やっぱり、タイでもケンタッキー。ケンタ丼を食べてみた
タイに旅行に来ているとどうしてもタイ料理がメインとなってしまいます。そりゃタイにいるわけなんで当然なんです。日本でいえばラーメン屋、蕎麦屋、うどん屋、牛丼屋、回転寿司、定食屋この辺を巡回しているといった感じでしょうか。日本でもこの辺りの店を巡ればローカルなもんが食べられるわけです。つまりタイの麺料理、ご飯もの、郷土料理、まぁタイ料理の基本的なところは食べた感じでしょうか。
そんなわけでたまにはちょっと違うものが食べたい。タイ人が作る和食っていうのもよいのですがもっとスタンダードなものが食べたい。そう、いわゆるファストフードが食べたいんです。マックやケンタッキーとかそういうのがいいんです。
現在もカップラーメンを夜食にしたりとだいぶジャンクフード生活です。そして屋台で食べるご飯も乾麺を温めたりするわけなのでジャンクフードなんです。でもそうじゃないジャンクフードを食べたい。そして白羽の矢がたったのがケンタッキー・フライド・チキンでした。
マクドナルドという選択もあったのですが、ミャンマーで食べたケンタッキーが予想以上においしかったのでバンコクでも食べようと思ったのです。日本のケンタッキーも好きです。でも日本の場合値段が結構するんです。チキン一本が250円くらいでしょうか。バレルで買って抱えて食べたいですが高くてできません。そもそもこの年になると三本も食べれば油で気持ち悪くなるので二本が限度です。でも二本のチキンだけ食べたんじゃ腹は膨れないんです。
ケンタッキーのチキンは味付けが濃い。そのため炭水化物を欲するわけです。しかしジャパニーズKFCさんは米を提供せず、チキンフィレサンドとビスケット的なヤツしかないんです。ビスケットもチキンフィレサンドもおいしいんです。おいしいのではありますがそれじゃないんです。
チキンをほおばりながら米的な何かをがっついて食べたいんです。日本人は米食文化なんです。たとえおかずが舶来モノだとしても米で食べたいわけです。だってシチューだっておでんだって日本人は皆一度はそれをおかずとしてご飯を食べているはずなんです。ケンタッキーでも同じこと。
ケンタッキー・フライド・チキンをおかずとしてご飯を食べたい。
それを可能としてくれるのが東南アジアのケンタッキーです。
昨年の旅の終わり、ミャンマーの空港でケンタッキー・フライド・チキンを食べました。カリカリのチキンと紙に包まれたご飯。ご飯とすげー合うんです。いわゆるから揚げ定食がケンタッキーで食べられるんです。
ミャンマーのチキンは日本のよりも安いのに地鶏を使っているんだとか。個人的には地鶏かどうかの判断はつかず、どちらかというとブロイラーの緩い感じの肉の方が好きなのです。まぁどっちでもよいんです。重要なのは米に合うかです。
外国資本の店ですがメニューは英語表記ゼロでタイ語のみ。ぜんぜん優しさが感じられない。写真で選択するしかありません。日本でもおなじみのチキンフィレサンドやビスケットのセットもありますが今回はライスボックスのセットを選びたいです。
そして持ち帰りしたいと思います。これまで50バーツ前後の食事が主でした。それに比べると少し高いですがそれでもかなり安いです。日本で頼んだら1500円程度になりそうですが150バーツ、500円程度で食べられるんです。
セットメニューを頼むと空の紙コップを渡されます。ドリンクはセルフサービスとなっているようです。飲み物の値段は同じなのでこのスタイルは便利ですね。海外のファストフードだとめんどくさいんでコーラになっちゃうんです。発音が通じるのかが不安なんで。そんなわけで今回はコーラではなくセブンアップを注ぎます。
どこの国に行っても「セブンアップ」なら通じるはず。
買ったセット内容はチキンが一本、ポテト、ナゲット二つ、そしてケンタッキー丼です。ナゲットよりもチキン二本がよかったですね。
チキンは少しだけクリスピー感があります。ミャンマーのやつはがっつりクリスピーチキンでしたがバンコクのは若干クリスピーといったところ。こちらの方が肉食ってる感じがします。味付けは若干辛味があります。味濃いめでおいしいです。
日本のポテトは太いやつですがバンコクのはマックと同じ細いポテトです。個人的には太いポテトのほうが好きです。細いのはマックに行けば食べられますからね。
こちらが本日の主食であるケンタッキー・フライド・チキン丼です。クリスピーチキンと玉ねぎと何らかの酢漬けされたピクルス、それに香草、固いやつは米を炒ったものでしょうか。塩気は薄く辛いです。
全然外国人に優しくない味付け。辛くて結構しんどいです。
ケンタッキーだったら観光客向けに辛さ控えめだと思ったのですがメニュー表記がタイ語オンリーのところを見ると観光客は度外視で現地の人向けなのでしょう。そもそもタイは鶏肉料理が多いので外国人観光客はわざわざケンタッキーフライドチキンを選ぶ人も少ないのだと思います。どちらかというとマクドナルドのほうが人気なのかもしれません。
持ち帰りだったのでソース類が大量に入れられていました。こちらはケチャップとチリソース。タイ人はこれにさらに辛くするんですね。それともこれは二個のナゲットのためのチリソースとポテトにつけるケチャップなのでしょうか。ケンタッキー・フライド・チキン丼の塩気が足りなかったのでどんぶりにケチャップを追加。多少辛味が落ち着きましたが明日は肛門が痛くなるの確定です。
チキンといえばビールで流し込むに限ります。本日はシンハーで。やはりケンタッキーと米、ビールは相性が良いです。絶対に日本でもやれば流行るはずクリスマスにチキン売るよりもご飯セットを売った方が絶対に売れるでしょ。
そして少し足りないと思いチャーンも購入済みです。以前はシンハー派でしたが今はチャーン派になりつつあります。チャーンの方が薄味というんでしょうか。飲みやすいです。そんなわけでついつい飲み進めてしまいます。バンコク来た当初はビール一本で持て余していたのですが飲み続けると体も慣れてくるようです。
そろそろ帰国も近いです。戻り次第また断酒生活が始まるわけですね。このままバンコクにいる手段はないでしょうか。そもそもそれを探しに旅に出たのに何も探さずただ暖かい気候に身をゆだねているだけです。南国は人をダメにするというのがなんとなくわかります。稼ぎが無くても食べるものはどうにか出来そう。であれば働かずに身を任せた方がよいのではないか。このような気持ちになり堕落していくのでしょう。日本に帰れば厳しい寒さと厳しい現実が待っているのです。
このままバンコクのチキンを食べて生活したい!