山林生活

‐車無しでも山林開拓や小屋暮らしは可能か?‐

車無しでも山林開拓や小屋暮らしは可能か?

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以前、当サイトを経由して小屋暮らしを実践したいというお話を頂きました。
セルフビルドで小屋を建て、スローライフを味わいたいと考える人は結構いるようです。社会に揉まれながら疲弊し続けるよりも、周りに干渉されず静かに暮らしたいという気持ちもわからなくありません。当方もまたそんな暮らしをしてみたいという願望が少なからずあります。

ではそれを実践するとなると土地を買って資材を運び入れ、自ら小屋作りをしなければなりません。もしくは地方の別荘や山奥の戸建て買う、または借りて生活するというのもよいでしょう。むしろ借りれるようなところがあるのならばその方が実践しやすいと思います。

住めば都とはいうものの、基本的に公共のサービスにはあまり期待できず、かといって周りにお店があるような場所ではないというのが小屋暮らしの基本的な部分となるでしょう。買い物に行くのも歩いていける距離ではない、かといってバスや電車が走っている場所でもないわけです。当方が所有する山林もむかーしはバスが通っていたそうですが、人口減少でバスもコミュニティバスも通っていません。駅まで徒歩1時間30分といったところでしょうか。新幹線なら名古屋まで行けるくらいの時間を歩かなければ駅やコンビニに行くことすらできない場所です。

であれば自転車を乗り物として使用するというのも一つですが、行きはよいよい帰りは恐いです。
行きは長い長い下り坂をブレーキ一杯握りしめてゆっくりゆっくり下っていけばよいのですが、帰りは当然長い長い上り坂を必死になって登らなければなりません。
千葉の山は低いとはいっても坂道は結構急なんです。
都心からほど近い千葉だとしてもこんな感じで不便なんです。

近年、高齢の方が自動車免許を返納するといった動きがありますが、このような地域で免許を返納するというのは足を切断するに等しいこと。行政サービスが無いため、自家用車に頼るしかないのです。

資材運びに関してだけ考えれば、一応ホームセンターが軽トラを貸してくれます。そのため資材を運ぶことについて車は必要ないかもしれません。しかしそのホームセンターに行くまでの交通手段がないのです。車は必要なかったとしても、最低でもバイクは用意すべきでしょう。

出来る限りローコストで、そして機能性も高く壊れないバイク。

趣味で乗るのではなくあくまでも足として考える。そのように考えた場合に選ぶべきバイクは限られます。

まず大きく分けて選択肢は三つです。

50㏄以下のいわゆる原動機付自転車。
125㏄以下の原付二種。
125~249㏄の普通自動二輪。

250㏄以上だと車検があるためコストを考えると望ましくない。また400㏄以上の大型も小屋暮らしの足としては不要でしょう。そのためこの三種類に限定されます。

自動二輪のメリットデメリット

まず普通自動二輪についてお話ししましょう。普通自動二輪の一番のメリットは高速道路に乗れることです。原付二種や原付はこれらの道路を走ることができません。地域にもよりますが高速道路に乗らないとかなり遠回りを強いられる場所もあります。また小屋にずっと滞在するのであれば別ですが、都心に出たいとなった時、下道で延々走るのは苦労です。

仮に場所が千葉の房総半島だったとき、自動二輪であればアクアラインで帰れますが、原付は下道を千葉市、船橋市、市川市、浦安市と湾岸沿いを走っていかなければならないわけです。

個人的に下道をバイクで走るよりも高速があるならそっちに乗りたいです。理由はそっちの方が人を轢く確率が大幅に下がるからです。高速は早く動けるというメリット以外にも、事故で相手に怪我させるリスク軽減というメリットがあります。

また排気量も大きいためある程度の速度も出る、制動性も確保されているというメリットがあります。

デメリットに関しては普通自動二輪の場合、二輪免許が必要ということです。免許を持っているのであれば問題ないですが、持っていない場合はわざわざ取りに行かなければなりません。デメリットはこれくらいでしょうかね。

税金も三種類の中では一番高いですが金額の差はそこまででもありません。保険についても原付と二種はファミリバイク特約というものを使えば支払いを少なくできますが、それが家族か自身が自動車保険に加入しているというのが前提となってしまいます。

原付二種のメリットデメリット

デメリットから話すと普通二輪同様に免許の取得が必要です。車の免許では乗れません。二種だけ取るって人は少ないと思います。大体の方が普通二輪免許で乗っているのでしょう。あとは自動二輪と違って高速には乗れません。

メリットについてはやっぱり手軽というところでしょうか。販売価格も普通自動二輪と比べると手頃な額になります。車両は軽いものもあり、どちらかというと実用性の高いものが多いです。通勤などに使っている人も多くいます。その理由は後述しますが原付には色々と制限があるからです。

原付のメリットデメリット

メリットは自動車免許を持っている人であれば乗れるという利点があります。また免許が無くても一日で取得することができます。車両の値段が安く、中古も多くある、お手軽というのがメリットでしょう。

デメリットは制限速度が30kmと遅く、二段階右折とかしなければならない。速度が遅いため反対に危ないことがある。当然高速は乗れない。あとは二人乗りが出来ない、積載量が30kg未満といった感じです。

一番手っ取り早いのが原付なのでしょう。しかし記した通り原付には多くの制限があるわけです。個人的にはあまりお勧めできません。高速道路に乗ることを考えていないのであれば原付二種が一番だと思います。二種の場合、一般道路の制限速度は60kmが上限となります。普通自動車と同じように走れるわけです。また基本的に車重が軽いものが多く、取り回しも楽です。足として使う分には一番良いサイズです。

原付二種のおススメバイク

個人的におススメなのはタイホンダが出していたハンターカブという車種ですが、もう生産は終了しているため現行車はありません。現行車だと新しく出たクロスカブ(CC110)がよいのではないでしょうか。車両価格は34万円とあまりお手頃ではありません。基本的にカブの値段は他の車種に比べると少し高めです。でも、性能や利便性、堅牢性など恐らく一番なんではないでしょうか。燃費もリッター60くらい走ります。実際のところはリッター40くらいは走ってくれるでしょう。

基本的にカブであればクロスカブでなくても125㏄のカブでもなんでもよいと思います。また下駄がわりなので別に中古でも構わないですよね。バイクの中古のメーターは改ざんされていることが多いので、基本的に数字はあてになりません。実車見た上で判断するしかないですね。

一番はこのようにカブですが、カブの場合収納スペースがありません。キャリアとかボックスとか取り付ければ問題ありません。ちょっとした収納スペースが必要というのであればスクーターがよいでしょう。125㏄でおススメのスクーターはアドレスV125あたりでしょうかね。屋根付きのピザ屋のバイクもいいんですが、値段も高いですからね。屋根付きでも結局濡れるから雨合羽は必要となります。それだったら取り回しがしやすい小さめのスクーターの方が利便性はあると思います。

原付のおススメバイク

原付のおススメバイクもやはりカブ一択でしょう。中古であれば屋根付きのホンダジャイロキャノピーがありますが、原付ですからね。基本的に当方は原付をお勧めできません。やっぱり危ないんですよね。値段も安いんで気軽に乗れますが、やはり原付に乗るんだったら二種免許取ってそっちに乗った方がよいです。二種免許は二日くらいあれば取れるみたいですね。新車のカブ買うなら二種免許取って中古の125買った方がよいと思います。

中型自動二輪のおススメバイク

足として考えるのであればスクーターになるのでしょうね。でも日本のビッグスクーターは基本的にサイズも大きいんですよね。取り回しが面倒なところがあります。かといって取り回ししやすいオフ車とか買うのもなんだか違うんですよね。遊びとしては利用価値が高いですが、小屋暮らしで使う場合、その性能は不要です。

そんな中で当方がおススメしたいのは「スズキ・ヴェクスター150」です。

日本のビッグスクーターは名前に「ビッグ」がついているだけあって車体が大きい。大きいと取り回しも面倒だし、邪魔。出来れば車体の小さなビッグスクーターが欲しい。そんな願いを叶えてくれたのがヴェクスター150でした。

車体のサイズは125㏄。でもエンジンは150㏄だから高速に乗ることができる。そんな魅力的な車両なんです。ヴェクスター150の細かなお話に関してはまた今度するとして、一番楽に乗れて「とりあえず高速も乗れる」ことを考えるとコレになるのでしょう。もう生産は10年以上前に終了しているため探すのは大変だと思いますが、「とりあえず高速も乗れる」んです。

こんな感じでどの種類にもメリットがあればデメリットもあります。スタイルに合わせて決めるのがよさそうですね。
車が無くても小屋暮らしはできると思います。しかしなければ制限されます。まぁ個人的には車があった方がよいと思います。
ただその辺にコストは割きたくない、出来る限り出費は少なくしたいと考えているのであれば中型自動二輪が一番良いと思います。現在当方は車を持っていますが、山林の小屋がある程度住めそうな感じになれば125㏄を買おうかと思っています。125㏄で当方が一番欲しい車両は…。それについてはまた今度お話したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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Author:小鳥遊々
   (NOMA TAKANASHI)

山林

千葉に山林を購入しました。
小屋暮らしをするため、土地持ちホームレスを目指し開拓中

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