とげぬき地蔵そばにあるヌキの店「巣鴨駅前歓楽街」
本日は豊島区の巣鴨に来ております。こちらはJR山手線の巣鴨駅です。巣鴨は都営地下鉄三田線との乗換駅。池袋にも出やすく大手町にも一本で行ける使い勝手の良い駅なのでしょう。
巣鴨のイメージと言えばおばあちゃんの原宿です。高齢者が多く集まるエリアとなっているんだとか。巣鴨駅の近くにとげぬき地蔵があり、寺院の参道が原宿の竹下通りっぽい雰囲気からそのように呼ばれているようです。実際に高齢者が多くいます。せっかくおばあちゃんの原宿に来てるんです。とげぬき地蔵に参拝しに行きます。
竹下通りっぽいからおばあちゃんの原宿って呼ばれているのですが、なんでおばあちゃんなんでしょう?ウインドウショッピングは女性特有の行動って認識だからでしょうか。ジェンダーフリーで考えれば「おばあちゃん」と性別を特定するのは正しい表記ではありません。おじいちゃんも巣鴨に訪れるし買い物もするんです。このように未だに前時代的な価値観が日本では横行しています。
例えばおばあちゃんのぽたぽた焼きだってそうです。
男は働きに出て女は家庭を守る。かつてはそのような考えがあり、料理をするのは女性という固定観念がありました。でも時代は変わったのです。
ジェンダーフリーで考えるのならば「後期高齢者のぽたぽた焼き」に名称変更すべきで、同製菓を販売する亀田製菓さんにも社会的差別をなくすように企業努力をしてもらう必要があります。
つまり巣鴨は、「後期高齢者の原宿」とすべきなんです。
ほら。明らかに後期高齢者の街をあらわす標語が掲げられています。信用金庫のビル全体に振り込め詐欺に関する標語。いわゆる特殊詐欺の年間被害額は440億円以上。あくまでも認知件数なので実際はもっと多いのでしょう。被害に遭いやすいのが高齢者。まさに巣鴨は被害者の街なんでしょう。つまり「オレオレ詐欺被害者の原宿」なんでしょうね。
こちらは参道にある寺院「真性寺」です。真言宗豊山派の寺院でご本尊は薬師如来。建立時期は不明ですが400年前にはここに存在していたようで江戸六地蔵の一つに数えられるんだとか。てっきりこれがとげぬき地蔵なんだと思って立ち寄ったのですが、関係ないお地蔵さんでした。
こちらには巣鴨地蔵通商店街と書かれたアーチがあります。この先にとげぬき地蔵があるようです。雰囲気は竹下通りっぽい。
赤いちゃんちゃんこを売ってる店があります。還暦祝いで着る赤いちゃんちゃんこ。かつては60歳を高齢者として長寿を祝っていました。でも現在の60歳はどちらかというと若者の部類。まだまだ巣鴨に立ち入る年齢ではありません。
原宿と言えばクレープが有名で洋菓子を扱う店が多いですが巣鴨は和菓子店が多め。これが高齢者が多い理由なのでしょう。たしかに高齢者は多いですが若者がいないわけではありません。逆に考えれば原宿にも高齢者は多くいます。そもそも日本は高齢化社会です。どこの街にも高齢者はおり、巣鴨だけ突出しているってわけではないのでしょう。
こちらがとげぬき地蔵のある高岩寺です。曹洞宗の寺院でご本尊は地蔵菩薩。こちらのご本尊がとげぬき地蔵です。もともと高岩寺は下谷にあったそうですが1891年に同地に移転したんだとか。とげぬき地蔵の由来は江戸時代に針を誤飲した女性に護符を飲ませたところ針が抜けたそうです。それが由来となりとげぬき地蔵となったんだとか。そのため痛みや病気を治すご利益があるとされているようです。
こちらには香炉ああります。身体の悪いところに煙を浴びると治りが早くなるんだとか。私も高齢者一歩手前の準高齢者です。常に体のどこかに痛みがある年頃です。そんなわけで全身に浴びたいんですが、それは神への冒涜です。こういうのは一カ所だけ浴びる方がご利益があるのです。やっぱり治してもらいたいところは下半身の方でしょうか(これは神への冒涜)。
こちらは巣鴨駅前です。中山道を渡ったところが巣鴨地蔵通商店街でこちら側は普通の駅前商店街がある場所。
おばあちゃんの原宿といっても普通の年代の人も住んでいるわけで駅前には飲み屋があります。
ニュークラブと描かれた看板。結構古くからありそうですね。なんとなく高齢者に人気っぽい感じがします。
こちらは高齢者っぽくない雰囲気の看板。おばあちゃんのことを女狐とも呼べなくないのでもしかしたらおばあちゃんがいるガールズバーなのかもしれません。
激しめの看板。これは明らかにピンサロ。
ノーフロントを掲げる店が健全な店のはずがない。とげぬき地蔵がある街にあるヌキの店。ここは「おじいちゃんの五反田」です。もしかしたらキャストがおばあちゃんの可能性も否定できませんが、とげぬき地蔵がおばあちゃんの集まるエリアなのであれば、ここはおじいちゃんの集まる吐精ヌキエリアなのでしょう。
飲み屋街の中にはサロン店が複数あるみたいです。巣鴨の隣駅は大塚。大塚には10軒以上のピンサロがあるサロン街です。大塚では1500円から遊べる激安店があります。
大塚よりも品質が良いのか、それとも足腰が弱く大塚まで足を運べない人たちの足元を見ているのか。巣鴨は大塚よりも値段が高めの設定です。
高齢者は水戸黄門や大岡越前などの時代劇が好き。つまり和服が好きなのでしょう。需要に合わせた店舗も存在します。まさにお座敷遊びができる巣鴨です。
まぁ駅前ですからね。この手の店があるのは当然でしょう。少し離れれば静かな街並みです。商店街を抜けた路地、子連れのお母さんや学生が多く行き来しています。幼稚園や小学校があるエリアとなっており健全な街の雰囲気があります。
でもそんな健全な街に隠れてある不健全な店。
健全な街並みを壊さないように一切風俗店っぽさを表に出さない店。こちらはヘルス店です。
外観からは一切風俗店ってわかりません。むしろ手前にある恐らく学会系の店の看板の方が激しさがある。
この街で末永く営業し続けるにはこれくらいのステルススキルが必要なんでしょうね。
こちらは巣鴨駅前にあった商店街の案内図です。
こちらにはソープランドの文字が見れます。先ほどのヘルス店は以前は特殊浴場だったようです。巣鴨にもかつては四軒ほど特殊浴場があったようですがそれらは徐々になくなり最後まで残っていた店もヘルス店として鞍替えしたようです。
サロン店もかつてはもっとあったようですが、年々減少傾向にあるようです。ニュークラブの三階にサロン店があり、その向かいにもピンサロがあったようです。現在はピアノバーになっていました。
こちらにもかつてサロン店があったようです。看板は外されていますが入り口のネオンの感じがそっち系の店っぽい雰囲気があります。
ホステスさん募集の求人広告。こちらにはかつてクラブサロンルージュって店がありました。でもそれも過去のこと。おじいちゃんの五反田と称された巣鴨の街はもう変わってしまったようです。
巣鴨駅の南側にきました。
こちらには巣一商店会と描かれたアーチがあります。商店会が発足したのは1954年。高度経済成長がはじまった時期にできたそうです。そもそも江戸時代からこのあたりは商店が軒を連ねるエリアだったんだとか。2023年に巣一商店会は巣鴨大鳥神社商店街名称を変えたそうです。ますます商店街が活気に溢れそうですね。
商店街のメイン、ピンサロ。
飲み屋や飲食店もありますがピンサロが多め。クラブと描かれているため普通の女性が接客する飲み屋っぽい店名ですが、実態は普通じゃない女性が接客する飲食店。普通のクラブはノーフロントじゃないし花びらは回転しないはず。
なんか五軒くらいサロン店が軒を連ねるエリアがあります。おじいちゃんの五反田の名に恥じぬ井出達。というより本家五反田よりもこっちの方が店舗数が多いんじゃないでしょうか。
摘発により減少傾向にあると言われるサロン店。実際に減ってはいるのでしょうがそもそもの店舗数が多かったためまだまだ現役で生き残っている店があるようです。当分の間はこの景色が見れそうです。