【神と和解せよ】キリスト看板からみる街の成り立ち
仕事の関係で全国色々な地域に行くことがあります。
その旅に山林があればちょっと立ち寄ったりして「このあたりに移り住むのもありかな~」なんて思ったりもしています。
しかしその場合は仕事を辞めてそこで出来る何かを探さなければなりません。なかなかその一歩は踏み出しづらいものです。
こんな感じで地方に行くたびに色々見て回ると必ずといっていいほど存在するものがあります。
キリスト看板です。
まぁ見たことないという人はいないでしょう。
「神と和解せよ」とか「死後さばきにあう」とか、黒い下地に黄色い字で書かれているアレです。
マルフクとか金貸しの看板と共産党のポスターと一緒に貼ってあるアレです。
この看板は宮城県伊具郡丸森町にある「聖書配布協力会」というところが貼っているそうです。
実際に宮城県を中心とした東北地方は多く目撃しています。
ただそれ以外にもなんとなく決まった地域に貼ってあることが多い気がします。
これまで気にしつつ見てきたのですが、河川や港、河口付近など川沿いや海沿いの場所に多くみられるような気がします。
以前、大阪の西成にある釜ヶ崎に行ったことがあります。
日本三大スラム街ってところですよね。
東京の山谷、横浜の寿町、そして大阪の西成です。西成の話はまた今度しますが、この手の貧民地区には必ずといっていいほど宗教が絡んできます。そもそも仏教はヒンズー教だかバラモン教だかから迫害された人を救うために作られたものだという話です。キリスト教もその手の感じなのでしょう。
キリスト看板=迫害地域
こんな感じで思ってしまうのは私だけでしょうか。
ただ田舎で古い建物があるから継続して残っていただけなのかもしれません。
恐らく貼っているところはキリスト教信者というわけではないと思います。
かといってそれを貼ってなにか悪いことが起きるわけでもないでしょう。
親切心で取り付けた結果私のようなバカな人間が「???」となっているだけなんだと思います。
むしろ私のような浅はかな考えの人が「死後さばきにあう」のでしょうね。
でも、街の雰囲気とか見ていると「この辺キリ看ありそう!」って思うと、必ずあるんですよね。
私の山林近辺にはキリスト看板は見当たらないんですよねー。
千葉の外れだからないのでしょうか。でも海沿いの漁村とか行けばありそうな予感もします。
一時期、このキリスト看板を写真に撮って集めていた時期があります。
途中で飽きちゃったんですが、はまっていた時はこの看板を見るためだけに地方に行ったことも。
いつかは聖域である丸森町に行きたい!そんなことを考えていた私もいましたね。
今はキリスト看板を見ても、
「これってこれまで見たことないやつだわ」
「ここってそういう地域なのかな?」
程度で写真にもおさめずにスルーしています。
別に撮影しなくても、意識していると面白い文言があるので見ちゃうんですが。
流石は世界一売れている本から引用しているだけあります。
個人的な感想ですが、キリスト看板のある地域は人の流入が少ない場所なのでしょう。
新居が建たず、建物が古いまま。そのため看板を取り付けられた当時の状態ということなのでしょう。
とくに海沿いなんかは漁師町でずっと地元の人が守ってきてるようなところですからね。