【川崎南町】特殊浴場の隣にある公衆浴場「政之湯」
ビジネスホテルの場合、朝食付きプランがありますがそれを選ぶと1000円くらい高くなります。バイキング形式のところが多く、好きなおかずも選べてご飯もおかわり自由ですが朝からそこまで食べられません。つまり1000円だと元が取れないんです。でも貧乏性なので無理して食べる、そして気持ち悪くなります。1000円あれば牛丼屋とかファミレスでもおつりがくるのでそこで食べてもよいし、事前に買っておいておけばホテルの部屋で食事もできます。
ということで買っておきました。マーガリン入りのロールパン、バナナ、ヨーグルト、トマトジュース。朝食っぽいやつをチョイス。一食170円くらい。三日間同じ朝食になっちゃいますが、朝はこれくらいでいいです。
ホテルの部屋で作業をして15時に出かけます。本日も銭湯に行きます。先日は貝塚にある銭湯に行きました。今回行くのは川崎駅から一番近い銭湯になると思います。旧東海道を鶴見方面へ。
駅前にも広告があるカプセルホテル。
前に一度だけ福岡でカプセルホテルに泊まったことがあります。寝るだけであればあれで十分ですね。値段も安いしそこまで窮屈でもない。プライバシーも最低限保たれています。でも連日はちょっとしんどいし、連日泊まるのは不適切です。終電に乗り遅れて帰れないときにネットカフェ以外に泊まれるところがあるならばカプセルホテルでしょう。
男には帰れない夜があるんです。
このカプセルホテルがあるのは川崎区南町です。銭湯もここにあります。
南町はその手の組織とその手の店がある地域です。
川崎市は堀之内と南町、二つの風俗街があります。南町は昔遊廓でした。南町は遊郭で堀之内は遊郭ではなかったんです。堀之内は宿場であって遊廓ではなかった。でもわざわざ隣町の南町まで行くのも面倒って客のために宿でも売春行為が行われておりその名残が今の堀之内にあるんです。そのため歴史的な遊廓を味わえるのは南町です。
全然遊郭っぽさはない。そして活気もあまりありません。
南町の店舗数は20軒。店舗数では堀之内の方が多いです。また店先で客引きをしているところもありません。条例で路上での客引きは禁止されています。そのため堀之内でも店の敷地から出て声をかけることはなく、店の中から「おにいさん、若い子いますよ」と声をかけてくるだけです。一歩踏み出したら営業停止になる恐れがあるためしっかり守っています。南町の店舗は店先どころか黒服が呼び込みを一切していません。一応川崎南町特殊浴場協会が独自規制をしているようです。法律にはかなり気を使っているようです。以前は違法風俗店もけっこうありましたがそれも一掃されちゃいました。
ネコです。声かけても無視されます。
二年前に南町で見かけたネコと同じっぽいですね。
川崎に唯一残っているストリップ劇場、川崎ロック座。コロナが落ち着けばまた行きたいです。
南町で有名な特殊浴場です。京都には特殊浴場が無いのに京都という名称。
この写真の奥、本日行くのはソープランドの隣にある浴場、政之湯に行きます。
風俗街の中にある銭湯。特殊浴場の中に公衆浴場が混ざっているんです。一方は90分3万円とかするんでしょうが政之湯は時間無制限で490円で入れるんです(洗ってもらえないけど)。特殊浴場にはありませんが、政之湯にはサウナがあります。
銭湯では珍しくボディーソープが備え付けであります。流石はソープ街にある銭湯。ソープには抜かりないです!
そのソープはグリンスですか?
普段は手ぬぐいしか持たずに銭湯に行っていましたが今回毎日銭湯に行くため手ぬぐいと着替え、それとボディーソープを持ってきています。でも備え付けがあればそちらを利用します。手ぶらで銭湯に行けるのが理想です。貸し出しの手ぬぐいとボディーソープがあればできるのですが、銭湯だと少ないです。サウナ利用だとタオルの貸し出しがあるところもありますが、それも店によってまちまち。この辺を統一してくれると嬉しいです。
湯舟は白湯と川崎温泉と書かれた黒湯。かまぶろ温泉と同じナトリウム泉のようです。黒湯は寝風呂と電気風呂があります。温泉で電気風呂のところに入るのはこれで2軒目です。政之湯の電気風呂の電気は一定ではなく揉みモードや叩きモードみたいなのがあります。政之湯の風呂は湯温が低め。そのため長い間浸かれます。
さて、サウナに入りたいと思います。サウナはそこまで広くなく4名が上限です。現在利用者は自分含め3名です。水風呂とのローテーションで室内は2名だけなのでそこまで密になりません。
川崎駅最寄りの銭湯ですが、意外に空いていました。わざわざ銭湯に電車に乗って行く人もいないのでしょう。そもそもソープランドの隣にある銭湯なので子連れの人とか行きづらいし、既婚者男性が「南町の風呂入ってくる」なんて奥さんに言えば疑われる恐れありですからね。風俗街の中にあるので行きづらいってのもあるのかもしれません。そのため穴場です。
南町はヤクザの組事務所がある地域なので銭湯もその手の人たちが多くいると思ったのですが、今日はいませんでした。
時間帯の問題か、それとも気を使って町内の銭湯には行かないようにしているのか、ピリピリとした空気にはなりませんでした。そもそも最近の暴力団の方々は刺青をいれない人もいるんだそう。刺青を入れると仕事に影響が出るんだとか。暴対法で日常生活もし辛くなっているようで、あからさまにヤクザとわかる刺青はしないようになっているようです。ヤクザ=刺青というイメージも時期に消えていくのかもしれませんね。