【東洋のパリ】新世界の通天閣にのぼってみた
本日は新世界に来ております。
先日も大阪に滞在しておりましたが急遽東京に戻らなければならなくなり新世界に行けませんでした。大阪といえば新世界に行かなきゃダメなんです。
ということで本日はリベンジということでここに来ました。
基本的に新今宮の駅で降りるときは西成の釜ヶ崎、飛田新地、そして新世界を回るというのが基本でした。西成で「まだ大丈夫」という安心感を手に入れ、飛田新地で「まだ大丈夫だ」という安心感を手に入れる。そして最後は新世界でコテコテ大阪を味わうというのが一連の流れです。
それなら宿泊先をこのあたりにしておけばここで全て完結するわけです。
西成で睡眠欲を満たし、飛田で性欲を満たし、新世界で食欲を満たせるわけですからね。とはいっても睡眠欲の部分が満たせるかどうか、ドヤに泊まって果たして寝れるのかは不安でしかありません。やはりこういうところは滞在するのではなく訪問するに限ります。
釜ヶ崎や飛田と違い新世界は安全地帯です。
それでは軽く見ていきましょう。
街の名前に新世界という名前をつけちゃうあたりが大阪っぽいですよね。
国内の万国博覧会みたいなやつをここで開催したのが新世界という名称の始まりのようです。その時は新巴里という絶対にそんな名称使ったらフランス人に怒られるような名前も挙がっていたそうです。どっちの名前も品がないというか...。
品がないですよねー。繁華街だから仕方ないんだと思いますが、このガチャガチャって18禁じゃないのでしょうかね。ドン・キホーテとかにありそうなガチャガチャが普通の街中に置いてあります。
一応18禁とは書いてありますが、明らかに規制しようとする気概が見られません。
ある種のエロ本自販機に通ずるものがあります。
何が入っているのかすごい気になります。
ただ500円です。すごい木になるんですが値段が高いとかではなくキャッシュレス生活をしているため小銭がありません。
キャッシュレスはこういった部分の機会を失うわけですね。
普段あまり気にしないのですが、買えないとなると気になってしまいます。
すげー中身気になる。
コンビニに行って小銭に崩すべきなのか...。
基本的に見えないようになっていて「あけてからのお楽しみ」っていうヤツはゴミの率が高いです。まさに福袋とかがそうでしょう。本来であれば福を分けるという形で始まった福袋。最近では売れなかった商品を詰め込んで嵩増ししただけのゴミ袋になっているところもあります。
さらには黒で覆われているものはゴミ率が高いのです。
私はもう大人です。こんな子供騙しにひっかかるわけがないでしょう。
新世界のランドマーク的な存在、通天閣です。
エッフェル塔と凱旋門を一緒にしちゃう感覚は大阪人ならではです。
この街の色のバランスも絶妙ですよね。この色味はやっぱりここでしか感じられません。まさに“なにわ色”ってやつなんでしょう。
以前はこのあたりは「大阪でっせ!」みたいな感じでしたが、最近は観光地になっています。
もともと観光地の側面が強い新世界でしたが前以上に観光地化しています。どちらかというと現在は外国人、主に中国人向けとなっている感じです。消費が冷え切っている日本人を相手にするよりも、海外から来た旅行客を取り入れていく方が売り上げが上がるのでしょう。
新世界で粉モンと串揚げを食べ、そして行きつくところは通天閣なのでしょう。
そういえば私はラオスで凱旋門っぽいヤツを見に行きました。
あちらもパリの凱旋門を真似たということでした。
本家の凱旋門は見たことがありませんがリスペクトで建てられた?凱旋門は見てきたわけです。
これまで何度か通天閣の前に来ております。
しかし一度も登ったことがありませんでした。私がこの手のモニュメントで登ったことがあるのは横浜のマリンタワーくらいでしょうかね。
せっかくなんで登ってみようと思います。
このブログを書いていなければ登ろうとすら思わなかったでしょう。
800円払わないと乗れないわけですからね。
お釣りで小銭が200円できました。あと300円...。
大阪とグリコはがっちりつながっているようです。グリコがオマケってわけです。
グリコのお菓子を減らす分、300円ほど安くならないんでしょうかね。
エレベーターで展望台に向かいます。
当然エレベーターは日立製です。ここの部分だけすごい気になっていたのですが、ちゃんと日立製だったのでよかったです。
これが確認できただけで大満足です。
通天閣の高さは108メートル。元々は103メートルだったようですが避雷針の関係で108メートルになったそうな。108ということで煩悩の数に合わせたのでしょう。
ちなみに展望台の高さはどれくらいなのかはわかりません。
エスカレーターの中では「2001年宇宙の旅」で流れている「ツァラトゥストラはかく語りき」をエレベーター内で流す。
通天閣をスペースシャトルのように大空に飛ばしている体で108メートルの高さまで登る演出動画を流していました。
この宇宙船はIBMではなくHITACHI製です。
どうでしょう。このひらけた空。
そして一面に広がる曇天。
高いところに登るときは基本的に空がきたねー状態です。毎回こんな感じですが、それもまた粋なわけです。
100メートルの高さ。ぼちぼち高い程度です。
近くにはあべのハルカスがありあちらは300メートルあります。東京タワーやスカイツリーはテレビ塔という役割がありますが、通天閣って展望塔ってだけなんですね。あべのハルカスができた今、その役割はなくなりつつあるわけです。
でも、低いから近くで見れるというメリットもあるはず!
高ければ遠くを見渡せますが、近くは見れないわけです。まさに灯台下暗し。
通天閣にはちょうどよい感じで観れるところがあるはずなんです。
たぶんこのあたりが西成釜ヶ崎。
そうですね。環状線の奥のところがちょうど西成の街が広がっているところです。赤と白の鉄塔は花園公園の先にあるNTT関西ネットワークセンターの塔なのでその手前ぐらいが西成の中心地になります。
そしてこのあたりが飛田新地。
手前の緑の部分が天王寺公園で左手に見える大きな建物は大阪市立大学医学部付属病院。そのため病院を向かって右奥、阪神高速14号松原線がカーブしているところとの間のあたりが飛田新地になります。
高さが微妙だから何も見えない!!
プラス500円を出すとこれよりも少し上に行けるみたいです。このようなアナウンスはエレベーター乗る前にはなかったと思います。登ったら実はそこはまだ途中「これ以後のサービスは別途費用」と言われている感があります。そうやってタケノコの皮を剥ぐように一枚脱ぐごとに追加費用を請求されるのでしょう。
このような経験を何度もしてきております。
大人の私はそういったことに屈しません。そのため降りることにしました。
そもそもここで500円払うなら下のガチャガチャをやりたいです!
100メートルほどの高さ。
なんだったら階段で降りれるんじゃなかろうか。
最近あまり運動という運動をしていません。健康のために走り出しても帰りは電車で帰ってくるような人です。
このように逃げ道があるからダメなんです。
自身を高めるためには退路をなくす。これが一番です。
いいんじゃないでしょうか。降りたら戻ることもできず突き進むのみ。
ただエレベーターで昇って降りるだけじゃつまんないですからね。階段で降ります。
まだなんですね。
そこまで高くないので比較的早い段階でこんな感じの案内があります。
まだなんですね。
といった感じで途中「まだですよー」という案内がありましたが、そこまで降りるのは辛くはありませんでした。
これが登りだと心肺機能的な問題が出てくるのでしょう。今回降りだったので楽だったのでしょう。
ただ無機質な階段を下りるというのはちょっと寂しかったですね。誰もいなかったし。
階段を降りると通天閣庭園がありその下にはお土産コーナーがあります。
ここでもグリコごり押しです。
そして大阪のパリをイメージして作られた通天閣ですが、その中はローマをイメージしたモニュメントが。
もう何でもいいってわけなんでしょうね。
こんな感じで通天閣の中を見て回りましたが一度は行ってもいいかもですね。
でも通天閣は800円に対しあべのハルカスは1500円。
高さは100メートルと300メートル。
これだったらあべのハルカスの方がheight per cost(高さによる支払う額)はいいですよね。
というよりあべのハルカスだったらお釣りが500円だし!