【読売ランド前駅】マフィアX、ヘルスよしの、ビール【川崎銭湯巡り】
本日は小田急線の「読売ランド前駅」に来ております。
駅名のとおり「ここはよみうりランドの前」かと思いきや全く前でも何でもありません。
たしかにここの駅が最寄りではあります。
よみうりランドは山の上にあり、多摩川沿いにある京王線の京王よみうりランド駅、そして小田急線の読売ランド前駅の二つが最寄り駅。京王線の方は駅前よりスカイシャトルという直通のゴンドラがあります。ゴンドラがある、つまりそれだけ急勾配の山の中にあるわけです。反対側の小田急線からよみうりランドに行く場合は徒歩かバスで行くこととなります。
バスで10分。この坂を上った先にあるわけです。徒歩でいくと結構時間がかかります。まったく「前」ではありません。
しかも駅前がかなり狭いのでランドに行くバス停も改札の反対側に行かなければなりません。よみうりランドのウェブサイトにはこのように書かれています。
読01系統「京王よみうりランド駅」行きバスに乗り、「よみうりランド」で降りれば入園口は目の前です。
片道 おとな¥210 こども¥110
つまり駅前はまだ「前」ではないということ。
先日訪れた百合ヶ丘もそうですが、このあたりは昭和の宅地開発によってできた街です。いわゆる東京のベッドタウンのようなところ。
商業地ではなく住宅地なんです。駅前にはスーパーや生鮮食品を扱う店、ファストフード店があります。
何軒かスナックもあります。地元の憩いの場といった感じでしょうか。
読売ランド前駅は小田急線なので新宿にも出やすいです。登戸で快速急行に乗れば20分くらいで新宿にいける距離。
わざわざ地元で飲まなくてもよいためこの手の店はあまり人気がないのかもしれません。
新宿が近いのに、新宿二丁目にあるような店があります。わざわざ新宿に行かなくても飲めるスタイル。
駅前にあるパチンコ店。ぱちんこランドです。同じランドでも一方はファミリー向けに対し、こちらは大人向けのランドです。適度に大人の遊び場もここにはあります。
この店、今から25年ほど前に頻繁に通っていた時期がありました。
パチスロメーカー「タイヨー」が出した「マフィアX」という機種を打ちにわざわざここまで遠征していたのです。
「マフィアX」を日本語訳をするならば「未知なるヤクザ」。
パチンコ店はあくまでもアミューズメント施設。
そのような施設にもかかわらずらしからぬ名前の“ゲーム機”が置いてあったんです。
今だとコンプライアンス的な問題もあり、出せないでしょう。
そんな「未知なるヤクザ」で15000枚叩き出したのは良い思い出。
その当時のパチスロの出玉は10000枚くらいが上限。5000枚でればかなりすごいと言われていた時期です。もちろんそれらは正常な基板での話。通常ではないものが世の中には出回っていたとか出回っていなかったとか。果たしてこの店の台が「未知なるヤクザ」だったのかそれとも「知ってるヤクザ」だったのかはわかりませんが、その当時はまだ裏モノと呼ばれるものが普通にホールにあったんです。
今はそういった機種を置いてる店はなくなっちゃったんでしょうね。
今回ここに来たのはよみうりランドに行くためでもなくぱちんこランドに行くためでもありません。
ただ単にお風呂に入りに来ただけです。
先日百合ヶ丘の銭湯に行きました。
川崎市内には35軒の銭湯があるそうで、どうせならすべて回りたいと思いました。百合ヶ丘に行ったんだからお次はお隣の読売ランド前に行くべきでしょう。そんなわけで立ちよったわけです。
読売ランド前駅の近くにある銭湯。実は昔行ったことがあります。行ったといっても店先まで。結局中に入らずでした。
その時は別に銭湯に興味はありませんでした。まだ若かったころです。血気盛んな時期でした。
まだ、スマホもなくネットで評価を見たりできなかった頃の話。どのような店なのかも知らず、店の名前とかそういうので判断するしかなかったわけです。
「この店は名前からして良さそう。しかもこんなところに店があるなんて!」
その当時はこのように考えていたのでしょう。
ワクワクドキドキしながら店の前に行ったと思います。
まさかこんなところに風俗店があるなんて!と意気揚々と行ったのでしょう。
ぜったい名前だけ聞いたらその手の店と間違えるやつー。
名前はこんな感じですがごく普通の銭湯です。その時は店前に行き愕然とし風呂に入らずにとぼとぼ帰りました。でも今日はお風呂に入りたいと思います。
ちょっと来たのが早かったのでまだオープンしていませんでした。少し時間があるため近所のネコと戯れます。
「ヘルスよしの」って名前、絶対その手の店だと思うじゃないですか。その当時は向ケ丘遊園と登戸にそれに近い店がありましたが「ヘルス」は無かったんですよ。それがよみうりランドにあるって知ったらそりゃ行ってみたいじゃないですか!「よしの」って名前も「よし」から色々イメージしちゃいます。その手の“ランド”があるんじゃないか?って想像してしまったわけです。
特殊浴場かと思ったら全然特殊ではなく普通の公衆浴場でした。
早速本日の本題に入ります。今日はただ風呂に入りに来たんです。
建物自体は大分年季が入っています。少なからず24年前にはあったわけですからね。もっと古くから営業していたのでしょう。「ヘルス」が独り歩きし、そっち系の店をイメージさせる言葉になってしまいましたが、その当時は「健康」という意味だったのでしょう。健康って意味なのに邪な考えを持つ殿方がついつい店前まで来ちゃうのでしょう。そして「健康の方のヘルスかよっ!」ってツッコんでいたのでしょうね。
銭湯代は川崎市一律です。サウナもありますが先日失敗したため本日はサウナ無しで。
「サウナ無しのフリーで」と番頭さんに伝えます。
メインの湯舟は44℃と若干高めです。メイン以外も同じ温度。唯一水風呂の横にある薬膳湯が少し低め。
44℃は個人的に好きな温度です。絶対に身体によくない温度。でもこれくらい熱い方が風呂に入った感じがします。電気風呂もありますが同様の温度。熱いお湯のため長居できませんでした。
サウナは前料金であれば230円?だったと思いますが、後払いは500円なんだそう。銭湯のサウナはオレンジ色のタオルをもらいますがそれを使っていない人がほとんど。そのため料金を払わずにサウナを使う人もいるようです。どの銭湯も性善説スタイルなんです。別途料金がかかることを知らずに利用している人も結構いるのでしょうね。
熱いお湯に浸かるのは気持ちが良いですね。
熱いためのんびり浸かれないけど、サッと入ってサッと出る。これがいいんですよ。誰も話さず静かな浴場。理想的なところです。
ヘルス違いですがすっきり、気持ちよくなれました。
今日はコーヒー牛乳を飲んでいません。なぜならすでに目ぼしい店を見つけているからです。
むかし八百屋だかその手の店があったと思いますが現在スペインバルになっているようです。
“なんちゃらバル”ってのがどうも性に合わないのですがビールが飲めるようなのでこちらに立ち寄りました。
風呂上がりのビールは最高です。スペインビールのようです。
これが夏場であればさらによいです。少し暖かくなりましたがまだまだ寒い季節、早く暖かくなってほしいものです。
銭湯帰り、赤ちょうちんが灯る駅前の居酒屋。
薄汚れた壁には手書きのお品書き。冷やしトマトと瓶ビール。それに焼きとんを塩で。
騒然とした店内。天井から吊り下げられたテレビからは野球中継。
小さな店の中で皆が大声で好き勝手しゃべり、皆が笑う。
今年はおととしよりもそんな騒がしい夏にしたいです。まぁ今年も難しそうですが。
あと川崎北部の銭湯は宿河原だけとなります。そちらも近いうち巡りたいと思います。