【川崎銭湯35次】川崎区かまぶろ温泉のサウナ
川崎大師のそばにある若宮八幡宮です。金山神社とも呼ばれるこちらの社、毎年4月はにぎやかな祭りがあります。4月の第一週の日曜日は諸外国から人が集まり日本でも珍しい奇祭が行われます。
こちらの金山神社は性病予防や安産祈願のご利益がある神様がいて毎年四月に「かなまら祭り」が行われます。男性器を模した神輿が町内を練り歩くわけです。性病にご利益がある神様なんて世界で見てもそこまで多くはないのでしょう。しかも男性器を祀っていて日中にそれを担いで町内を練り歩くってのも不思議な光景です。そんなわけで外国人も多く観に来るんです。
あと、ゲイやバイセクシャル、レズビアンの方も多くいます。とくにゲイの方はエイズにかかりやすい立場にいる人たちです。肛門性交は通常の性交よりも感染リスクが高いんだそう。エイズは研究が進み今では死の病ではなくなったものの薬を飲み続けなければならないという状態は一生続きます。感染していないものは感染しないよう神に願い、感染したものは今後治療法が出来るのを願っているのでしょう。
そんなお祭りが毎年4月に行われるのですが、今年はコロナウイルスの影響でお休みとなりました。神事だけは行われ、お祭り自体は行わなかったそうです。
今年は「オカマが担ぐエリザベス神輿」を見たかったのですが残念です。
来年の4月は渡航制限も解けて感染症の無い中で性感染症予防祈願のお祭りが見れることを期待しています。
今日はこちらに寄るためにここに来たわけではありません。銭湯に入りに来ました。まだ銭湯通いは続いているのです。ちょうどこっちにきたのでついでに風呂入ろうと思いまして。
川崎の浴場といえば堀之内と南町ですが、一般浴場も川崎区には多いのです。本日は若宮八幡宮にほど近い銭湯に行くことにしました。
名前がエリザベス神輿に引っ張られる感がします。「ヘルシースポット」って字が「セクシースポット」に見えなくもない。
韓流マッサージもあるしチャイナマッサもあります。
さらにはタイ式サロンまで。ほぼ歌舞伎町の怪しいエステとラインナップが一緒ですが、こちらは至って普通の銭湯のようです。
券売機でチケットを購入。今日も変わらずサウナを足します。チケットと靴箱のカギを番頭に渡すとロッカーのカギがもらえます。この靴箱のカギを渡す店かどうか、ロッカーのカギをもらうタイプの店なのかは実際に行かなければわかりません。これまでも「お客さーん、靴箱のカギ―」って声かけられたこともありました。システムは店によって違うので番頭さんに聞きながら中に入るのがよいでしょう。
脱衣所はキレイ、洗い場もキレイです。銭湯では珍しく備え付けのシャンプー、リンス、液体せっけんがあります。今日は車で来ているので積んであった石鹸を持ってきたんですが不要でした。
湯舟は小分けにされていて温泉、泡風呂、ジェット風呂、水風呂になっています。湯温は40~42℃くらい。天然温泉は黒湯ではありますが川崎市内で見る黒湯に比べると色が薄めです。単純食塩泉というもので舐めたらしょっぱいです。このあたりは海も近いので塩が混じるんでしょうね。
さて、サウナに入ろうと思います。
サウナは比較的広いです。鍵はなく誰でも入ろうと思えば入れる性善説システム。室内には4名いますが皆静かです。自分含め5名。テレビがあるのでそれが見れるのもいいですね。みな黙って静かにテレビを見て、頃合いを見て外に出て水風呂に入る。少し経ったらまたサウナに入るといった作業を皆繰り返しています。要は「整う」を目指しているようです。
本日は車なので風呂上がりの飲みも無し。そのため銭湯にあったリンゴ酢で乾杯。
川崎駅界隈であれば車無しでも行けますが、産業道路の方は車が無いと銭湯まで行くのが大変です。いっそのこと銭湯巡りのために川崎区のホテルに泊まってもよいかもしれませんね。