アルミ缶や鉄くずから伝説の剣の鋳造を考察
山林に入っておりません。年末ということで仕事も忙しく、山に籠ってられませんでした。
というのは嘘で寒いから山に行きたくないというのが本音。先日雪も降っていましたしね。
大掃除とかもしたいですが、所詮は山なんで放置でよいでしょう。
といいつつも今回は山林のゴミ問題について考えてみようと思います。
食事をすればゴミが出る。飲み物を呑めばゴミが出る。
普通に生活をしているとどうしてもゴミが出ます。山林でも同じようにゴミは出てしまいます。
紙類であれば燃せばいい。生ごみであれば埋めればいいのですが、プラスチックや空き缶などの鉄くずは燃やすことができません。
そのため出来る限りプラスチック製品や鉄製品は避けています。
納豆は発泡スチロールの容器ではなく紙のもの。包装が出来るだけ少ないものを購入しています。
ただ缶詰を使えば鉄くずが出て、ラーメンを食べれば包装紙がプラスチックごみとなってしまいます。
また、私山林に行くとき缶コーヒーを買っていくわけですが、アルミ缶のごみが出てしまうのです。
自分でコーヒー淹れればいいのですが、缶のコーヒーの異常な甘さがたまに飲みたくなってしまうもので。
燃やすことができない、埋められないゴミは里に戻るときに持って帰ります。
ただ出来る限りその量を少なくしたいです。
そんな中アルミ缶を燃やして鋳造するという記事を見ました。そのためそれを今度やってみたいと思います。
アルミの融点は660℃のようです。この温度であれば比較的用意できるのではないでしょうか。
材料は耐熱レンガと木炭。
これらの材料で小さな炉を作ってそこで燃やしてみようと思います。
出来れば鉄も鋳造できるとよいのですが、鉄の融点は1538℃のようです。
木炭の燃焼温度は一般で800℃。最高温度は1200℃。つまり鉄を溶かすことができません。
そういえば車中泊の旅の島根に立ち寄った際にタタラを見てきたことを思い出しました。
燃料は製鉄所の周りに生えている木で山の中に炭窯を作って周りの木を木炭に変えて燃料にしていたそうです。
1200℃でも融点には達しませんが、アメ状の鉄は作れるみたいですね。空き缶で果たして作れるのでしょうか。
タタラでは砂鉄と木炭を一緒に入れて風を送って玉鋼を作り、それで刀を作るっていうことでした。
普通の鉄とは違い、日本刀はこの玉鋼が必要なんですが、その製造方法はタタラ式じゃないとできないみたいなんです。
日本では唯一、一軒だけタタラ製鉄をしているようです。日本刀を作るだけのための製鉄所ってことなんでしょうかね。
ということは私がタタラ製鉄をしたら二軒目になるってこと?
しかも私はゴミから何とかしようとしています。エコです。エコのたたら製鉄は世界初ではないでしょうか。
鋳造が出来れば私は「はがねのつるぎ」を作成したいのです。
伝説のゴミのつるぎです。トラッシュソード。
中二心がくすぐられます。
鋳造は紀元前からあります。日本でも1500年前から行われています。太古の人にできて私が出来ないわけがありません。
でもとりあえずは「はがねのつるぎ」の前に「アルミのつるぎ」ですね。まぁ石炭もホームセンターに行けば売ってるんで何とかなるでしょう。
今年中は無理ですが、年明けに伝説のつるぎ作成に挑もうと思います。