山林生活

バンコクで節約するならやっぱり屋台飯!

バンコクで節約するならやっぱり屋台飯!

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2020年にバンコクに行った際、バーツは日本円で3.5円ほどでした。2016年ころは3円ちょっとでした。バーツのお札は20バーツ、50バーツ、100バーツ、500バーツ、1000バーツがあります。ホテルや利用する施設にもよりますが、例えばチップを渡す場合20バーツか50バーツを利用します。20バーツの場合3円計算であれば60円、3.5円計算であれば70円。50バーツだと150円、175円なので結構いい値段です。

ただこれは2020年と2016年の話。

2022年、コロナ感染症の蔓延に始まり、今年に入ってからウクライナとロシアの戦争がはじまりました。それにより海外はインフレが加速。そのため金融引き締めに舵を取りました。しかし日本は世界の時流に流されることなく、金融緩和を続けています。その結果、円安が加速しました。これはドル円だけでなく、円バーツも影響があり、円安バーツ高となっています。

日本に旅行に行く外国人にとってみれば円安はうれしい限りでしょう。しかし日本人が海外に行く場合、負担が多くなっています。

バーツ円の為替は1バーツ3.9円までになりました。2年前に比べると10%高く、6年前に比べると30%も高いです。物価の安い国でのんびり過ごす、“外籠り”をするために海外に行く人がいましたが、年々それも厳しい状態になっているようです。

しかも為替でバーツが高くなっているだけの問題ではありません。
タイもアメリカ同様にインフレで物価が高くなっているようでインフレ率は6%ほど上昇しているようです。ここで歯止めがきけばよいのでしょうが、まだまだ物価は上がるのでしょう。つまりコロナ前と比べると為替や物価高の影響で16%も値上がりしているんです。

実際になんかちょっと高いのは高いんですよね。安いものは変わらず安いんですが、物価の二極化状態になっています。ふつうの飲食店だと値段が高い。そんなわけでもっぱら屋台かフードコートを利用しています。

以前は屋台で喰うのはリスクだと思っていました。見た目からしてヤバそうだし不衛生っぽい。においもちょっと臭いし、いつから放置されているかわからない肉がぶら下がっているんです。そんなところで食事をしたら、確実に腹壊すわけです。そのため安心できるショッピングモール内にある飲食店を利用していました。
しかし、その飲食店だって厨房が見えていないだけで中がどんなところなのかは客にはわかりません。むしろ調理場が見える屋台のほうが安心なんじゃないかと!

ってわけで屋台飯も抵抗なく食べています。

こちらは以前にも行ったことがあるタイラーメンです。なんか、ここのラーメン好きなんですよね。別にすごいうまいわけではないんですが、夜に一杯食べるには最適です。

怪しい肉と怪しい魚肉。ネギに空心菜、モヤシが入っています。

この四つの調味料を利用します。辛味、塩味、酸味、甘みをこれで調整します。
私の好みは唐辛子スプーン三分の一、砂糖半分、ナンプラー少々、酢少々。唐辛子の量を少なくすることで後日トイレで辛い思いをせずに済みます。

こちらはタイの東北地方、イサーン料理「サイクロークイサーン」というソーセージ。豚肉ともち米の腸詰です。味は少しスパイシー。だいぶ脂っこいです。もち米を発酵させて酸味を出しているそうですが、そこまで酸っぱい味ではありません。おかずというより酒の肴です。脂っぽいのでそんなにいっぱい食べられないです。
一串20バーツ。付け合わせにキャベツと生姜スライス、青唐辛子がついてきます。辛味が足りない人は青唐辛子を直接噛みながら食べるのでしょう。

こちらはフライドチキン。一つ17バーツ。屋台は朝から営業しており夕方買いました。バンコクの炎天下の中、8時間程排気ガスにまみれたチキンです。唐揚げは二度揚げがおいしいなんていわれますが、この肉は何度も繰り返し揚げられているのでしょう。そのためカッピカピになっています。ケンタッキーのようなジューシーさはありません。でも酒のツマミには最適です。

こちらは魚肉です。串ものって焼き鳥や牛串をイメージしがちですが、タイでは魚肉が結構有名です。駅前にはかならず魚肉の屋台があります。

こちらは揚げ魚肉の店。注文の仕方はショーケースをあけてほしい串をざるに出していきます。それを店員に渡すと店員は油にぶち込みます。揚げる理由は衛生上の問題があるからでしょう。火を通せばマイペンライってやつです。揚がったら串から外して適当な大きさに切ってくれます。それらすべてをビニール袋にぶち込んで、辛いタレをかけて出来上がり。ここでも付け合わせはキャベツです。

揚げ物のためちょっと脂っぽいです。でも、酒のツマミにはちょうどいいですね。魚肉ソーセージってそのまま食べるか焼く食べ方しかしていませんでしたが、揚げるってのもアリです。そして付け合わせの辛いタレがマッチしていておいしいです。

こちらは同じ魚肉ですが揚げ魚肉ではなく蒸し魚肉です。まぁ想像通りの味です。私は揚げ魚肉の方が好きですね。

こちらはカオジーというもち米を使ったイサーン料理です。

見た目焼きおにぎりで、食べても焼きおにぎりに近いです。塩気に卵黄、それにココナッツの味がします。素朴で良いですね。

昼はフードコートですが朝と夜は屋台飯が主です。ランチは50バーツほど。夜は40バーツくらい。そのため食事代が安くて済みます。ただビール代が100バーツくらいかかっています。100バーツだと380円。500ml缶のチャーンが2本買えます。1本190円なんです。
日本では主に発泡酒。イオンが出してる発泡酒は500mlで110円で売っています。普段飲んでいるやつは170円くらい。つまり日本の方が酒代が安く済んでいますね。タイのビールは安くてうまい、タイは物価が安いというのはもはや過去の話。ちょっと食事代が安いだけです。これも日本の経済が停滞しているからなんでしょうね。そんなわけでできる限り出費を少なくするため、普段は屋台飯となっています。

ちなみに私は初日からずっとお腹の調子が悪いです。

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