山林生活

映画を観た大人たちは南町へ消えていく。川崎南町って何があるの!?

映画を観た大人たちは南町へ消えていく。川崎南町って何があるの!?

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本日は川崎にきてます。川崎はアミューズメント要素のある町があります。
こちらはラ・チッタデッラ。駅前にあるアミューズメント施設です。
ラ・チッタデッラは映画館がある複合型商業施設。イタリアっぽい名称ですが施設内の雰囲気もイタリアっぽい感じがします。おしゃれなカフェや飲食店がある街並み。
そんな雰囲気のよい町の中にチネチッタというシネコンがあります。

川崎は映画の街と言われており、ここチネチッタには12スクリーン、TOHOシネマズに9スクリーン、109ネマズに 10スクリーン。川崎駅は30スクリーン以上あるんです。さすがは映画の街。かつては興行収入が一番だった時期もありました。
名実ともに映画の街である川崎ですがこのように映画館が多かったのは昔からでこの界隈は戦前から映画館が軒を連ね1930年代には川崎映画街と呼ばれてました。
テレビもネットもない時代、楽しめるのが映画だったのでしょう。
工場街として栄えた川崎には駅前に工員のための娯楽施設がありました。
川崎に映画街ができたのが日中戦争がはじまる頃。そのような環境でも賑やかだったのでしょう。川崎は太平洋戦争末期に空襲被害に遭っており映画街も焼野原へ。しかし戦後すぐに復興し以前よりも増して賑やかとなりました。最盛期には映画館が16館もあったそうです。そして1987年にチネチッタが誕生。現在のような街並みに変わっていきました。このように90年前から映画の街だったのです。

こちらは政の湯通りです。
町の境になっており通りの北側が映画街のある小川町、南側が南町となってます。
通りの名称の由来は政の湯という銭湯があるから。
銭湯の名前が通りの名称になるのは珍しいです。ほかに呼び名はなかったのでしょうか。

こちらが政の湯です。
1969年創業の銭湯。私は以前川崎の公衆浴場を巡った際にこちらに一度だけ訪れてます。東京湾に面したこの界隈は温泉がでるようでこちらも黒湯がありました。
銭湯価格で温泉が味わえる。気持ち良いお風呂でした。また入りたいですね。

ちなみに政の湯の並びこちらは特殊浴場となってます。

こっちもお風呂だった。

私は以前川崎の特殊浴場を巡った際にこちらに何度も訪れてます。

なんども訪れてるんだ。

銭湯価格ではないけどいろいろ味わえる。気持ち良いお風呂でした。また入りたいですね。湯舟は大して広くないけどマットとベッドが楽しめるお風呂。

一般には南町(みなみちょう)と呼ばれてますが正式には「みなみまち」。
川崎は堀之内という有名な特殊浴場街があります。
南町も堀之内に負けないほどの風俗街。南町が風俗街となった歴史は古くそのルーツは江戸時代にさかのぼります。

多摩川を渡った先にある川崎。川崎は江戸時代、東海道の宿場でした。
今では気軽に渡れる多摩川ですが当時は橋が架かってなく渡るのは渡し舟。しかし暴れ川と言われる多摩川は天候次第で渡れない日が続くことがありました。渡れる日まで足止めとなる。そんなわけで川崎宿は客が多かったのでしょう。
テレビもネットもなかった時代、娯楽と言ったらアレしかなかったわけで川崎宿には飯盛女がいたそうです。女給が急に恋に落ちるアレな店が街道沿いに点在してました。

今でも川崎に点在してそうなシステムの店。

飯盛旅篭は明治以降に貸座敷に転業。
その後も遊女屋家業が続きました。しかしそんな店が街中にあると風紀が乱れます。
そのため点在していた遊女屋を一か所にまとめ1904年に遊郭を設置することにしました。それが川崎遊郭です。

遊郭を設置したのは小土呂と呼ばれていたところ現在の南町がそこにあたります。
400年前から川崎はエロの街だった。

宿場だった堀之内は花街へ。指定された南町は遊郭へ。このように区別しました。

本当に区別されてたのかな。

一大歓楽街だった川崎宿にできた新たな遊郭。人気が出たことでしょう。
川崎は工業で栄えた街。多くの工員が駅前を利用したのです。
娯楽は映画しかないってことだったけどちゃんと別の娯楽も用意されていた。多くの工員が遊郭に行っててもおかしくない。

やっぱ映画だけじゃ慰めるものも慰められない。だから映画を見たあと遊郭に向かったのでしょう。この界隈は複合型商業施設の祖だったのです。

戦時中は他の遊郭同様に自粛となり戦後GHQの命令で公娼制度は廃止。川崎遊郭の歴史は幕を閉じました。そして南町は赤線街へ。

幕は閉じてねぇ。

ちなみに堀之内は青線街へ。

しれっと風俗営業始めちゃってる。

戦後赤線街となった南町にはカフェーと呼ばれる店が点在してました。
カフェー?喫茶店かな。

カフェーとは女給が急に恋に落ちちゃうアレな店。
なんか今でも川崎に点在してそうなシステムの店。

そんな店は人気だったんでしょう。しかし売春防止法施行とともに廃業となりました。そして南町は特殊浴場街へ。このようにして川崎駅前は風俗街になりました。
南町は400年の がれた歴史を味わえるんです。

ほら、特殊浴場があります。

こちらにも特殊浴場。

ここにも特殊浴場。
川崎400年の歴史、案外浅い。でもその歴史も厳しい環境にさらされてます。
全盛期は30軒近い特殊浴場がありましたが現在は半分ほどに減ってるようです。
風俗店への規制強化、娯楽の多様性、ライフスタイルの変化、景気の低迷。いろいろな原因があるのでしょう。

こちらにもお店がありましたがエルグランジュテというマンションが建ってます。グランジュテは仏語で大きな躍進を意味する言葉。特殊浴場街から躍進するって意味でしょうか。

南町は川崎駅まで徒歩10分ほどの距離。駅前は栄えており住みやすい環境です。
風俗よりも賃貸マンションの方がよいのでしょう。南町はこのように住宅街へと生まれ変わってます。紡いだ歴史はもう消えてしまったようです。ちなみにこちらにあった特殊浴場の店名はグランディール鼓桜でした。グランディールは仏語で成長を意味する言葉。歴史は紡がれてた。

こちらのお店、現在営業してません。閉店したのではなくどうやら営業停止処分を受けてます。この手の業界は行政指導を受ける場合があります。なぜ行政指導を受けたのでしょうか。

調べたところ摘発理由は女性従業員が客と売春することを知りながら個室を使用させ売春場所を提供したとされてます。

えっ!?お風呂屋さんなのに売春してたの?それは罪深い。
でも同店の役員は部屋の中で何が行われていたかは分からないって供述してたんだそう。

そりゃそうです。だって個室ですよ。個室の中で行われていることを知ってたら
それはプライバシーの侵害でしかない。部屋の中を覗くわけないじゃない。知らないのは当然のこと。

でも神奈川県警も寝耳に水だったことでしょう。
まさかお風呂屋さんで性行為をしてたなんて全然気づかなかったんでしょうね。
ちなみに南町には大きめの交番がありますがかつては川崎警察署がありました。
警察署真裏なのに排除されなかったソープ街。

警察が機能してない川崎。

川崎警察署は2003年に移転してます。

排除されたのは警察署の方だった。

警察署があった場所はハローワークへ。求人バニラの競合相手。

こちらは川崎ロック座です。
ロック座はストリップ劇場の最大手で浅草の劇場は80年の歴史がある最老舗店。
ここはもともと川崎東洋劇場ってところでしたが92年に川崎ロック座となっています。同店のオープンは11時。推しの踊り子さんが出演するのか。はたまたただの変態野郎か。9時過ぎですがすでに並んでます。

最盛期には300軒以上あったストリップですが現在は全国で20軒を切ってます。
関東は9軒しかありません。かつては過激なサービスの劇場もありましたが摘発に遭いその手の劇場はなくなりました。今では健全に不健全なショーを観るだけです。
当然踊り子さんに触れることはできないし館内での自慰行為は禁止。ただただ悶々とするけど何もできない。ほぼ修行してる状態。ストリップは性欲を満たすためではなく。ショーを楽しむところなのでしょう。
私は二度ほどこちらに行ってます。ショーを観るって点では楽しめましたがなんだかすっきりしない。

すっきりしてないしね。

ここでストリップを観たあとは近くのちょんの間に行きました。

すっきりしてた。

特殊浴場って気軽に行けないんです。でもちょんの間ならちょっとの間で済ませられる。すごいお手軽なんです。ここには気軽にできるお店がありました。堀之内にもちょんの間がありましたが摘発されてます。

堀之内のソレが摘発されたのは2005年。堀之内のは飾り窓タイプでしたが南町のは表向きはスナックなどの飲食店。店員が急に恋に落ちるシステムでした。
400年前のシステムを受け継ぐ川崎南町。文明技術は進化したけどエロに関しては400年間変わらなかった。
20年前からすでに減少してましたがまだ残っているでしょうか。

何軒かスナックは残っている模様。
でもここが何の間スナックなのかはわかりません。

スナックなので昼間は営業していません。
夜になれば営業してるか見れるでしょう。じゃあ夜にくればいいじゃない!って思いますが夜の南町はあまりよくないんです。

日が出てる時ですらあまりうろつきたくない南町。とくにスナックがある南町の奥の方は川崎の中でも1、2を争うディープエリアです。この界隈には指定何力団がいるエリアなんです。その手の事務所があるんです。

グーグルストリートビューを観てください。事務所の前だけ不自然に写ってないんです。世界の大企業すら恐れる地域。写真には写せない美しさがある。

でも別に何かしてくるわけでもありません。カタギには手を出さない。鉄則してるのでしょう。トラブルを起こすと面倒になりますからね。しかも川崎の何力団の人たち結構優しいんです。気さくに話しかけてくるんです。

それは逆に怖い。

ヤクザが気さくに話しかけてくる安心な街。

安心感ゼロ。

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