コンビニでも買える!ウィスキーのトリスで格安カクテル
安酒といったら角瓶。角瓶は安い割にはおいしいです。ソーダでハイボールとして飲むのが一番良い。サントリーの技術が詰まった酒です。一昔前にハイボールが流行り、低迷していたウィスキーを盛り上げたのも角瓶でした。銀だこが角瓶ハイボールとコラボしていたのが懐かしいです。銀だこのハイボールはレモンジュレみたいなのいれて味付けしていましたが、夏場に角ハイ飲むのは最高でしたね。
ビールもいいんですが醸造酒ってのど渇くんですよね。それに比べると角ハイは後味すっきりです。
夏はやっぱりハイボールになってしまいます。
ハイボールでもやっぱりモルトのハイボールが好きです。ラフロイグなどのアイラハイボール、バルヴェニーのスペイサイドモルト。しかし、近年の原酒不足によりウィスキーの価格高騰。
最近じゃモルトに手を出すのも金額的に高いのでできない。そのためもっぱらブレンデッドウィスキーになっております。
別にモルトが至高というわけでもありません。
ブレンデッドだっておいしいものは多くあります。
個人的に好きなのはオールドパー。あれもソーダ割で飲むと美味しいですよね。ロックで飲んでも美味しい。別にモルトである必要はありません。
そもそも酔っぱらうんだから何飲んだって一緒です。エチルアルコールに茶色い色付けれてそれをウィスキーとして出されればおいしく飲めちゃうんです。
だから別に角瓶でもいいんです。角瓶サイコー。安酒サイコー。
角瓶は安酒ではない。
そうなんですよね。サントリーの角瓶。別にそこまで安くはないんです。
イメージでは、
響⇒ローヤル⇒リザーブ⇒オールド⇒角
その下にサントリーレッド、サントリーホワイト、そしてトリスウィスキー。
そうです。
角瓶は上からブレンデットでは5番目。
モルトなどサントリーの商品を含めると8番目なわけです。
大将⇒山崎
中将⇒白州
少将⇒響
大佐⇒知多
中佐⇒ローヤル
少佐⇒リザーブ
大尉⇒オールド
中尉⇒角瓶
役職のある角瓶中尉は高級酒としなければなりません。
私が飲むべき酒はトリスウィスキーなわけです。
トリスは二等兵です。
正直なところ全然食指が動きません。
飲みたいと思えないんですよね。何度か過去に飲んだことがありますが、どうも受け入れられないんですよね。この値段帯であればブラックニッカのほうがいいです。理由としてはブラックニッカの方が味がしっかりしているから。
そのためトリスを呑もうとはしませんでした。しかしコンビニに行けば必ずあるラインナップ。
つまりはそれを飲まずしてコンビニ酒は語れないわけなんです。
トリス二等兵は国内最初の国産ウイスキーでー。
サントリーの創業者鳥井さんにちなんで「トリス」と名付けされましたー。
1919年に発売。来年で100周年ってことなんですねー。
すごいですねー。
そんな歴史あるウィスキーなんですが、正直なところ味が好みではないんです。
なんだか味がうっすいんですよね。ほのかなウイスキーの香りはします。しかし物足りないというか、足りなさすぎというか。ウイスキーと似て非なるものといった感じでしょうか。ソーダで割っても物足りない。なんなんでしょうね。
この物足りないトリス二等兵をおいしく飲むためにはどうするか色々と考えてみました。
恐らくコーラで割るのが一番無難なものなのでしょう。素材の味をすべて殺すコーラ。コーラで割れば臭みも甘みもすべてコーラ味。残るのはアルコールだけ。何も寄せ付けないコーラ味。これが一番合うんだと思います。
しかしそれでは芸がありません。
サイダーで割るというのも考えました。それもそれでおいしいでしょう。ソーダだけだと物足りないんで甘味が必要。サイダーとかオランジーナとか加糖された炭酸水とかは適しているのかもしれません。
そんな中で私が選んだのはトマトジュースです。
トマトジュースって健康なイメージあるじゃないですか。しかもトクホ。
これを飲んで身体をいたわりましょう。アルコールを添加しますが。
容器に移すのも面倒なので、トマトジュースを少しだけ飲んで減らしてその中にトリス二等兵を入れます。そしてそのままシェイク。お手製カクテルの完成です。
車中泊とか山林とかって洗い物が面倒なんですよね。道の駅にも水場があるため洗い物は一応できます。しかし公共の場ですので出来る限り洗い物とかはしたくないんです。そうなるとこんな感じで直接ペットボトルに酒を入れたり、ラッパ飲みしたりといった具合になってしまうわけです。
トマトジュースのウィスキー割り。
一応ウイスキーとトマトジュースを使ったバノックバーンというカクテルがあります。ただバノックバーンで使用するウイスキーはアイリッシュウィスキーに限定されます。
トマトジュースとウォッカでブラッディメアリーというのがありますがmこれは血まみれメアリー、メアリー一世のことを揶揄したカクテルです。メアリー一世はイングランド国教会に連なるプロテスタントに対する過酷な迫害、処刑から、ブラッディ・メアリーと呼ばれたそうです。
バノックバーンについても恐らくブラッディメアリーに合わせて名付けたものなのでしょう。
スコットランドはイングランドからの独立戦争でバノックバーンというところが戦場だったそうです。スコットランドは勝利し独立。戦争でイングランド兵は大量に死亡。その血を使ったカクテルということで戦場の地名が付いているのだとか。
今回使用するのはスコッチではなくジャパニーズブレンデッドウイスキー。そのためバノックバーンではありません。そうなると名付けなければなりませんよね。
「旅順攻囲戦203高地」
こんなところでいかがでしょうか。
露助の血を使ったカクテルということで戦場の地名を。
失礼しました。
味についてですが、別にトリスじゃなくてもいいんじゃないかなーといった感じです。
やっぱり薄いんですよね。トマトジュースにも負けてしまいます。でもトマトジュースをお酒で割ったと思って飲んでると美味しいです。要は何でもいいってことなんでしょうね。
このペットボトルカクテルなんですが、最初は少しだけトマトジュースを減らしてウィスキーを足すわけですが、減らした分しか入らないためウィスキーの量は少ないです。そのため飲むたびに追いウィスキーをするわけですが、徐々にウィスキーの方が濃くなってしまうんですよね。最終的にはトマトジュースが香りづけ程度になってしまいます。
でも、それくらいがトリスには合っているのかもしれません。この薄いトマト味が結構うまい。そのことに今回気付きました。
本来お酒と割物の割合は1:3とか1:4とかです。でもそれだとトリスの味が失われてしまいます。つまり3:1または4:1とかトリス濃いめの方がおいしく飲めます。
ストレートだと少しアルコールがきついんですが、多少何かを混ぜることでトリスの味が数段増します。
これまで私はとりあえず何かで割って満たすことばかり考えていたのですが、そうではなかったのです。ほんの数滴何かを垂らすだけでも味が大きく変化するものもあり、それがトリスだったわけです。
安酒だと思っていたトリス二等兵がこんな感じで化けるわけなんですね。
これで金銭的負担も軽減できるようになりました。