山林生活

【川崎市多摩区】宿河原浴場、多摩川の河川敷で一杯

【川崎市多摩区】宿河原浴場、多摩川の河川敷で一杯

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本日は南武線の宿河原駅に来ております。今回は駅近くにある銭湯に行くためにこちらに来ました。

市内35ある銭湯。そのほとんどが第三京浜より南側にあるんですが、川崎北部に3軒だけ銭湯があります。先日百合ヶ丘と読売ランド前にある銭湯にお邪魔し、本日3軒目に行けば北部は制覇となります。とっとと制覇したいので早速訪れました。

ここに住んでいる人以外は宿河原駅はあまり利用しません。昔はなにもありませんでした。
現在は向ケ丘遊園地跡に藤子不二雄ミュージアムができ、宿河原駅が最寄りとなります。しかし隣の登戸駅からシャトルバスが運行しているためここから歩く人は少ないのでしょう。

この右にそれている道は鉄道の跡なんだそう。この道沿いに進むと多摩川に抜けられます。昔は砂利を採掘していたそうで、ここより川崎の河口まで運んでいたんだとか。
宿河原駅は昔は登戸方面と多摩川方面の分岐ポイントでした、多摩川方面の路線は戦前には廃線になっています。大分昔になくなっていますが、路線の構造は変化がないためほかの駅よりも幅が広いんです。広いのに人が少ないから殺風景に感じてしまうのでしょう。

登戸の方が栄えているため宿河原の駅前は大分静かです。

早速ですが本日入るお風呂は「宿河原浴場」というところ。駅から歩いて2分くらいの距離。駅から銭湯の煙突を見ることができます。

外観は比較的綺麗です。でも昔からある銭湯。

本日はサウナも入っちゃいます。サウナに入るかどうかはその時の気分。今日は入りたい気分でした。サウナ料金は200円。いつも通り石鹸も購入。
脱衣所はそこまで大きくなく自動販売機がありません。受付のところにあり、ビールもありました。

宿河原浴場のお風呂、結構温度が高いです。42~44℃と良い感じです。またシャワー、カランから出るお湯も若干高め。
普通の銭湯は湯温よりもシャワーの温度は低いんです。でもこちらではかなり熱めに設定されています。お湯が熱いっていいですね。

オープンすぐに行ったのですがお客さんが結構多いです。多摩川に近いこともあり、ランニングあとにお風呂に入りに来る人もいるんだとか。早い時間だと老人ばかりですが中年男性もいます。浴場の中は静かです。

赤外線風呂というものがあり湯舟の中で赤くライトが光っています。効能など書いてあるけれどもよくわかりません。またラジウムを使ったお風呂もあります。いわゆる放射能泉ってやつです。
ラジウム泉、ラドン風呂っていうのを取り入れている銭湯は比較的多いです。しかし効能については眉唾で「医学的には解明できない効能」とか「科学ではわからない不思議な力」とか、どうも受け入れ難い文言を使用しているんです。アルカリ鉱泉で皮膚病によいってのはなんとなく理解できるんですが、どうも放射能とか水素水とかトルマリンGとか目に見えないものはなかなか受け入れられないんです。

まぁ銭湯でその手の効能は求めていないのでどっちでもよいのですが。

普通の湯で良いんですが、他の温泉との差別化をしているのかラドンを取り入れているところは多いです。それ専門の業者があるっぽいですね。効能表のところに書いてある企業名がどこも同じです。

さて、サウナに入ります。
サウナは少し小さめ。詰めて入っても4人が限界。2人が入るのがちょうどよいサイズです。少人数なので中で話すこともありません。静かに過ごせます。

ズズズ...カーッペッ!...カーッペッ!

先客が鼻水をすすっています。そのあと痰を吐いてます。サウナの中は熱いので鼻腔内に汗をかいて鼻水が出ることもあるでしょう。喉が渇き痰が出ることもあります。出ることがあるのはわかるんですが、その痰をそこで吐かないでほしい。だって、そこ木の板の上ですよ?痰が出たなら洗い場に出て水で流してほしいんです。その場で吐いたらそこに残っちゃうじゃないですか。

話さない。黙々としている。黙浴は実行している。
でも痰は辞めてほしい。これ、コロナとかそういう話以前の問題です。まだ地元客が話しかけてくる方がマシです。
痰吐いている人が隣にいる中でゆっくりサウナに入れるわけないでしょう。
今回もサウナ失敗となりました。これも民度ってやつなんだと思います。

南部の銭湯でこのようなことはありませんでした。
まぁ一軒だけしか利用したことが無いためサンプルが少ないですが南部はこの手の問題はないんだと思います。

川崎は民度が低いというのは総じてそうなのでしょう。でも南部と北部の銭湯では明らかに客層が違います。
南部では倶利迦羅紋紋、つまり刺青を入れた人が比較的多いんです。

刺青が入った強面のにぃちゃんが風呂にいた場合どうでしょう。
皆さん粗相のないように過ごすわけです。静かに波風を立てず本来の目的である「湯に浸かる」ことに専念するわけです。当然無駄話もせず、痰をその辺に吐くこともないでしょう。
そして強面のにぃちゃんも粗相のないように過ごすわけです。
公衆衛生上の関係でヤクザも利用できるとはいえ銭湯はカタギの世界。一般の方と揉めるのはご法度です。ことなく穏便に過ごすわけです。むしろ普通の人よりも礼儀正しいです。

そうなんです。川崎南部は外では規律が乱れていますが、風呂の中では規律が乱れていないんです。
それもこれもヤクザのおかげ。川崎北部はその緊張感がないため乱れやすいのでしょう。

まぁでも今回で川崎北部銭湯巡りは最後です。第三京浜より北西側は制覇しました。次に行くのは川崎南部となります。

宿河原浴場ではビールも売っていますが、今回もせっかくなのでお店に行きたいと思います。

まだ少しばかり早い時間なので飲食店はまだオープンしていません。というより宿河原は飲食店の選択肢が少ないです。ここは少し移動したいと思います。たしか隣の久地駅のそばに立ち飲み屋があったはずです。そこであれば外みたいなところだから感染症の不安も軽減されるんじゃないでしょうか。

こちら、二ヶ領用水です。川崎氏育ちの人であれば必ず学校で叩きこまれる知識です。この川が川崎を発展させたという話を延々と聞かせられるわけです。元々は農業用水路として江戸時代より前に開発が始まり、これによってこのあたりの稲作や果樹園が発達しました。でもそれは昔のこと。昭和に入ってからは生活用水を垂れ流し、どぶ川となっていました。そもそも多摩川も一昔前は油が浮いていて泡立った水が流れていたくらい汚かったですからね。今はかなりキレイになりました。
二ヶ領用水も昔とは違ってだいぶきれいになりました。ヘドロが溜まってかなり臭かったんですが、よくザリガニ釣りをしていた記憶があります。今はザリガニ獲れるんでしょうか。

川崎市民は多摩川で育ったと思いがちですが、実際のところは二ヶ領用水のほうが密接にかかわっているんです。
多摩川なんて全然行かないし興味もありません。

この川を下って行けば久地駅の方に行けます。
駅近くの商店街の通りにちょっと変わった焼き鳥屋さんがあったはず。

店やってねーし。というよりすでに潰れているし。

お店に最後に行ったのは10年近く前。その当時から大分年季が入っていたと記憶しています。調べたところ4年ほど前に店をたたんだんだそう。
飲み屋というよりは商店でイートインスペースがあるようなところ。チープな感じが好きだったんですがこれは残念です。

久地駅も、あまり何もないんですよね。探せばあるんだと思いますが。せっかくここまで歩いてきましたが今回は宿河原です。というわけで来た道を引き返します。

居酒屋的な店が一軒開いてますがどうも食指が動かない。色々考えた結果、一つ思いついちゃいました。

川崎市民は多摩川を愛しているんだった。

そうです。近くに多摩川流れているんだからそこでビール飲めば安上がりだし雰囲気も味わえるんじゃないでしょうか。Googleの地図で調べたところ「宿河原縄文時代低地遺跡」というところがあるようです。せっかくなのでコンビニでビールを買ってそちらに行きたいと思います。

地図で見ても「宿河原縄文時代低地遺跡」は河川敷の中なので増水すれば水浸しになるような場所ですが本当に遺跡があるのでしょうか。

こちらがその場所なんですが、まったくそんな様子はありません。現在護岸造成中で工事をしているようです。
そもそもこんな川沿いに人が住めるはずがないんです。記した通り増水すれば水の底。建物を建てたとしても川の水に流されてしまいます。昔の人はそういうことを考えないのでしょうか。

現代の人もそういうことを考えないのでしょうか。

増水が無ければ人の目も少ないし、居心地もよさそうな場所ですからね。終の棲家は最適な場所です。

本日は多摩川の河原で一杯。ハイネケンをチョイス。
日中はポカポカしていますが日が暮れだすと冷え込みます。野外でビールを飲むのは少し早いです。春までもう少し。

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