【ドヤ街宿泊旅】横浜中華街にある銭湯「恵びすの湯」
今回宿泊しているホテルには部屋に風呂はついていませんが共同シャワーがありこちらは無料で利用できます。でも寿町の周りにはいくつか銭湯があります。そのため今日もお風呂に入りに行こうと思います。
寿町は夜でも人通りがあります。真っ暗でも道ばたに座っている人、寝ている人がいるんです。治安が良いのかどうかはわかりません。急に怒鳴りつけてくる人とかもいますが、基本的に危害を加えてくることはないんだと思います。そういった意味では安心の街なのでしょう。
でもネズミが結構走っているんです。
繁華街はネズミだらけで新宿でも深夜や明け方はよく目撃しました。
ガサゴソ音がすると思ってみてみると10匹くらいのネズミがゴミを漁っているのです。人が真横を通っても逃げることなくゴミを漁っています。ここにいる人たちは危害を加えないと知っているかのように。
街の中には公衆トイレがありコインランドリーも多くあり、銭湯やコインシャワーもほかの地域に比べると多いです。公衆衛生への意識は高そうに見えますが、こういう見えないところはそのままのようです。そしてネズミがいっぱいいるところのそばで座っている寿町の住人。これが日常だともうマヒしてしまうのでしょうか。
日中に老人がたむろしていたりなど他の地域とは少し雰囲気が違いますが、以前のような汚い雰囲気は減り街はだいぶきれいになったように感じました。しかしまだ見えないところではその当時の雰囲気が続いているようです。
昨日の銭湯は温度が熱くて良かったです。お気に入りなのでそこにもう一度行ってもよいのですがせっかくなので別のお店も開拓したいと思います。今回行った先は横浜中華街近くにある銭湯「恵びす温泉」です。
名称に「温泉」という字が含まれていますが、こちらは温泉ではないそうです。
実際に温泉でなくても屋号を「○○温泉」とするのは法律で規制されていないんだとか。
今回は別に温泉に入りに来たわけではないので別に構いません。
一応ラドン温泉ってやつになるんじゃないでしょうか。
料金は490円。サウナを使う場合は別途260円が必要のようです。
今回はサウナに入りません。手ぬぐいは持っていきましたが有料で貸し出しタオルがあったのでそれを使用しました。あと石鹸も購入。
施設内は清潔に保たれていてキレイです。ジャグジーや歩行浴、薬湯などいろいろあります。また電気風呂もありました。こむら返りが起きないよう注意しながら電気風呂に入ります。
お風呂の温度は適温でした。ゆっくり浸かるのであればよいのですが、熱い風呂に「熱い!」と言いながら入るのが銭湯の楽しみでもあるのでちょっと残念。でも一般受けするのは40℃とか42℃くらいの湯温なんでしょうね。
風呂を浴びたら食事にしたいと思います。
京都に滞在していた時は比較的テイクアウトで食事を取っていました。でも今回の宿泊場所にはテーブルがありません。部屋で食べるのがちょっと気分が乗りません。そのためササっと食べて帰りたいと思います。
とりあえずトマト。やっぱり夏は冷やしトマトにかぎります。
トマトに塩かけるだけで美味しいツマミになるんです。健康にもよさそうだし。
塩辛。塩トマトに塩辛と塩続き。
最後は刺身盛り合わせ。一人前ですが結構ボリュームがあります。
どうやら立ち寄った店は神奈川の地場の魚を扱う店だったようです。タコ飯がおススメのようですがこれでお腹いっぱいとなってしまいました。
朝起きて朝食を食べ、昼過ぎに外出。昼飯食べたあとは喫茶店で作業をして日が暮れたら風呂入って飯食ってホテルでのんびりする。クソみたいな生活をしています。これを続けていればいずれ廃人となってしまうのでしょう。でもこういう生活も憧れます。
夜の住宅街で煌々とひかる自販機です。しかも酒販の自販機。
昔は酒屋の前に必ずありました。24時間買えるため便利ですが、未成年も簡単に買えるので国が撤廃に向けて動いたそうです。酒販業界は身分証で年齢確認ができるなどの機能を自販機に取り付けたりしたのですが、設備投資に費用がかかるため徐々に設置する人も少なくなりました。96年は20万台近くあった酒自販機は現在15000台程度に減っているようです。
酒屋が24時間のコンビニチェーンに変わったため自販機を必要としなくなったという点もあるのでしょう。対面での販売ではない場合、未成年者の飲酒防止や飲酒運転につながるリスクもあります。そのため酒自販機は時期になくなっちゃうのでしょうね。今ではビジネスホテルか、ドヤ街といわれるところでしか見なくなりました。
ビールだけではなく日本酒や焼酎の取り扱いがあるのは魅力的です。
寿町でも少し歩けばコンビニがあります。ミニスーパーもあります。そちらで買えば少し安いし種類も豊富です。
でもこの自販機が無ければだめな人もこの街には多くいるのでしょう。
“少し歩く”といっても健常者が歩いたらの場合です。寿町には車いすの人が多くいます。半身不随などではなく高齢で足腰が弱っているという感じなのでしょう。日常生活はできるものの普通の歩行が困難という方が多くいらっしゃるようです。歩いて3分くらいのところにあるコンビニに行くのも楽じゃないのでしょう。そういう人たちにとっては酒自販機はオアシスのようなものなんだと思います。
また人と接することができないためコンビニに行くのもしんどいという方がいるようです。全く接せずに生活はできませんが、できることなら避けたいという方にとっては自販機は重要なのでしょう。
社会に溶け込むことができずここで生活をしている人はいます。そういったところで酒自販機は福祉の一つなんだと思います。
寿町にある酒自販機は免許証で成人かどうかを識別しています。高齢者が多くいる寿町。免許証を返納した人、そもそも持っていない人もいるのでしょう。なかには身分を証明できない人も。そういう人たちでも安心して買える自販機があるといいですね。
売ってるのは害のあるアルコールですが。