カナディアンクラブを飲むための炭酸水自作を考察
ウィスキーが高くて手が出ない。というより日本のシングルモルトはもう販売してないんじゃないか?っていうくらい店に置いてありません。
あるのは角瓶とニッカウィスキー。少し高くて知多。すべてブレンデッドウィスキーばかり。一応焼酎メーカーなどが新たなウィスキーを出していますが、まだまだといった感じ。国産のシングルモルトは死んじゃったみたいな感じです。
そうなると海外のモルトを漁るわけなんですが、こちらもこちらで手が出ない。一時期よりも値段は高騰。ウィスキーは高級品になりつつあります。
そうなると安くておいしい酒を探すしかないわけです。シングルモルトには手が出せないんでブレンデッドを。
本日お話ししたいのは「カナディアンクラブ」です。
1000円前後で買えるウィスキーです。
ブレンデッドなら角瓶買えばいいじゃないって話ですが、それでは芸がありません。
せっかくだから洋酒にしたいです。そもそも角瓶の方が少し高いですからね。値段的にはブラックニッカ以上、角瓶未満といった感じでしょうか。
カナディアンクラブの歴史については輸入元のサントリーのウェブサイトでも見てください。名前の通りカナダで作られたウィスキーです。カナダというだけあって味わい的にはバーボンに近い感じ。でもカナディアンクラブは少し甘みが強い感じがします。
バーボンだと少しえぐ味がありますが、カナディアンクラブはスムーズです。飲みやすい。どこにでもあるし、どこにでも売っている。洋酒を飲みたくて無難なものがなければ「CC」を頼むのが一番良いです。
飲み方は氷たっぷり入れてキンキンに冷えたソーダ割で。
そういえば山林を買う前に、自分でソーダを作る方法を考えていた時期がありました。現在は「買えばいいじゃん」で済ませていますが、その当時はいくつかの方法を考えていました。
1.ミドボン(炭酸ボンベ)を使って炭酸水を自作する方法。
2.クエン酸と重曹を使って炭酸水を作る方法。
3.松の葉でサイダーを作る方法。
ミドボン(炭酸ボンベ)を使って炭酸水を自作する方法。
生ビールとかで使う炭酸ガスが入ったボンベを使って炭酸水を作る方法です。これらを準備しなければなりませんが、これさえあれば炭酸水が気軽に作れます。水に炭酸を入れれば炭酸水になるだけではなく、オレンジジュースを炭酸にすることも。日本酒であればスパークリング清酒も作れます。なんだったら直接ウィスキーに炭酸を入れることだってできるでしょう。個人的には一番使い勝手がよさそうですが、でかいんですよね。炭酸が安く手に入るわけですが、初期投資も高いし、そもそもそこまで炭酸を欲しているほどでもないので。
クエン酸と重曹を使って炭酸水を作る方法。
恐らく一番無難な方法なのだと思います。しかし塩気があるため普通の炭酸水とは少し勝手が違うんでしょうね。1000mlを30円くらいで作れるようですが。クエン酸と重曹さえあれば掃除にも役立つし、炭酸も作れる。ただそれだけです。
松の葉でサイダーを作る方法。
山林生活を目指すものとしてはこの形がよいのでしょう。分量さえ間違えなければ炭酸が手に入るかもしれません。要は発酵です。松の葉についた天然酵母を使って醸造するってことです。砂糖水に松の葉を入れて適温で放置。酵母が糖分を分解、発酵。その際に出る二酸化炭素を使ったサイダーってことですね。糖分を適量にすれば甘みのない炭酸に。糖分が多ければ松の葉サイダーに。
しかし、これで出来たものを飲めば酒税法違反確定です。
発酵すればアルコールを含みます。ブログで「松葉酒作って飲みましたー」って言ってる人は「脱税してます―」って言っているようなものです。色々とブログを散見していると、堂々とビール造りました、どぶろく作りましたっていうのを目にします。作るまでは違法ではない、でもそれを飲めば違法となる。私の認識ではこんな感じです。
違法にならないためにはアルコール分をとばす工程も必要になります。煮沸すれば炭酸もとびそうなんですが。。。こんなことで国税から咎められはしないと思います。そもそも飲んだかどうかはブログ上からでは判断もできません。しかし違法である以上は推奨できませんよね。この辺の法改正を何とかしてほしいものです。
いろいろと炭酸水つくりは考えましたが、「買えばいいじゃん」という答えに行きつきました。炭酸なんてそんなすぐに腐るものでもないし、買って置いといて何の不便も感じません。お金はかかりますが、不味い炭酸水ができたり、法を犯すよりも売ってるもの買った方が良いですからね。
カナディアンクラブはストレートや水割りで飲むよりも炭酸割りで飲むのが一番合っています。でも炭酸水用意するのがこんな感じで面倒だし、そもそも冷蔵庫ないし、ぬるい炭酸水で割って飲むくらいなら別の飲み方でもよいでしょう。
カナディアンクラブの悪いところは癖がない。
カナディアンクラブの良いところは癖がない。
癖がないから物足りない。でも癖がないからこそ無限の可能性がある。
カナダの甲類焼酎といった感じです。
そのため大体の割物にも合うんです。私は麦茶割りにすることがあります。その理由は「麦茶がそこにあるから」というだけ。ウーロン茶があればそれで割ればいいし、トマトジュースがあるならそれで割ればいいんです。こんな感じで好みの味付けが出来るっていうのも魅力です。
それであれば大五郎でも飲めばいいじゃんってことになります。
大五郎 3000円 4000ml 25度
CC 1000円 0700ml 40度
700ml×0.4=280ml
280ml÷0.25=1120ml
1120ml×3=3360ml
大五郎 3000円 4000ml 25度
CC 3000円 3360ml 25度
若干大五郎の方が安いですね。でもそこは「洋酒飲んでる」ってところの付加価値ではないでしょうか。酒を飲むのはアルコール摂取が目的ではないんです。雰囲気を味わうっていうのも酒の醍醐味です。だって、山の中で大五郎のペットボトル飲んでたら、そちら側の人たちと同じになってしまいます。
それを飲んだら人生おしまい。大五郎を呑むのは禁忌である。
カナディアンクラブだから大丈夫というわけではありませんが、洋酒ということで、多少高貴な感じがするのではないでしょうか。でも最近、アルコールだったらなんでもいいんじゃないかという考えも出てきています。悟りを開いたのでしょうかね...。