山林生活

【車中泊】寒さ対策のため車内で電気毛布を使ってみた。

【車中泊】寒さ対策のため車内で電気毛布を使ってみた。

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暖冬らしいです。でも暖冬といっても例年通り寒い日があるのは事実。寒い日や暖かい日が事前にわかり、そして暖かい日に車中泊ができるのであればよいですが、よりによって寒い日に車中泊をする星のもとに生まれた私。今年はじめも寒い思いをしていました。

今年初めはサンバーバン。現在はエブリイバン。新しい車になったとはいえ断熱効果は変わらずしょぼい。そのため断熱材などをいれて暖かくしてはありますが、所詮は付け焼き刃です。夜も更ければ寒くなるわけです。寝袋はホームセンターで買った安いやつです。限界温度は15℃まで。明らかに冬は越せない寝袋です。しかしそれでも寝袋とホッカイロで凌いでいましたが、今季はもう少し優雅に過ごしたい。

ということで電気毛布を購入しました。

たまたまホームセンターで安く売ってただけなんですけれどね。
値段は2000円です。ホッカイロを買い換えることを考えると安いかもしれません。

ただ電気毛布で一番の問題となるのが電力問題。車中泊時はエンジンを切ります。そのため電力は外部電源に委ねられる形となります。予定ではエブリイに走行充電&ソーラー発電をつけるはずだったのですが、いまだに何もしておらず、またその手段も考えておりません。そのため電力の元となるのはポータブルバッテリーとなります。

今回購入した電気毛布は100Vの電源になります。

<主な仕様>
●電圧:交流100V(50/60Hz)40W
●表面材質:ポリエステル100%
●電源コード長さ:電源側約1.9m、毛布側約0.5m
●安全装置:温度ヒューズ
●温度制御方式:電子式
●温度調節(表面温度):強(約52℃)中(約36℃)弱(約20℃)
●電気代(1時間当たり):強・約0.50円、中・約0.30円、弱・約0.05円
●保証期間:12ヶ月

諸元を見たところ40Wとのこと。つまり1時間40W使うということですね。
Anker PowerHouseの容量は434Whです。単純計算で11時間稼働できるということなのでしょう。
諸元では強の電気代が約0.5円。弱の電気代は0.05円。電気代が10分の1なのであれば電力も10分の1なのでしょう。
つまり弱で動かせば110時間利用できるってこと?中が0.3円ということは24Whということなので18時間使えるってことになるんでしょうか。
また40Wというのは最大出力なのでしょう。実際はもっと少ないんだと思います。恐らく強でも20Wくらいなのではないでしょうか。
そう考えると一晩動かしてもバッテリーは持ちそうです。

一泊だけ車中泊するくらいであれば弱でも中でも強でも問題なさそうですね。
ちょっと強だとほかの電力分が足りなくなりそうですが、使った感じだと中でも十分暖かいです。

この電気毛布はそこまで大きなものではありません。
サイズは140cm×80cm。どんだけ私がサイズの小さい男だとはいえ、このサイズには収まりません。
また敷いて利用するというのも外気に触れる分もったいないです。

そのため電気毛布ごと寝袋の中に入れます。このようにすることで52℃の布にくるまれた形になります。
寝袋の保温効果もあり、十分暖かい環境になりました。むしろちょっと暑いくらい。

以前は電気なんて使うのはもったいないと思っていたのですが、なんだかんだでポータブルバッテリーって電力不足になるほど使ったことがないんです。
車中泊の際、移動中はシガーソケットでスマホを充電しています。夜に使う電気に関してもパナソニックの充電池をシガーソケットで充電しているためこれも問題ありません。唯一パソコンだけは充電していませんが、こちらもシガーソケットからコンバーターを介して充電できるわけです。エンジンを切ってから充電しなければならないものがあるとすれば、扇風機と使いすぎて電池がなくなったパソコンくらいでした。

つまり、ポータブルバッテリーの利用目的は車内温度、空調で使うものってわけです。

夏場が扇風機ならば冬場は暖房器具。電気毛布は理にかなっていると思います。
本当であればもっと快適に過ごしたいです。FFヒーターとかつけたいんですが、取り付け工賃など含めると20万円くらいするんですよね。
暖かいらしいんですがFFヒーターはガソリンも電気も使用するし、それで20万円設置ですからね。あと、キャンピングカーではない車両だと結露問題も出るわけです。
結露回避するのであれば窓を開けることになるわけですが、窓を開ければ車内の温度も下がる。FFヒーター強くする。結露が出る。といった具合で解決しません。

それだったら窓を開け、温かいのは寝袋の中。こんな感じで車中泊をするのが一番良いと思います。

USB式の電気ブランケットみたいなのもあるようですが、しょぼいらしいです。

あと温めるのであれば「あんか」でしょうか。
「豆炭あんか」なる商品もあり、一酸化炭素の発生を抑える機構になっているようですが、抑えるだけで出ないというわけではありません。

「車内を温めるために豆炭あんかを使ったところ、朝になったら当人が冷たくなってました」では笑い話にもなりませんからね。

多分電力を一切使わないで温かくするのであれば一番よいのは湯たんぽなんだと思います。
湯たんぽは漏電の心配もないし、一酸化炭素中毒になることもありません。お湯を用意しなければならないという問題がありますが、こちらはシガーソケットの湯沸かし器でなんとかなります。もちろん沸かすのに沸かすのに40分かかるんですよね。湯たんぽは2リットルくらいお湯が必要。水の常温を20℃とした場合、

(20×0.8)+(100×1.2)÷(0.8+1.2)=68℃

湯たんぽにいれるお湯の温度は70℃前後がいいみたいなんでちょうど良い感じでしょうか。
水を30℃くらいまで温められると72℃なんでベストになると思います。

ただこれは2リットルの湯たんぽで上記電気ポットを使った場合。
湯を沸かすのに40分もかかるのであまり現実的ではありません。コンロがあれば普通に湯を沸かす方が早いでしょう。

もしくは充電式とかもあるようですが、たぶん昔ながらの湯たんぽの方が使い勝手はよいのでしょう。
今季はとりあえずこの電気毛布で過ごそうかと思いますが、来年は湯たんぽも考えたいところです。

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