【徒歩できた】岡崎宿から熱田宿まで歩く【名古屋】
岡崎宿から15km歩いてきました。あと残り14kmで名古屋の熱田に行けます。徒歩で14km。この旅に出る前はかなり遠い感じでしたが歩き続けているとこれくらいの距離は比較的近いように感じます。でも歩くと3時間くらいかかるのですが。自転車で30kmというのも近所のように感じてしまいました。こちらも3時間かかります。これが慣れってやつなのでしょうね。
豊明市の中央競馬場前というところにいます。看板を見ると「桶狭間古戦場」と書かれておりどうやら古戦場があるそうです。
この先にあるんだとか。100m先にあるんだそうですが、坂を上る元気がありません。そのためここから見て「桶狭間に行ったことがある」とします。
こちらは名古屋市にある桶狭間交差点です。どうやら登ったところに古戦場があるそうです。そのためここから見て「桶狭間に行ったことがある」とします。
今から500年近く前のお話です。その当時の記録を探すのも大変なのでしょう。とくに桶狭間の戦いは歴史の教科書にも載るほどの大きな戦です。それが市内にあれば観光スポットとなるのです。そんなわけで豊明市と名古屋市でバチバチやっているみたいです。
地図で見ると本陣跡とかの史跡がいくつもあり豊明市と名古屋市でどちらも主張し、双方引き下がらないようです。
はたしてこの戦はどちらに軍配が上がるのでしょうかー。
こんな感じでよろしいでしょうか。
どちらかに確定させたとしてもそもそも情報も乏しく何も残っていないのでしょう。残ってないからどちらかわからないわけで。
「おそらく信長が座った場所」
「おそらく今川が休んだ木陰」
それで観光地化できるのでしょうか。
鳴海宿まできました。
ここも看板などが無いと判断ができませんね。
とくに都心部は旧東海道を探すのも少し面倒です。気づいたら別の道を歩んでいたりします。一応Googleの地図に53の宿とルートを反映させています。ずっと地図を見続けていれるわけでもなく、ナビを設定するわけでもありません。また道がずれていたとしても修正するつもりもないです。京都に向かう。今は熱田宿に向かう。それだけです。
この手の店は絶えないですね。健全のマッサージなので風営法の規制は受けませんが、見た目が明らかに健全店とは言えません。出来ては潰れの繰り返しなのでしょう。どうせガサ入れが入るのであれば隠さずにやろうという感じなのでしょうか。
笠寺一里塚です。あともう少しですが足の調子が悪いです。
左足の親指の付け根のところに豆ができたっぽいです。水が溜まっています。初めて知ったのですが豆はやけどと同じなんだとか。擦れてやけどができた、水膨れと同じなんだそう。30km歩いたわけですからね。痛みがあるのでかばいながら歩くしかありません。ドラッグストアがあったので冷却材を購入し足を冷やします。
ずっとサライが頭の中を流れているのですがなかなか到着しません。
東海道と鎌倉街道の交差点です。鎌倉街道もこちらまで続いているんですね。
熱田区まで来ました。宿泊するホテルの目の前にあった都々逸発祥の地の石碑。都々逸というものを知りませんでしたが、寅さんの喧嘩売の口上で言ってるやつでした。
けっこう毛だらけ、猫はいだらけ、ケツの周りは、クソだらけ。
7・7・7・5の旋律のものがそうです。立てば芍薬坐れば牡丹歩く姿は百合の花ってやつも都々逸なんだとか。あと歌丸師匠の「一度でいいから見てみたいにょうぼのへそくり隠すとこ」ってやつも旋律は違いますが都々逸になるんだとか。
これらも宿場町の私娼がいたことによって発祥したんだとか。全ての文化はエロに通ずるわけですね。つまり昔はこの辺りに花街があったのでしょう。現在は何もありません。
本日のホテルです。ふつうのビジネスホテルです。
いつもであれば15時過ぎにチェックインを済ますのですが、今日は岡崎から30kmも歩いてきたので19時過ぎとなってしまいました。熱田神宮にお参りする時間でもないので参拝は明日にして夕飯にしたいと思います。
板わさにビール。名古屋の夜に乾杯です。
自転車で30km走り、その後徒歩で30km歩きました。なんだかトライアスロンみたいになっています。そして炎天下の中朝から動いていたため食欲がない。いわゆる夏バテ気味になっています。こういう時はあっさりの蕎麦に限ります。そのため蕎麦屋に来ました。蕎麦屋に来ると板わさ頼んじゃうんです。
あっさりといいつつ天ぷらも。天ぷらはマイタケ天が一番おいしいですね。
蕎麦はざるで。しっかりとコシがあって蕎麦の香りもします。
ちょっと少ないのでもう一枚いきたいけどグッと我慢します。
麺つゆで食べるだけでなく塩とわさびで食べるのもいいですね。
そしてそば焼酎の蕎麦湯割りです。遅い時間の蕎麦屋に来ると蕎麦湯が濃いです。麦焼酎の麦茶割りと同じで蕎麦焼酎の蕎麦湯割りもおいしいんです。でも蕎麦屋じゃなきゃ飲めないですからね。
麦には麦、蕎麦には蕎麦。同じものを合わせるとより良いものになります。
これはその土地のものを合わせるということもいえます。
例えば箱根の蕎麦とそこでとれた自然薯を使ったとろろそばといった具合に合わせるとよいものができます。そして何よりその土地で取れたものをそこで食べるというのが一番おいしい食べ方なんじゃないでしょうか。
東海道には様々な宿場町がありその土地で取れたものが名産品として存在します。野菜や魚、肉もそうです。そこの土や水を使って育てたものを食べる、地産地消というのが最高の贅沢なのでしょう。
やっぱり宿場町の名産品を食べるべきなんでしょうね。
ぜんぜん地産地消関係ありませんでした。
明日はここから桑名に向かいます。江戸時代はここから桑名まで渡し船が出ていたんだそう。今は埋め立てられており橋もありますが、昔は川だらけだった地域なのでしょう。そのため船の方が移動しやすかった地域なんだと思います。七里の渡しと言われていたそうで、桑名までは海路で28kmほどあるそうです。しかし現在はその渡し船はありません。そのためそこを徒歩で行かなきゃならんのです。
明日の準備のため水を購入。500mmのペットボトルに移します。これをホテルの簡易冷蔵庫の冷凍部分に突っ込みます。少しでも冷たいまま持っていくため前日に準備しました。今日は30km歩きました。そして明日は28km。さて明日は桑名までたどり着けるのでしょうか。