「これは鳥居ではない」との見解をだしていますが、

色味が鳥居なんですよね。ぜったいに鳥居を意識しているとしか思えません。

市民のとって玄関口でもある新松戸駅のロータリー。そのため早く塗りなおしてほしいと匿名で500万円の寄付があるくらいです。得体のしれない新興宗教チックなモニュメントをどうにかしてほしいのでしょう。

しかし今のところ塗り替えはされず朱に染まったままのようです。

こういう市民の問題はやっぱり「すぐやる課」に相談すべきなんじゃないでしょうかね。松戸市には「すぐやる課」という迅速に市民の問題を解決する部署があるようですが、この鳥居を設置してから20年。いまだに色の塗り替えは「やらない課」のようです。

こちらは流鉄流山線の幸谷駅です。流鉄線は馬橋から流山までの5.7kmを結ぶローカル鉄道。駅は全部で6駅で所要時間は11分程度のようです。松戸市の北側には野田市があります。野田と言えば醤油の名産地。流山線は元々醤油や味醂を都心に運ぶための貨物線だったそうです。

それが現在は市民の足となっている模様です。武蔵野線もあるし常磐線もあるのですごい微妙な路線ですが、一定数の利用者がいるようですね。ただ幸谷駅の乗降者数は一日3500人程度。鉄道事業は赤字続きのようで廃線となるおそれもあるそうです。

雰囲気がよいですね。マンションの下が駅という造り。駅直結型のマンションです。
路線が6km程度なので観光名所も少ない。そのためいろいろな企画を立てて鉄道を盛り上げようとしています。銚子電鉄やいすみ鉄道など関東近県でも存続が危ぶまれる路線は多くあり、どの路線も頑張っています。流鉄流山線も頑張ってほしいですね。

こちらにもマツモトキヨシが幅を利かせてます。

マツモトキヨシの発祥地!北小金はかつて宿場町だった
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本日は常磐線の北小金駅に来ております。北小金駅があるのは千葉県松戸市。松戸ってマッドシティと言われるくらいなんか

マツモトキヨシと言えば松戸のキヨシ。発祥の地は松戸市小金です。

そもそもマツモトキヨシの本社は新松戸駅のそばのようです。
それなら駅前の鳥居はキヨシにどうにかしてもらうのが一番良さそうですね。

私の新松戸のイメージはこの踏切です。
仕事でなんどか新松戸は通っていますが、この踏切を通ると「新松戸だなぁ」と思います。

新松戸駅の北側にはラブホ。

駅東口側にもラブホテルがあります。

そして駅西側にもラブホテル。
一般的な街って条例の関係でラブホテルは一カ所に集中しているものですが、どうやら新松戸はそうではないみたいです。

いや、私の見方に誤りがあるのかもしれません。
バラバラにラブホがあるのではなく、駅を中心にしてラブホがある。つまり新松戸自体がラブホ街と解釈できるのではないでしょうか。

このようなホテルが乱立する理由の一つは単純にその手の店が少ないのが原因です。古い街には古くからある性風俗店がありますが、新設された町にはその手の店の出店が規制されるんです。そのためデリバリー的な店ができ、そのデリバリー先となるホテルやレンタルルームができるのでしょう。

あとはいかがわしいかもしれないマッサージ店か。

いかがわしいであろうサロン的な店。

こういった店もあるんですね。新松戸の性犯罪率を下げるのに貢献してるんじゃないでしょうか。

ってわけで夜の新松戸を散策します。
夜は1000円高いようです。

駅前にはキャバクラやクラブ、スナックといった店が点在しています。

こちらは飲み屋街でしょうか。
せっかく夜の街を出歩いているのでこの辺で夕飯にします。

ここは千葉県で幅を利かせているもつ焼き屋さんです。
入ろうと思ったのですが混んでたので諦めました。

こちらの店は「ケバブ」と書かれてます。

新松戸駅前にウイグル料理店がありましたが、ここはペルシャ料理、イラン料理の店なんだとか。ウイグルは中国ですが、イスラム教の人が住む地域。そもそもモンゴル帝国の時代は同じ国だったわけですから食べ物も似ているのでしょう。ペルシャ料理って頻繁に食べるものではありません。せっかくなのでこちらの店で食事をします。

ペルシャ料理もありますがインド料理もあるんですね。西アジア、中近東付近料理って感じでしょうかね。
せっかくペルシャ料理屋なんでご当地グルメを食べます。

こちらはオリビエというイラン風のポテトサラダ。
もともとはロシア料理でモスクワのホテルでシェフをしていたリュシアン・オリヴィエによって考案されたサラダをイランでアレンジされたのがオリビエなんだとか。
日本のやつは芋の味が強いですがこちらのはマヨネーズが強め。酒のつまみにもなるしご飯のおかずにもなりそう。

こちらはクビデケバブです。クビデとはひき肉のことでペルシャ式のつくねみたいなものです。鶏肉のクビデとラム肉と牛肉のあいびきクビデを注文しました。鶏肉はちょっとスパイシーなつくね、あいびきのやつはちょっと牛肉が強め。

イランでは羊肉をよく食べるそうですが、牛肉も食べるんだとか。
羊やヤギは乾燥地帯でも育てやすいためモンゴルや中近東あたりでは生産量が多い家畜のようです。しかしイランは人口が多く羊肉の需給バランスが取れていないようで、トラクターの普及で必要がなくなった農耕牛も食べるようになったそうです。

おそらくイランでは羊肉の方が安価に手に入るのでしょうが、日本だと需要が少ないため羊肉は高め。そのため牛肉多めの料理になっちゃうんでしょうね。

こちらはネパールのお酒。

もうどこの国かわからない!

ネパール、インド、イラン。ざっくりとインドとかあの辺の地域の料理って感じでしょうかね。
ネパールの隣はインド、その隣はパキスタン、その隣がイランです。三軒となりの家みたいなもん。位置関係を知ってるから遠く感じるだけで三軒となりなだけなんです。アフリカで言えばナイジェリアとガーナの立ち位置。そこに違いあります??つまり知らない地域の人から見ればネパールもイランもほぼ一緒のようなもんなんです。

本当はペルシャのお酒を飲みたかったのですが、そもそもイランは酒が禁止されてる地域でした。

こちらはククリというネパールラムで名前の由来はネパールで使用される短剣のことなんだそう。
お酒の名前を「正宗」にするような感じでしょうか。どこの国も考えることは同じです。

ネパールってインドの山奥の寒い地域のイメージですが、こちらのお酒はラム酒なのでサトウキビを原料にしています。
どうやらネパールでも南部の方でサトウキビ栽培をしているようで、こちらは現地のサトウキビを使用して作られた地産地消のお酒です。ネパールのビールは飲んだことがありますが、蒸留酒は初めて。ペルシャ関係ないけど飲んでみましょう。

ピリッとスパイシーな舌触りですが、味はかなり甘め。
アルコール度数は42.8%、熟成はオーク樽で8カ月以上。8カ月のわりに色味も濃く味に深みもあります。おそらく色付けで樽を焦がしているのか樽香がしっかりしています。もしかしたらカラメル色素も入ってるかもしれません。

【インドに思いを馳せて】ラム酒・オールドモンクの飲み方
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中国から陸路でインドへ。 インドを目指したのですがインド手前で断念しました。 道中は基本ビールでした。中国で

味はインドのラム酒、オールドモンクに近いです。オールドモンクも度数は42.8%でした。
コストパフォーマンスを考えると2000円程度で買えるのはよいですね。

現地ではお湯割りで飲むのが一般的なんだとか。寒いネパール、とくに甘みが強いのでお湯で割って飲むのも美味しいのでしょうね。ホットバタードラムとかにしてみてもよさそうです。逆にアイスクリームにかけてもいいかもしれませんね。こちらのラムはおススメです。ちなみに製造者はインドの酒販メーカーのようです(結局インド)。

いい店でした。
私のイランのイメージは渋谷のセンター街や代々木公園で「テレカアルヨー」と偽造テレカを売っている姿でしたが、ちょっと違ったイランに触れることができました。

イランは親日国と言われているので気になっていますが酒も呑めなきゃ女も抱けない罰ゲームのような地域。一応お酒はあるようですが非合法で作られた密造酒。定期的に「メタノールにより死亡」というニュースが流れています。行ってみたくもありますが、長期滞在は出来なさそうですね。長期滞在すれば健康体で帰ってくるか、眼が見えなくなって帰ってくるかのどちらかでしょう。

なんか新松戸にはほかにも良さげな店がいくつかあります。とくに松戸市は千葉県内で三番目に外国人が多く、松戸市に住む外国人の割合はおよそ3.5%程度の約17000人。川崎市の場合2.8%なので松戸の方が割合は高いです。そのため外国人向けの店や外国人が経営する店もあるそうです。以前はイラン人が多くいたようですが、近年は桃とか梨を売るグエンさんが増えているようです。そうなると次はベトナム料理が松戸の名物になりそうですね。

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