渋谷系と山谷系、ストリートファッションは似て非なるもの
昨日と同じメニューです。でもこれでいいんです。朝食を出してくれるだけありがたい。
今回宿泊しているホテルは外観は大分古いですが中はしっかりと掃除されています(ペットOKなので少し臭うところがありますが)。そしてホテルの人が優しいんです。
値段が安いので部屋の掃除とかはないしシーツ交換も別料金です。でもそんな頻繁にシーツを変えてもらう必要もないでしょう。普通のホテルのサービスが少し過剰なんだと思います。これくらいで十分なんです。
朝食を取り部屋に戻ります。部屋の清掃が無いためベッドメイクとか気にせず滞在できるというのもよいところ。でも狭いし机が無いので何もする気が起きません。まだこの暮らしにはなれていないようです。そんなわけで昼前に外出しました。
行った先は横浜中華街。
昨日と全く同じことを繰り返している世界。
横浜中華街といえば萬珍樓です。中華街に行ったことが無かった私でも名前を知っている店です。そんなわけで昨日行こうと思ったのですが運悪く定休日。そのため再アタックしようと思いました。
コース料理もあるようですが単品でも頼めるようです。ここで横浜名物サンマーメンを食べたいと思います。
萬珍樓の店の雰囲気は高級感のあるレストラン。店に入ると受付の人が近づいてきます。私の全身を見た上でこのように言われました。
「申し訳ございませんが本日は生憎混んでおりまして。」
名の知れた有名店。昼時であれば混んでいることもあるのでしょう。本当ならば予約をしておくべきなんです。予約をしていないから待たなきゃいけなくなるわけです。
でも、本当に混んでて席いっぱいなの?どうも服装で判断された感がしたのです。
現在の服装はいつも通りハーフパンツにサンダル、Tシャツ。いわゆる“寿町ファッション”なんです。
歩いてすぐそこの街に準じた服装。高級レストランには似つかわしくない服装なんです。
萬珍樓のサイトを見たところドレスコードは設けていないようですが「周りのお客様に不快な印象を与える服装はご遠慮いただいております」と書いてありました。
明らかに周りのお客様に不快な印象を与える服装
異臭がするわけでもなく、ボロボロの服ではありません。ただ単にチープな格好で寿町でよくみられる服装ってだけです。
しかし見た目も雰囲気も好ましくない。
体よくいえばストリート系、でも実際のところは“山谷系”。
若者であれば許されたのかもしれません。しかし若者ではない人がストリートファッションに身を包めばそれは「道端で生活している人」になってしまいます。ホームレスみたいな服装っていうかホームレスそのもの。そんなヤバそうな輩は受け入れたくないのでしょう。かといって「その服装ではほかのお客様に迷惑がかかるので」とは言えないのでしょう。
頼むから出てってくれというのをオブラートに包んで言った言葉が「生憎混んでまして」だったんだと思います。
正直なところ店に入った際に明らかに場違いな服装をしていると思いました。
これは京都のすき焼きやに行ったときも感じたし、マカオで高級ホテルに泊まった時も感じました。
ハーフパンツにTシャツは一般的にダメな格好なんだと。たとえリゾート地だとしてもTPOってものがあるのです。そこにあった服装はすべきなのでしょう。海辺ではハーフパンツでよいですが、夜のディナーは相応の恰好をすべきなのです。今回もまさにそう。
寿町ではTシャツにハーフパンツ姿は普通。
住民の大半がTシャツ姿。一部は上半身裸。
住民の大半がハーフパンツかジーパン。一部はトランクス。
寿町では半裸はアウト、Tシャツは正装。トランクスはアウト、ハーフパンツは正装。
お隣りの横浜中華街だと寿町の正装はパンイチで歩いているのと大差ないと思われているようです。
この服装問題、今後海外に行くときも注意しなきゃですね。
「Tシャツ2枚で旅行できるぜ!」って自慢するのではなく、日本人として恥じない服装でいることも大切なんだと思います。
萬珍樓で重要なことを学びました。仮に今回服装によるものでなかったとしてもいい大人なんだからこういったところも気にしなければダメですね。
萬珍樓に行きたいですが服装上今回は行けそうにありません。かといって500店舗近くある中華街から良店を探すのは困難です。
そもそも保守的な人間です。萬珍樓を選んだ理由も名が知られていたから。
名の知らぬ店よりも得体知れない飲食店レビューサイト書いてある「おいしかったけど今日は天候が悪く景色が楽しめなかったので☆2です!」というのを参考にして店を選んでるんです。
迷った挙句、名の知れた店をチョイス。
横浜といえば崎陽軒のシウマイです。普段は新横浜駅構内でお世話になっています。「シウマイBAR」ではシウマイをアテに酒が飲めるそうです。そういえば居酒屋新幹線をする場合は帰りばかりです。行きは仕事があるため崎陽軒のシウマイをアテに飲んだことがありませんでした。
ひょうちゃんではないのは残念です。別に持ち帰るつもりはないですが醤油さしはひょうたん型の陶器のやつじゃないと崎陽軒っぽさが感じられないです。
ほかの種類のシウマイもありましたがいつもの「昔ながらのシウマイ」をチョイス。崎陽軒といえばコレです。
というよりこれしか食べたことしかないので昔と今の差がわかりませんでした。安心の味です。
そこまで遠くなかったので「港の見える丘公園」にも行ってみました。名前は知っていましたがここにくるのはたぶん初めてだと思います。
結構きつめの階段を登ります。
港が見えますね。ありがとうございました。
老舗に行きたかったけど服装が理由で行けませんでした。服装関係なく混んでただけかもしれませんが仮にそうだったとしてもTシャツにハーフパンツで行くようなところではありませんでした。高級店に行く場合はそれなりの服装をしなければですね。
まぁこれは仕方のないことです。
今度機会があればまた行こうと思いネットで見たのですが、
知っていたのは萬珍樓ではなく聘珍樓のほうでした。
中華街は似たような名前のところが多すぎます。