山林生活

高瀬川沿い、元赤線街・五条楽園にある「サウナの梅湯」

高瀬川沿い、元赤線街・五条楽園にある「サウナの梅湯」

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こちらは五条楽園近くにある銭湯「梅湯」です。
以前五条楽園を散歩した際にこの目の前を通っていました。ちょっと気になっていたんですがその時は立ち寄らなかったんですよね。
今回はひとっ風呂浴びてきます。

と風呂に入る前に付近をちょっと見てまわります。
前回この付近に立ち寄ったのは2020年。それから3年経ちましたが、かなり変わったようです。

こちらは任天堂の創業地です。前回立ち寄った際は工事中でしたが現在はホテル「丸福樓」がオープンしています。18室しかない小さなホテルですが、任天堂の社屋をリノベーションしてそのまま使っているそうです。運営はプラン ドゥ シーというホテル事業を行っている都内の企業ですが、土地建物は株式会社山内が所有。任天堂の創業家が今でも所有しているんですね。そのため山内任天堂の商標看板が掲げられてあります。任天堂の創業地ってことで外国人の落書きが以前は目出っていましたが、きれいになっていました。一泊8万円ほど。スイッチ2台買える値段です。

こちらはヤクザの事務所だったところ。銭湯の隣は組事務所でした。
京都府暴力追放運動推進センターが暴力団を相手取り事務所の使用差し止めを家裁に申請し、使用禁止の状態でしたが新たな建物を建てているようです。使用禁止でも固定資産税はかかるのでしょう。とくに京都のこのあたりはえげつない額の固定資産価格なんでしょうね。ほぼショバ代と一緒。使用差し止めで利用できない“負動産”は手放したんでしょう。そんな“負動産”なんて誰も買わないだろ!と思っていましたが、現在新たな建物を建築中です。

施行主は山内財団。山内財団とはその名の通り任天堂の創業家の人たちの財団です。
近くにホテルがありますからね。こちらは飲食店ができるのでしょうか。

目の前には高瀬川があります。かつては運河として利用されていましたが、近代化とともにその機能はなくなりました。一時はどぶ川のような状態で、九条のあたりは現在もヘドロが溜まっており、五条のあたりもそこまでキレイな川ではありませんでしたが高瀬川再生プロジェクトにより改修工事が行われているそうです。
京都市はかねてより財政難が叫ばれ、改修工事の費用が支出できない状態でした。しかし山内財団から3億円の寄付がありそれにより工事の目処が立ったそうです。

ここにもマリオパワーが!

散った花街「五条楽園」ヤクザと花札、そして任天堂
散った花街「五条楽園」ヤクザと花札、そして任天堂

京都駅より四条方面に歩きたいと思います。京都は碁盤の目のようになっていてわかりやすいです。そして三条とか

もともと五条のあたりは遊郭、博徒系暴力団の組事務所がある地域で、五条楽園と呼ばれていました。遊郭は摘発により壊滅、組事務所も先述のとおり追放となりました。しかし遊郭跡地に何かできるわけでもなく空き家状態だったのです。それらをマリオパワーで土地を買ってるんだそう。そんなマイナスのイメージがあった菊浜エリア五条楽園を、2030年を目標に任天堂が“新たな楽園”として生まれ替えようとしているそうです。

梅湯のとなりに飲食店ができればさらににぎやかになりそうですね。

ってことで銭湯に行きます。
営業時間は14時から深夜2時まで。結構遅くまで営業しているそうです。
最近銭湯に頻繁に行くようになってから、一番風呂は避けた方がよいってことが分かりました。たしかに誰も入ってない風呂に一番乗りに入れるのは気持ちが良いものですが、比較的オープン直後は混雑するため一番に入るのは難しいんです。
このようにオープン直後は混雑するのですが30分くらいすると徐々に人が少なくなります。オープンしてから1時間くらい経ったタイミングが理想です。少し遅らせるだけで混雑していない湯船に浸かれるんです。梅湯も混んでいると思い、開店から少し時間を待ってから行きました。

建物はだいぶ年季が経っていますが、中は清潔感があってきれいです。
サウナつきで490円。サウナ代がかからないのはよいですね。お風呂はジェット風呂、深風呂、薬風呂、電気風呂に水風呂です。サウナは無料ってこともあってか少し混雑していました。そもそも店名が「サウナの梅湯」です。つまりメインはサウナ。
8人くらいは入れる大きさなので順番待ちが出るほどではありません。でも夕方帯や休日は混みそうですね。サウナの室温は普通の暑さ。水風呂は地下水かけ流しなんだそう。

シャンプー石鹸も常備されていてサウナは無料。居心地も悪くありません。ほぼ地元の人たちがお客さんなんでしょうが、京都という土地柄訪日外国人も来ていました。銭湯の勝手がわからず日本語も話せない外国人に地元の人が手ほどきしてるってのもなんかいいですね。

ちょっと変わっているところと言えば、なんとなくですが梅湯、サブカル臭がします。
一般的な銭湯だと結構なお年を召した方が番頭で経営者の高齢化が問題視されていますが、梅湯の番頭に立っていたのは若い女性でした。もしかしたら学生かもしれません。浴室にはラミネート加工された手書きの新聞、入り口のところには書籍が置いてありました。なんとなくビレッジバンガード感がしてなんか恥ずかしい。
恥ずかしさを感じるのは私もかつてそちら寄りの人間だったからなんでしょう。共感性羞恥ってやつです。でも銭湯自体が公衆衛生のための施設ではなくなりサブカルチャーになりつつあるため親和性が高いのかもしれません。

高瀬川沿いは新たな街へと生まれ変わります。
以前は背中に紋々背負った人たちが集まるところでしたが、若者のメインカルチャー発信地になるかもしれません。

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