川崎区渡田の銭湯「美和乃湯」とソウルフード「ニュータンタンメン」
川崎で借りれるレンタサイクルは借りた場所で返すだけではなく、各地域にあるサイクルポートに返せます。つまり乗り捨てが出来るんです。もちろんサイクルポートが無ければ乗り捨てができません。地域によってはサイクルポートがないので使えないってことも。
川崎市ではハローサイクリングというところが運営元となっています。それ以外にもドコモのレンタサイクルっていうのが都心部にあります。しかしドコモのレンタサイクルは世田谷や川崎北部にはサイクルポートがないので使いづらいんです。
今日も自転車で行こうと思っていたのですが目的地の最寄りにサイクルポートがあったとしても満車だと返却ができません。今回行く銭湯の近くにはサイクルポートがありましたが満車の状態でした。そのため自転車を借りずにバスで行こうと思ってバス停へ。ちょうど来たバスに乗りました。
バスには川04とか川07とかなんだかわからない暗号みたいなのが書いてあって、それが行先を知らせるもののようなのですが、初見では判断ができません。終着駅は違うけど、ルートは途中まで一緒だろうと思い飛び乗ったんですが、全く違う方向に連れていかれました。というわけで今日行く銭湯を変更。残りの川崎区の銭湯は3軒ですが、その内の1軒にこれから行きます。
本日行くのは川崎新町駅近くにある「美和乃湯」というところ。昨日行った栄湯の近くです。サウナがあるのでサウナ利用で。
白湯、電気風呂、露天風呂があります。露天風呂は薬湯でラベンダーっぽい紫のお風呂。
ここの電気風呂ははじめての感覚。電気がかなり弱めです。これまで入ってきた電気風呂は電極の近くはまず入ることが不可能という電力でした。電気の力で筋肉が緊張して足つりそうになるんです。でも美和乃湯の電気風呂はかなり優しいです。電極にもたれかかることができるくらいの強さ。これであれば長風呂も可能です。
サウナは6人が入れるくらいの広さ。今時は4人が上限でしょう。テレビはありませんがずっと演歌が流れています。地方の赤ちょうちんに入った気分。
サウナの温度は結構熱めです。どうやらここのサウナには“裏コマンド”があるようです。普段は90℃くらいの室温ですが、温度センサーを濡れタオルで隠すことでエラーをおこさせるようです。常連っぽい人がそれをしてから室温が急に上がりました。このバグを用いた裏技、本当に良いんでしょうか。
今日もいい湯でした。とりあえず今回の滞在ではここが最後の銭湯です。川崎区は残り2軒。川崎市全体だと残り9軒です。
気合入れれば9日間で制覇出来ますがゆっくり銭湯に行きたい時に行こうと思います。
今日は銭湯のあとこの辺で食事をしたいと思います。行った先は川崎新町駅です。
川崎駅近くに住んでいたことがあるのに川崎新町駅の方には一度も行ったことがありませんでした。有人駅ですが南武支線は本数が少ないので利用者もそこまで多くありません。隣駅は八丁畷駅で京急線も走っています。そのためそっちまで歩く人も多いんでしょうね。
駅前の通りです。店はありません。
川崎高等学校を抜けた先にある京町通りというところが商店街となっているようです。京町という名称は「京都」からきているように思いますがそうではないそうで、川崎の京町は「京浜急行」の「京」が由来。ちなみに鶴見区には「浜町」という名称の街があるんだそう。ちょうどこのあたりは市境に運河が流れており、東京に近い方を「京町」、横浜に近い方を「浜町(現在は平安町)」、二つ合わせると「京浜」と土地造成をした京浜急行から名付けたんだそう。
川崎区や鶴見区の地名や駅名は人名や企業名が用いられているところが多いです。武蔵白石は日本鋼管の白石元次郎から、鈴木町は味の素の鈴木三郎助から、安善町は安田財閥の安田善次郎、扇町は浅野家の家紋が扇だったからつけられた名称です。このあたりは埋め立てで出来た場所でそもそも名前の無い地域だったわけです。
この京町も名前が無く、造成した企業の名をつけたのでしょうね。
まぁ平安町とか一の辻とかの地名があるので京都を意識している部分もあるのかもしれません。
本日の夕飯はこちらにしたいと思います。
川崎市民のソウルフードと呼ばれているニュータンタンメン本舗です。
川崎市民のソウルフードといわれているのが解せません。カップラーメンに出会うまで知りませんでした。川崎北部には昔は店舗がありませんでした。当然行ったこともなく存在すらしらなかったです。川崎市民のソウルフードというのは偽りありで、川崎区・幸区のソウルフードくらいじゃないでしょうか。または川崎南部のソウルフードってところでしょうか。それとも川崎北部は川崎市に含まれないってことなんでしょうか。でもこれがソウルフードっていうんだからカップラーメンで済ませるんじゃなくてちゃんと店で食べるべきだと思い本日行くことにしました。
しかも元祖ニュータンタンメン本舗の本店です。
ラーメン屋だと思ったんですがなんだか違う様子。ファミリー向けの焼肉店のような感じ。店も広く店員の数が16人くらいいるんです。
酒が飲めれば確実に焼肉パーティーになりますが今日は川崎市民のソウルフードを堪能しに来ました。
こちらがタンタンメンです。
担々麵の生まれは中国四川省。担々は天秤棒を意味し、棒にぶら下げて担いで麺料理を売っていたためこの名前が付いたんだそうです。屋台や夜泣きソバとかと似たようなものだったんだそう。担いで売っていたため汁なし担々麵が本来の姿。でもジャパニーズはいつもの魔改造をし、色々な担々麵ができました。タンタンメンの定義というのが曖昧ですが、勝浦タンタンメンも担々麺だし、川崎のソウルフードも元をたどれば担々麵なのでしょう。
中辛にしてみました。辛味と溶き卵がマッチします。ニンニクがけっこうきいています。麺がくっついて束になり固まっていますがそれも川崎らしさの一つ。
以前こちらのカップラーメンを食べましたが味が忠実に再現されています。たまごのふんわり感とかは流石に違いますが味はほぼ一緒に感じました。
今回の川崎区滞在はここまで。川崎新町駅がありますが川崎駅へはアクセスが悪いのでバスで帰ります。残りの銭湯はまた別の機会に。