商店街の多い街、武蔵新城の「千年温泉」に古き良き喫茶「ヴィ」
本日訪れたのは南武線の武蔵新城駅です。
南武線には「武蔵」が冠につく駅が並んであります。武蔵溝ノ口、武蔵中原、武蔵小杉、そしてここ武蔵新城駅。
そのため川崎国民は「武蔵」を排除して中原、新城、小杉、溝の口と呼びます。
武蔵小山のことを「ムサコ」と呼びますが、溝の口を「ムサミ」とは呼ばないし、武蔵小杉を「ムサコ」とも呼ばない。もう武蔵いらないんじゃないかって感じです。
武蔵新城も「新城」で「ムサシ」とも呼びません。誰もムサシを必要としていない。
本日武蔵新城に訪れた理由は銭湯です。川崎35の銭湯全制覇を目指しています。川崎北部(第三京浜より北側)は全て制覇しました。全てといっても北部の銭湯は現在3軒しかないんです。残り32軒が川崎南部側。第三京浜を越えるとわらわらと銭湯が出てくるんです。
溝の口とかに銭湯がありそうな感じがしますが、現在は銭湯ゼロ地区になってしまっています。おそらく人の入れ替わりが激しい、若い世代が多いため銭湯利用者が少ないのでしょうね。武蔵新城駅には銭湯が駅近くだけで5軒。離れたところに2軒あるんです。これだけ銭湯格差があるんです。近場にいくつもあるのでハシゴもできるんですが、1軒ずつ丁寧に回りたいと思います。
武蔵新城は結構栄えています。武蔵小杉は南武線と東横線、横須賀線、目黒線の乗換駅。溝の口は南武線と田園都市線の乗換駅。そのため両駅が栄えるのはわかります。武蔵新城は乗換駅でも何でもありません。溝の口の隣駅というだけです。でも駅前がだいぶ栄えているんです。武蔵新城には9つの商店街があるんだとか。利用者が多いためそれだけ繁盛するのでしょう。
こちら、駅南側にあるショッピングモール「新城あいもーる」です。この通り「武蔵新城あいもーる」ではないんです。地元も武蔵を省くんです。
武蔵小山や戸越銀座にあるアーケード街と比べると劣るものの、全てシャッターが閉まっているという状態ではなく営業している店が多いです。アーケード街とかって大手スーパーやイオンに負けてシャッター街化していますが「新城あいもーる」にはお客さんが結構いて店も営業しています。
むかし、このあたりのパチンコ屋に通っていたことがあります。モーニングがあるお店で、1000円あれば確実に当たるんです。オープン10時で換金できるのが11時30分から。換金できる時間まで耐えればプラス。負けても出費は1000円。お金がない時はその店で耐え忍んでいました。
武蔵新城でShinjoではなくMusashiを前面に出す店!
外観は大分変りましたが、この店にお世話になっていた時期があります。
武蔵新城は商店街も多く、飲食店も結構あります。風呂上りは選び放題ですね。
銭湯の目の前には小料理屋と書かれたスナックっぽい店があります。色味や絵柄からカラオケスナックなんでしょうね。
本日立ち寄る銭湯は「千年温泉」というところです。「温泉」という名の通りこちらには温泉もあるようです。
外観はかなり綺麗です。千年温泉は2018年にリニューアルして“デザイナーズ銭湯”としてニューオープンしたそうです。
券売機で入浴券を購入します。新しくきれいということで本日はサウナに入りたいと思います。
受付もキレイでしたが脱衣所、洗い場、浴槽、すべて綺麗です。新しくなって2年ちょっとしか経ってないわけですからね。雰囲気は銭湯ではなくスーパー銭湯のような感じ。でも値段は他の銭湯と一緒。そのため結構混んでるんです。平日の16時前に入ったんですがだいぶ混雑しています。
湯温は41℃、38℃とかなり低め。泡風呂とジェット風呂、炭酸泉。壁にはモザイクタイルで描かれた富嶽三十六景。銭湯絵って良いもんですね。
新しいところもあるけど古き良き文化も取り入れているのが素晴らしいです。
ここの銭湯は屋根付きの露天風呂があります。この露天風呂は温泉となっています。このあたり特有の黒湯温泉。銭湯にいるのに露天風呂には入れて、それが温泉って素晴らしいです。
しかも温泉だけではないんです。ここの露天風呂、電気風呂も完備してるんです。
露天で電気風呂ってはじめてだし、温泉の電気風呂ってのもはじめて。
サウナは8人くらいは入れます。ここの銭湯は人気のようで混んでいます。サウナも同様に混んでいる状態。ただだれも一言も発しません。流石に混んでいるので喋るのを慎んでいます。
ちょっと人が多いので心は休まりませんが、きれいなお風呂でよかったです。490円でこのクオリティの風呂に入れるのはうれしいですね。
千年温泉はスーパー銭湯みたいな雰囲気でビールも売っています。でも武蔵新城駅の周りにはいろんな店があります。ここで飲むわけにはいきません。
といいつつコーラを飲んでしまいました。瓶コーラってなんだか魅力的に感じてしまいます。手に取ったのはビールではありませんでしたが喉を潤わせてしまいました。
もうお店が開き始める時間です。風呂上りにどっかの店に立ち寄りたいと思います。
駅前には結構焼肉屋があります。コロナで利用者も増えているであろう一人焼肉店。
安安にはお世話になりました。ラムチョップとホルモンしか食べたことないですが、それとビールがよく合うんです。
でも焼肉とか焼き鳥って煙臭くなるじゃないですか。せっかく風呂上りなので煙が出る店は避けるべきなのでしょうね。それ以上にさっきコーラ飲んでしまったので“ビール飲みたい欲”が減ってしまっています。
こちら、風呂に入りに行く前にちょっと気になっていました。店名は「ヴィ」。普通の喫茶店です。確か昔この店に来たことがあるような気がしたんです。
記した通り武蔵新城にはパチンコ屋に行ってました。
午前11時30分にパチンコをやめてご飯を食べる。その時にこの店に立ち寄ったのでしょう。25年くらい前の話です。懐かしくなっちゃいました。
本日のおすすめはこの3品。喫茶店に行っちゃうとナポリタン食べたくなっちゃうんですよね。
ビール欲は満たされている。あとはご飯が食べられれば良い。ってことでナポリタンにしちゃいます。
結局ビール頼んでるー。
この店、喫茶店ですが酒類が揃っています。酒飲みの喫茶店のようです。
ツマミは柿の種とナポリタンの付け合わせのサラダ。
そんでこちらが注文したナポリタン。ザ・洋食の味って感じです。
ナポリタンって玉ねぎとピーマン、マッシュルームにベーコン。それにトマトケチャップ、隠し味に醤油があれば作れます。
店で作るのも家で作るのも同じなんです。でも、これを家ではなかなか作らないんです。お店のナポリタンって味が濃い目なんです。その理由はケチャップを大量に入れるから。健康に悪い量を使用するんです。自分で作ると制限しちゃうんでこの味が出せない。つまり店でしか食べられないんです。このケチャップガッツリ入った味が濃いナポリタンはたまりません。
喫茶店は二階にあります。そのため外の景色が見れます。景色といってもアーケード街の中。見えるのは歩いているお客さんだけで空は全く見えません。でもこのような雰囲気が味わえる店は少ないのでしょうね。
ヴィは40年以上前から営業しているんだとか。この手の店があるとついつい入りたくなってしまいます。新城あいもーるの入り口の方にも純喫茶っぽいところがありました。あちらにも行きたいですね。
武蔵新城にはまだ銭湯がいくつかあります。商店街もいくつかあるので当面はこのあたりで足止め、もしくは川崎駅あたりに宿をとって連日銭湯通いをするかですかね。