タイといえばマッサージ。健全なマッサージ店に行ってみた。
泊まっているホテルのフロントのところにバンコクの観光マップのようなものが置いてあります。最近はスマホを皆が持ち歩くようになったためこの手のフリーペーパーというのが少なくなったそうです。印刷代もかかり設置費用もかかります。スマホでダウンロードする形であれば、わざわざ設置することも印刷も不要。そして利用者もネットで取得すれば持ち歩くのも楽になります。
でも紙媒体のほうが好きという人は一定数いて、私もその意見に少し賛成します。昨年旅をしたとき、地球の歩き方を電子書籍で持っていきました。紙であればバッグから取り出してすぐ見れるのですが、スマホだとブラウザを立ち上げて、目的のページを探さなければなりません。その作業が面倒となりほとんど地球の歩き方は使いませんでした。重くないという利点はすごい良いのですが、紙の方が使いやすいところもあるんです。とくに地図の部分は紙だといいですね。そんなわけで観光マップは重宝します。
しかも日本語も書いてあります。外国人向けの観光ガイドなので英語が基本、そして場所柄日本語も書いてあるのでしょう。フリーペーパーなんてただの広告媒体でしかないと思われがちですが、意外にもよい情報が入っていることもあるんです。
バンコク中心地の地図です。最近じゃGoogleマップを見ればそれで足りてしまうので地図も持ち歩かなくなりました。スマホがあればオフラインの地図も入れておけます。でもやっぱり紙の地図が良い。
このガイドに乗っているお店の場所が示されています。店側はこのマップにお金を払って掲載してもらっているのでしょう。
こんな感じでホテルの紹介などがあります。
しかしこの手のフリーペーパー事業は楽ではないです。インターネットが普及し情報はスマホで入手するというのが一般的となりました。そのため紙媒体に広告を載せるよりもインターネットに広告を載せた方が費用対効果が高いわけです。紙で見るのが好きという人がいたとしても数はそこまで多くないのです。そのため広告したい人もネットの方に流れていき、フリーペーパーも広告主を探すのが難しくなっているようです。
その結果がこれです。日本の新聞雑誌もやはりそっち関連の広告主からの収益が大きいのでしょう。唯一紙媒体で生き残れるコンテンツであり広告主なのでしょう。ほかの広告主が逃げて行ってもこの業界だけは残る。その結果それが主となってしまうのです。
ほぼその手の店しか載っていません。そのため偏った観光ガイドになってしまっています。どうみても全て同じマッサージにしか見えない。
これじゃただのMAN-ZOKUバンコク版じゃねえか!
それがホテルのフロントのところに置いてあるんです。
明らかにいかがわしいもの。でもホテルのフロントに置いてある奴なら安心でしょう。そのためじっくりと見てしまいます。
スクンビットソイ22はその手の場所だということが分かりました。脇道の通りにはマッサージ店だらけでそのほとんどがソレ系の店のようです。数が多すぎて別枠で店名を表示する形になっちゃっています。ダメですねこういうところを利用する大人たちは。
それはそうと先日ワットポーに行きました。どうやらワットポーはタイマッサージの総本山なんだそうです。タイ式のマッサージは日本で何度か受けたことがあります。タイといえばマッサージなんです。アユタヤ王朝の時代から、もっと古くから代々受け継がれた伝統、そして文化があるのでしょう。タイを知る上でマッサージは欠かせないわけです。やっぱりバンコクに滞在してるんだからそういうところ行かなきゃです。
やっぱマッサージに行かなきゃデスヨネー。でもワットポーまで行くのは大変。これは非常に残念。近くに総本山のワットポーがあるのにもう日が暮れているんです。すごい残念。でも文化を知るためマッサージに行くべき。どうすればいいんだろうか?どうすれば文化に触れられるんだろうか??
あっ!そういえば、この近くマッサージ店がいっぱいあるんだった。本当はワットポーに行くべきなんでしょうが、文化を継承した人たちがこの界隈でマッサージをしているのでしょう。そんなわけで今回はスクンビットソイ22にあるマッサージ店に行くことにしました。
もう一度言いますが、これは使命。仕方なく行くんです。
と、とうぜんですが変な店に行くわけではありません。健全な店に行きたいんです。
私は腰痛持ちでずっと座っていたり同じ姿勢でいると腰が痛くなります。そのため日本では定期的に鍼治療を受けています。鍼の先生から言われたのは「歩くこと」でした。腰を動かし血行を良くしておけば筋肉の強ばりがなくなり腰痛も軽減できるとのことです。たしかに歩けば腰痛は軽減されますが、歩かなければすぐに腰が痛くなります。ギックリ腰になることもあります。
腰に爆弾を抱えているため定期的にマッサージを受けたいわけです。
しかしここはスクンビットソイ22です。こんな感じの店ばかりなんです。とはいってもそれは更に脇道に入ったところです。大通り沿いには普通のマッサージ店があります。店内を覗くと女性客もいます。値段は店により少し高いですが、比較的綺麗なお店に立ち寄りました。
マッサージ店のメインコンテンツはフットマッサージです。前回タイに行ったときに受けました。でも今回は腰のマッサージをしてもらいたいわけです。そのため全身マッサージを受けることに。時間は一時間。金額は500バーツです。安い店もありましたが雰囲気がよさそうなところを選ぶとこれくらいの金額になってしまいます。それでも値段は2000円以下です。日本だと一時間6000円とかですからマッサージも安くできます。この金額で受けられるのであれば毎日行ってもよさそうです。
マッサージの内容はオイルマッサージ。手足をほぐしながらマッサージをして肩から背中、腰と指圧していきます。それと合わせて整体みたいなマッサージを行います。この整体っぽいやつがタイ式のマッサージなのでしょう。日本でタイマッサージを受けたことがありますが、その時は身体の上に立たれて足でマッサージをするヤツでした。今回はそういうのではないようです。
やっぱり指圧や整体というのは良いもんですね。日ごろから鍼や按摩を受けているため、値段が安いとなるとついつい行きたくなってしまいます。腰痛持ちなのでもう少し腰を重点的にやってもらいたかったです。英語やタイ語でそのような指示ができるとよいのでしょうが、できないためこれで我慢するしかありません。でも高いだけあってしっかりとマッサージをしてくれました。
マッサージが済んだ後は先日行ったカオマンガイ屋へ。しかし大行列に。そのため今日のご飯はカップラーメンとなりました。