南武支線小田栄駅そばの銭湯「栄湯」
こちらは2016年に新設された小田栄駅です。川崎市内では国鉄からJRになってからはじめて出来た駅なんだそう。出来たといっても無人駅です。南武支線は電車の本数が少なく、川崎駅に直接行けません。川崎に住んでいながら一度も南武支線には乗ったことがありません。電車よりもバスや自転車の方が便利ですからね。
というわけで本日もレンタサイクルを借りて銭湯の近くまで来ました。
人口増加とともに駅の必要性があるってことで新設された小田栄駅。実際に付近には大きなマンションも建っており、商業施設もあります。
こちら駅前にあるコーナンです。西松屋もあります。
イトーヨーカ堂がメインの商業施設って感じでしょうか。このあたりは都心に近いけれども公共交通機関がそこまで発達していない地域なのかマイカー所有率も高いようで駐車場完備の店舗が多いです。
またこちらの店舗もそうですが、大型商業施設が多いです。鈴木町の方にもイトーヨーカ堂がありました。産業道路沿いにはコストコもあります。
東京一極集中型で23区は地価も高いです。川崎であれば東京駅まで20分もかかりません。高いところに住むよりも川崎の方を選ぶ人も多いんだと思います。川崎駅まで離れているといっても2~3kmほど。自転車で15分程度の距離ですのでそこまで不便ってわけでも無いようです。
本日の銭湯は「栄湯」というところ。銭湯の営業時間や休業日は組合が運営している銭湯サイト、またはGoogleマップの情報で見るのですが、サイトによって休業日が違うことがあります。いつ営業しているのはかは不明で、開いているかどうかは直接現地に行ってみなければわかりません。川崎区は銭湯が多くあります。ここからでも歩いて行ける距離にあります。そのためもし休みだったら他の銭湯に行けばよいというスタンスでいることが大切です。
栄湯にはサウナがありますので利用します。ただ料金が300円とちょっぴり高めの値段設定です。
古そうですが清潔感があります。湯舟は白湯とシルク風呂、それと電気風呂があります。お客さんが少なく静かに入ることができました。
サウナですが、こちらは利用者がゼロでした。300円と高い値段なのが理由なのかもしれません。サウナ室は広めで8人ほどは入れる大きさ。室温も高く気持ちよいです。
200円と300円、100円の値段の差ですがこれが大きいのかもしれません。混んでいるサウナに200円払って入るのであれば1人で周りを気にせずに利用出来て300円払うほうが断然よいですよね。水風呂のタイミングとか周りを気にせずに入れるのは気分いいもんです。案外穴場なのかも。
でも水風呂にはいつも誰かが入っている。
水風呂は決してサウナ利用者のものだけではありません。
銭湯で配っている漫画冊子には「温冷交換浴」を紹介していました。
サウナ⇒水風呂ではなく温かい風呂⇒水風呂を交互に入ることでサウナと同じ効果が期待できるんだとか。それを行っている人は結構いるようで、水風呂が混雑していることもあります。サウナ室から水風呂が見えればよいのですが、ほとんどの銭湯がそういった造りになっていないため出たとこ勝負なんです。
サウナから出て水風呂に人が入っていると気まずい状況になります。温冷交換浴で入っている方はサウナから出てきた人がいるとすぐに水風呂を明け渡してくれます。それが気まずいんです。でも今日はのんびりサウナに入ることができました。
栄湯はそこまで混んでいなく、サウナ利用者も少ないので今の時期はよい場所ではないでしょうか。
風呂上りにコアップガラナを飲みます。こちらのガラナは川崎飲料ってところが製造しているんだとか。川崎飲料といえば銭湯サイダーを作っているところ。なんだか銭湯と強いつながりが感じられます。
コアップガラナはもともとブラジルが原産。ブラジル人街がある鶴見が近いからコアップガラナを取り扱っているのでしょうか。
ガラナは北海道に行くと飲みます。北海道のご当地ドリンクですよね。
ブラジル原産のものが北海道ご当地ドリンクになったのは理由があるんだそう。
アメリカのコカ・コーラに対抗するため、中小飲料メーカーが手を取り合い、コーラに対抗するためにブラジル大使館の指導のもと炭酸飲料を製造したのがコアップガラナのはじまり。しかしコカ・コーラの力は強く、ほとんどが負け戦となってしまったんだそう。でも北海道はまだコカ・コーラの手が伸びていなかったためコーラよりも先にコアップガラナが定着したんだとか。
沖縄の血をひくブラジル人が多い鶴見区のとなりにある韓国人が多い川崎で北海道土産で有名なブラジルの味であるコアップガラナ飲む。まさに多国籍国家川崎だからできることです。
帰りは自転車ではなくバスを利用します。どこのバス停でも川崎駅行きがあります。川崎区の移動は電車よりもバスですね。