betagenのコンブチャは昆布茶ではなく紅茶キノコ
ヤクルト1000を飲むと睡眠の質が向上するそうです。そのようなことがテレビで紹介された結果、購入者が殺到。それにより品薄状態になっています。さらには転売をする人も現れているようで、スーパーでは売り切れの状態。入荷しても「お一人様ひとつまで」と限定販売になっています。
ヤクルト販売所であれば比較的手に入りやすい模様。
また案外知られていないようですが、自転車で走っているヤクルトレディを呼び止めてその場で買えるんです。
ヤクルトレディから直接買うのも正規販売ですが、道端で呼び止めて買うのってなんか違うルートで購入する感じがしていいですよね。
ヤクの売人から直接取引でブツを手に入れる。
しかし品薄状態でヤク1000の末端価格は高騰。こちらのルートも転売する人に目を付けられそうなので今後厳しくなるのでしょう。
少し飲み続けてみましたがとくに何か変わることはありませんでした。そもそも私は睡眠の質は悪くなく、寝付きも比較的よいです。私がヤクルトに求めるものがあるとすれば腸内細菌の安定でしょうか。
日頃からお腹が緩いため腸内フローラのバランスはグチャグチャです。常に乳酸菌が不在の状態なんです。そんなわけで整腸剤やこの手の乳酸飲料系の飲み物は必須なんです。しかし乳酸飲料を飲むと下痢になるケースもあるのでなかなか難しいんです。
バンコクに滞在していた時に現地で売っている乳酸飲料を飲んでいました。一応タイにも日本と同じヤクルトレディシステムがあり、スーパーに行けばヤクルトが売っています。しかしヤクルト1000はなく、普通のヤクルトだけ。また小さいコンビニではヤクルトは置いてなく、こちらのヤクルトっぽいヤツがあります。
私はこれを「偽ヤク(ニセヤク)」と呼び、飲んでいました。
この偽ヤク、いろんな味があるんです。
ノーマルはピルクルの酸味が少ないような味ですが、パイナップル味やオレンジぽいヤツもありました。個人的に好きなのがパイナップル味。どこのコンビニにも置いてあるのでけっこう飲んでいたんです。一つ25バーツなのでおよそ100円です。水だけだと飽きるため別の飲み物も飲みたくなりますが、冷たいお茶や麦茶は大体砂糖が添加されています。どうせ甘いの飲むのであれば、お腹に優しい乳酸飲料の方がよいでしょう。
この乳酸飲料を作っているbetagenは1991年に製造販売。東南アジア(ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ)に販路を持ち、2012年にはタイで一番売れている飲用ヨーグルト製品となったんだとか。
そしてこちら。こちらもbetagenが出してる飲み物です。
「kombuchya」と書かれてます。だれがどう見たって昆布茶です。でもbetagenは乳酸飲料を扱っているところ。そしてこの「kombuchya」は乳酸飲料コーナーに置かれている製品です。
すげー気になるので買って飲んでみました。
なんか水っぽくて乳酸飲料っぽくない雰囲気。色味もマジで昆布茶のような感じ。
結論から言うと、これは昆布茶ではなくコンブチャでした。
昔日本でも紅茶キノコってのが流行った時期がありましたが、コンブチャの正体はまさにそれなんだとか。
モンゴルあたりが発祥のようで、茶葉と砂糖を発酵させたものがコンブチャと呼ばれるものなんだとか。コンブチャの名前の由来は、製造過程で海藻が入っているものと誤解し「昆布」と名付けたって説があるようなので、中身は昆布茶でないにしろ、名前の由来は関係しているようです。
紅茶キノコが流行ったのは1975年。私が知ってるキノコブームはヨーグルトキノコ(ケフィア)なので紅茶キノコは少し前の世代のようです。そのため初めて飲みます。
コンブチャの存在を後から知ったため、これを飲んだ時は昆布茶のつもりだったので変な感じがしました。麦茶と思って飲んだら麺つゆだったみたいなやつ。
ほのかに紅茶の味がします。そして少し酸っぱい。ヤクルトなどのような濃厚な味はせず、薄いです。なんか水で薄めたような味。美味しい飲み物ではないですが、別に不味くないので飲めます。
コンビニで取り扱われている製品なんでバンコクでは人気の発酵飲料なのでしょう。日本人は「昆布茶だ!」って手に取って飲んでみて衝撃を受ける人が多くいそうですね。私はその一人です。
「どうせ海外だから昆布茶に砂糖入れてて甘いやつなんでしょ!?」
って考えていたんですが、全く別物でした。でも、お茶であることに違いはありません。
コンブチャは欧米では人気の健康飲料なんだそう。いわゆる菌活ってやつをしている人は積極的に取り入れているんだとか。
日本は海外の流行に流されるところがあります。
タピオカ⇒唐揚げ⇒高級食パン⇒マリトッツォ⇒冷凍餃子
次に来るのは紅茶キノコ、ケフィアブームかも。これで一儲けできるかもしれません。
加工食品のオーナー制度とかで出資金集めるか!