山林生活

コロナの明ける前。川崎夜の街散歩。

コロナの明ける前。川崎夜の街散歩。

[更新日]
[著作者]

川崎市内にある35軒全ての銭湯を巡りました。これでわざわざ川崎駅近くのホテルに滞在することもなくなりました。
本当であれば夜な夜な外に出て観光をしたいのですが東京は緊急事態宣言、川崎は蔓延防止措置の状態が続いており、ほとんどの飲食店が時短営業となっています。それにより夜の外出が一切なくなりました。夜になったら寝るだけ。すごい健康的な日々となっています。

でも最終日なんだからちょっと冒険の旅に出たいじゃないですか。ということで23時過ぎの川崎夜散歩をします。

23時でも人はボチボチ歩いています。ただお店がほとんど閉まっている状態。

チェーン店のようなところはテイクアウトのみの対応。

24時間営業のラーメン店も閉まっていました。夜に食事をしたいと思ってもどこも閉まっている状態。唯一の救いが牛丼屋のテイクアウトとコンビニくらい。ラーメン屋が夜閉まっているのは辛いですね。

でも営業を続けている店もあります。こちらでは酒類の提供もしています。終日酒を提供しているので早い時間は行列ができるほどです。
店がやっていれば行く人は行くし、店がやっていなければ路上で飲むのでしょう。自粛要請をしても強制ではないので防ぐことはできません。ちゃんと感染症対策をしているのであれば酒類提供もありだと思います。

こちらは仲見世通り商店街。
居酒屋は営業していませんがキャバクラ、ガールズバーは営業しています。

「キャバクラいかがですか」
「ガールズバーいかがですか」

話しかける客がいないため誰彼構わず声をかけている様子。
最近は黒服ではなくキャストの方が客引きをしているところも増えました。相手にするのは酔っぱらいです。街中とはいえ女性の客引きは大変そうですね。
ただそもそも人が歩いていないため客引きだらけとなっています。店を開けても客は来ないし、開けなくても保障は雀の涙程度のところもあるのでしょう。中には自粛要請の紙をドアに貼りつつ営業しているところもありました。違法営業となるため見つかったらかなりヤバそうですが、その辺のリスクは一切考えていないのでしょうね。

これより堀之内方面に向かいます。

前回の滞在の際にもこのあたりは散歩しました。
夜の堀之内はそんなに楽しそうなところがありません。特殊浴場の営業時間は日の出から24時までと制限されています。23時を過ぎると基本的に受け付けはしていないですが、中には対応しているところもあるようで「ラスト、お客さんどうでしょう」と声をかけてきました。短い時間で対応するのか、それとも24時過ぎて看板下げて営業するのかは不明です。

こちらは南町です。こっちも堀之内同様に静かな町です。

南町内にある旅館です。昭和35年創業なんだとか。銭湯を回るために川崎区のホテル探しをしていたときにこちらの旅館は見つけました。税込み4000円くらい。最近ではそれくらいの金額のビジネスホテルもあります。私が停まっているホテルは税込みで3200円前後です。
雰囲気を味わうのであればこちらでもよさそうですね。

ネオンはついてるけれども店は営業していないってところがほとんど。

南町には以前川崎に住んでいたころもあまり近寄らなかった場所です。そもそも堀之内だって自宅があったから頻繁に通っていただけで、町内の店にはほとんど行ったことがありませんでした。この手の街はこの手の店に行かない限りいくこともないのでしょう。

ちょうど川崎ロック座の近くで、女性に「遊んでいかないか」と話しかけれました。ついてくれば女の子選べるとのこと。つまりこの女性は女衒、ポン引きです。
南町には堀之内にあったような飾り窓スタイルのちょんの間はなく、閉ざされたスナックのような場所があっせん会場になっているようです。行ってみなければどんな子がいるのかわからないシステム。

料金は30分15000円、60分20000円。ホテル代込みというお話でした。ふっかけてくるかと思いましたが結構良心的な金額です。
この手の業種の人たちはかなり大変な状態です。給付金除外された性風俗経営者が国に対して賠償請求の裁判を起こしていましたが、ちゃんと届出をしているところですらこのような扱いをされています。当然違法店舗は何の恩恵も受けません。夜の街の灯りが消え、人が少なくなってしまった状態ではいくら街中で立っていたとしても客は集まらないでしょう。客が来ないため売り上げが上がらない。そこで働く人たちの収入が減り生活が苦しくなる。国の保護がないためさらに過酷な仕事をすることとなる。このように負のスパイラルから抜けられなくなってしまっています。昨年の初頭は「夏には落ち着くだろう」と思っていたものが一年経っても状況がよくなるどころか酷くなりました。変わらない自粛生活、コロナが明けたころ、この街はどのように変わっているでしょうか。

特殊浴場は24時までですが公衆浴場の政の湯は25時まで営業しているようです。

関連記事

【横浜石川町】電子マネーも使える激熱銭湯の小山湯
【横浜石川町】電子マネーも使える激熱銭湯の小山湯

簡易宿泊所は風呂がついていません。シャワーはありますが基本的に有料です。今回の宿泊プランは無料でシャワーを浴びれるようですが...

 
寿町ではない橋の向こうのもう一つのドヤ街「中村町」
寿町ではない橋の向こうのもう一つのドヤ街「中村町」

横浜には寿町にドヤ街があります。 東京の山谷、大阪の西成、そして神奈川の寿町。これら三つの町は三大ドヤ街と呼ば...

 
【発祥の地】野毛にあるセンターグリルの昔ながらのナポリタン
【発祥の地】野毛にあるセンターグリルの昔ながらのナポリタン

今回宿泊しているのは桜木町駅前のホテルです。今年できたばかりでだいぶきれいです。 朝食はホテル一階にある飲食店で。コロナウ...

 
闇市といえばホルモン。焼肉大衆で野毛を食らう
闇市といえばホルモン。焼肉大衆で野毛を食らう

昨日まで寿町内にある簡易宿泊所に泊っておりましたがまだ長期宿泊には慣れず、普通のホテルに引っ越しました。現在は桜木町にいます...

 
新設された小田栄駅最寄りにある銭湯「辰巳湯」
新設された小田栄駅最寄りにある銭湯「辰巳湯」

日中はホテルで過ごします。朝ごはんを食べた後、ずっとホテルに閉じこもり作業を続けるんです。ホテルの清掃時間は10時~15時。...

 

Profile

Author:

山林生活

山林生活を目指す。
でも都市型生活、旅行を中心にブログを書いてます。⇒プロフィール

お気に入りRSS