ペルチェ式冷却器で車中泊用自作エアコンを考察
夏本番ですね。もう暑くて何もやる気が起きません。
私、寒いのが苦手です。そのため山林を買ったのも寒い山梨や奥多摩ではなく、温かい千葉にしたわけです。
実際に暖かいかというと、冬は当然のように寒いわけですが。
ただ夏の暑さもやはりつらいです。
冬の寒さは着込めば対処できます。しかし夏の暑さは対処法がありません。水をかぶり続けるとか、そんな方法しかないのです。
かといってそれで涼しくなるのは一時だけ。しかも寝る時にはそれができません。
問題の車中泊。夏場は全く向かないようですね。
車中泊を初めてしたのは昨年の9月中頃でした。まだ残暑が続いてはいましたが、夜は涼しく過ごせました。
もちろん海沿いや市街地は暑かったですが、少し山を登れば、朝は少し肌寒いくらいの気温でした。
そのため夏の過酷さを知りません。というより夏は車中泊してはいけない時期なんでしょうね。
私は山林を開拓するために車で寝泊まりしているわけですが、それが出来ないとなると山林の開拓も進まなくなります。
夏は暑いから山林開拓が出来ない。
秋は蜂がいるから山林開拓が出来ない。
冬は寒いから山林開拓が出来ない。
春は別のことがしたいから山林開拓が出来ない。
結果的にオールシーズン山林開拓が出来なくなってしまいます。
夏こそ山遊びです。山で遊ぶためには開拓を。
となると車中泊ができるようにしていくしかないですよね。
ペルチェ式送風キットです。
ペルチェ式は山林小屋に冷蔵庫として使用しています。多少は冷えている。その程度です。
ペルチェ式については詳しいことは知りませんが、電気を通すと熱が移動して、一方は発熱、もう一方は冷却するってやつなんです。
冷蔵庫に使えるってことは、サンバーにこれを利用すれば室内は常に涼しくできるってこと?
というわけで購入しました。
以前から気になっていたんです。
ただ風を送る扇風機よりも冷たい風がでればうれしいなー。と、そんな矢先こんな商品を見たら買っちゃうでしょ。
しかしながら、電子工作が苦手な私。差して使えるタイプがよいのですが、配線むき出しな状態。
とりあえずDCプラグの先っぽを購入し取り付け。電力は12Vのようなのでそれも準備しました。
車につける前に試運転をしてみます。
若干冷たい風が吹いています。なんなんでしょう。この微風程度しかでないシステムは。
もっと冷たい風を大量に吹かせたいのですが...。
アルミの板?のところはかなり冷たくなっています。もう一方は暑くなってます。
しかし、これでは車内を冷やすというのは少し難しいのでしょう。サンバーの車内って三畳くらいでしょうか。
それをこれだけでは冷やせないのでしょう。まぁ多少冷たい風に当たれる程度って感じでしょうか。
窓に取り付けてクーラーになることを期待したのですが、ちょっと無理っぽいですね。
また一つ問題があります。
電源に5Vを12Vに昇圧するUSBを利用したのですが、これが発熱しています。
ペルチェ式で車内を冷やそうとしても、電源で発熱しているわけですのでその時点で相殺、というよりは室内は暑くなってしまいます。
熱を動かすって、そこに動かしたら意味がないのですが...。
冷たい風がどうのこうのとかいう話ではなくなりました。ただ熱を発する機械になってしまっています。
ファンのモーター音もうるさいし。
そもそもペルチェ式って電気の消費量が多いのだとか。
電力が乏しい車中泊にとっては全く向かない商品なのかもしれませんね。
でも、車内は冷やせなくても使い方次第では冷風機とかを作れるかもしれません。
このままではゴミになってしまうペルチェ式送風機。私の力で何とかしたいと思います。
室内を冷やす方法って限りがありますね。一応車中泊用のポータブルクーラーはあるようです。
しかし大きいし、こちらも電力が結構必要です。オートキャンプ場とかで利用する程度なのでしょう。
結局はこれまで通り扇風機なんでしょうね。扇風機とハッカ油が車中泊には一番なんでしょう。