【東海道中膝栗毛】そうだ京都いこう。東海道五十三次【日本橋】
日本橋にいます。日本橋にいる理由はこれより京都を目指すため。京都に行くならば東京駅に行けばよいのですがあえて日本橋に来たわけです。
現在であれば新幹線で2時間30分程度あれば着くのですが昔の人は新幹線なんてものはなく基本的には徒歩移動。ここ日本橋が起点の東海道をずっと歩いて京に向かったそうです。
昔の人は京都に行くのも大変だったようですね。
東海道は昔から整備されていたといっても今のように整地されている場所は少なく、橋がないところもあったのでしょう。それに比べて現在は道も整備され、迷ってもスマホがあればどうにかできる。幹線道路なのでコンビニも一定間隔であります。ネットで見ると東海道は初心者向けのルートなんだとか。
東海道で京に向かう旅を考えたのは少し前です。
新型コロナウイルスで海外に行けない状態が続いています。そうなると旅に出るのであれば日本国内に限定されます。当初は東北・東日本を車で巡る車中泊の旅を考えていました。しかし日本国内も他府県に移動するのが好ましくない状況。しかも北国の感染者数はそこまで多くありません。岩手は先日感染者が出ましたが、東京に比べるとはるかに少ないです。青森県むつ市の市長は「来ないでほしい」ととも言っていたとか。
たしかに関東に比べると医療機関が脆弱な地域です。そして年寄りも多い場所です。来てほしくないというのが現状でしょう。それに比べると関西は東京と同じように感染者も多いです。県を跨いでの移動がどうなのかという点もありますが、GoToトラベルキャンペーンもあるわけです。
感染は食い止めたいがこのままでは別の形で死者が出る。コロナウイルスによる感染で死者が出るよりも経済低迷で出る死者の方が多くなってしまいます。それであれば少しでも観光産業の力になれればと思いまして。
やっぱり観光産業を救わなければなりません。
先日、株を始めたんです。とりあえずNISAから始めようと思いました。ちょうどGoToトラベルキャンペーンの少し前。交通や観光などの株は軒並み低迷。でも国を挙げての事業が始まれば株も上がるのではないだろうか?今が下限であればいい感じに資産価値が上がるのでは?と思い懇意にしているANAの株を購入。
そして下落。資産が10%ほど減った形になりました。
国に騙されたんです。NISAは資産を効率よく増やせる。老後のために資産運用を!ということを言われ株買ったのに一週間で10%減ってしまったんです。まぁ一時的なものだと思うしそもそもNISAは長期保有を目的としたもののようなのでとりあえずこのままにしたいと思うのですが、少しでも観光産業を復活させなければ株も上がらんでしょう。ということで旅に出るわけです。
焼け石に水というのはわかってるんです。航空会社の株を購入したのに飛行機で移動しないため意味ないんです。ようはただ出かけたいだけです。
本当であればもう少し早く出たかったのですが梅雨が思いのほか長引いてしまいました。そのため8月になってから出発となります。ただこの時期に出発をするというのもあまり好ましくないようです。東海道を徒歩移動している人は結構いらっしゃいます。ほとんどの方が夏の暑い時期を避けて晩秋や春ころを選んでいます。夏歩かないのは暑いからなのでしょう。たしかにこの時期に歩くというのは熱中症などを考えると好ましくないのでしょう。でもタイミング的に今しか行くことができませんでした。暑いですが頑張るしかないでしょう。とりあえず歩みだします。
日本橋から京都まで500kmほど。昔の人は一日40km歩いたんだとか。この工程でも12日ほどかかるわけです。健脚ではなくそもそも長距離歩いたこともありません。一日歩いたとしても20kmくらいでしょうか。つまり25日以上かかるわけです。余裕があればよいのですがそこまで日数はかけたくない。でもそれは歩いたらの場合です。
まさかの期待を裏切るチャリ移動。
誰も徒歩で行くなんて言ってません。日本橋から京に向かう。昔の人は歩いたんだよな。今でも歩けないことはないだろうが...ってだけです。
まぁ新幹線には乗るつもりありません。レンタサイクルもずっと借りれるわけではないようです。調べてみたところ都心部は問題なく自転車で移動できます。また川崎や横浜も大丈夫です。箱根くらいまでは自転車を乗り継げれるみたいですがそこからは歩きとなるのでしょう。要は徒歩とレンタシェアサイクルの旅という感じでしょうか。比較的緩い感じで進めたいと思います。またできれ色々とみて回りたいですね。道中おいしいものも食べたいですね。
今回の旅の目的は京都まで行くこと。ただ移動手段は徒歩とは限りません。すでに自転車ですしね。ハイブリッドな東海道五十三次にしたいと思います。また途中で中止となるかもしれません。急に仕事が入ればそこで中断をします。日本の旅であればいつでも帰れるからいいですね。また帰っても再開することもできますし。緩い感じで京都を目指します。
令和版東海道中膝栗毛。はじまります。