「Matador Freerain28」は防水軽量バックパック!
海外旅行だけでなく国内旅行でも荷物はバックパックです。昔はキャリーケースをガラガラひいていた時代もありました。ただ発展途上国だと路面が土だったり、アスファルト舗装されていても整備されておらずガタガタしているところも。空港では転がして持ち運べるため楽ですがそれ以外の場所ではキャリーケースのタイヤが重荷でしかないのです。バックパックであれば背負えるので両手も空くし、路面を気にしません。低予算で海外旅行をする人をバックパッカーと言いますが、別に低予算の旅行でなくてもバックパックって便利なんで誰しも使えばよいんです。
とくに移動する旅であれば尚更バックパックが便利です。「飛行機に乗って旅行先に着き、空港から直接宿泊先のホテルへ。その後数日間観光したりして日本に帰る」このような旅行スタイルなのであればスーツケースでも問題ないでしょう。現地で観光する際に持っていく小さなバッグをスーツケースに入れておけば良いだけです。自宅から空港、空港からホテルまでの移動がちょっと面倒なだけでそれ以外はスーツケースを動かしません。しかし「今日はベトナム、明日はカンボジア」というように移動をする場合はスーツケースよりもバックパックの方が便利です。
2年ほど前に移動する旅をしたときもリュックを背負って行きました。この時背負っていたリュックが890gと重いんです。
890gってそこまで重くはないんです。でも旅行の移動時はずっと背負ったままです。少しでも軽い方がよいですよね。
というわけでこの旅行から帰ってきた後バッグを新調しました。前のリュックの容量は23Lでしたがこちらのは25L。重量は付属品を足して734gなので160gほど軽量化されました。容量も広がり6000円でそこまで高くなかったのでこれはこれで良かったです。自転車とかで東京から京都に行ったときも使いました。見た目もゴツゴツしておらずタウンユースっぽいからいいですよね。
でも、それで果たして満足なのか??
最低限の荷物を持って海外旅行へ。荷物が少なければ肩への負担が少なくなります。ただいろんなものを持っていければその分旅の幅も広がります。ぬいぐるみを持っていけば夜淋しくなった時に心を癒してくれるでしょう。コンドームを持っていけば不測の事態に対処でき、独りで淋しかった夜も癒してくれるのです。
ちなみにオカモトのコンドームは12個入りで10gほど。
つまりバックパックの重量を10g減らせられれば12回のチャンスが与えられるわけなんです。
先日、海外の通販サイトを使用したお話をしました。こちらでは石鹸を入れる袋を購入したのですが、こちらの会社はアウトドア用品の会社でバックパックも取り扱っています。以前からここのバックパックは気にしていました。気にしていた理由は「軽い」んです。
これまで使用していたバッグは890gや700g。ネットでバックパックを探すと1000g前後のものが多いです。軽量なものは600gほど。重さの違いは素材などで変わるようです。このように500g以上なんですが、このマタドールというブランドが出しているバックパックは300gとか400gとか異常な軽さなんです。
「軽いは正義である」
軽いと生地が薄かったりします。生地が薄いとナイフで切られるなど防犯の問題がありますが6000円のバッグもナイフがあれば切れます。多少強度は弱くなるのでしょうが、このあたりはどんぐりの背比べでしょう。それであれば極端に軽い方を選ぶべきかと思い、こちらの製品を購入しました。
「マタドール フリーレイン28」という製品です。このマタドールは日本代理店があり日本でも販売されていますが、日本では24Lと32Lしか扱いが無く28Lのは見当たりませんでしたので日本未発売のようです。多分28Lのほうが最新式です。フリーレイン24の重量は187gでフリーレイン32の重量は300g。今回購入した28Lの重量は350gなので三つの製品の中では重いです。重い理由は24Lの製品は完全防水ではなく、32Lのは完全防水ですがバックパックの底の部分が28Lよりも生地が薄いそうなんです。強度や防水のことを考え28Lを選びました(ホントは日本未発売だったから買ってみた)。
ほかの製品よりも若干重いですが734gから350gになったので384g軽量化。
コンドーム38ダース。456回のチャンスが与えられました。
実際の重さは352.3g。2.3gは誤差なのでしょう。持ってみて実際に軽さを実感できます。これまでのバッグは自立しましたが中身が入っていない状態ではふにゃふにゃしていて自立はしません。
こちらがバッグの底の部分です。底は地面に置いたりして擦れるので少し強化しているようです。超高分子量ポリエチレンと高靭性ナイロンと防水コーティングがされているようで他の部分より若干厚みがあります。ここの部分が他の製品と重さが違う理由なのでしょう。ほかの部分はコシが無い感じ。
ショルダーストラップがメッシュになっています。こちらは背負えればよいわけですので分厚くなくてもよいですからね。夏の暑い時期にリュックを背負うと背中とストラップが当たる部分に汗をかきます。でもメッシュであれば通気性もよいため汗をかきづらくなります。東南アジアなどの暑い地域ではこのショルダーストラップは重宝しそうです。
バックパックのコンパートメントは3つ。メインはロールトップになっていて結構な荷物が入りそうです。ロールトップバッグは容量の増減ができるメリットがありますが開け閉めがめんどくさいんです。そのためあまり好きではなかったのですが、防水などの観点からこちらの方がよいのでしょう。開け閉めが面倒な部分は変わらないためメインコンパートメントの部分はホテルで出し入れするもの(衣類やトイレタリー用品など)を入れとく形になるでしょう。
背中のあたる部分にA4サイズのポケットがあります。入り口の幅は22cm程度なので、13インチ程度のタブレットやラップトップでであれば入れることができます。surfaceGoは問題なく入りました。また購入を検討している「13.3型ワイド ノートパソコン LIFEBOOK UHシリーズ」の幅は21.2cmのようなのでギリギリ入ります。ただ現在持っているサーフェス用のバッグは24cmほどあります。布素材なので曲げれば入らないこともないですがちょっと無理があります。PCバッグは要検討しなければなりませんね。
背面なので盗難されづらいです。また防水のためジッパーの部分が見えない造りとなっており、これが盗難防止にも役立ちます。
背面は長い小物が入れられます。前のバッグでは扇子や使い捨てマスク、手ぬぐいなど移動時に利用するものを入れていました。このバッグも同じように利用できそうです。
ショルダーストラップのところに小さなポケットが二つあります。間口は16cm、深さは7cmでマチが3cmと小さいですが、小物を入れるにはちょうどよいサイズです。ポケットの位置が腰の両サイドなので背負ったままでも取り出せます。小銭を入れておくのもありでしょう。セキュリティのことを考えるとポケットがいっぱいあるのは好ましくありませんが、肌身から離れるときは貴重品を入れておかなければよいでしょう。
前のバッグは雨が降っても被せるカバーが備え付けられていました(雨の日使わなかったのでカバーは未使用のまま)。今回買った製品は「フリーレイン」という名称の通り完全防水のようです。カバーが無くても大丈夫です。熱帯地方はスコールなど急に雨が降ることがあります。急な雨だとカバーを出すのも大変ですが、これであれば雨が降っても中身は濡れません。防水機能は経年劣化で落ちますが、バックパックの寿命は五年くらい(使用頻度による)らしいです。めちゃくちゃ高い製品でもないので定期的に交換する形で良いと思います。
ただこちらの製品はセキュリティが低いという点があります。防水のためジッパーの部分が見えないのはよいのですが、引手が紐なんです。これでは南京錠がかけられません。
これまで使っていたバッグも引手が紐でした。そのためわざわざ金具に変更したのです。このバッグもまた同じことをする必要がありますかね。
日本では一度も南京錠を使用しませんでしたが、海外は置き引きやスリなどがあります。街中だけでなくホテルで盗難に遭うこともあります。そのため海外旅行時ホテルから外出するときは南京錠とワイヤーを利用して盗まれないようにしていました。
鍵をしていたところでバッグを刃物で切られてしまえば中身は盗まれるんです。それを言えば、金庫に閉まっても爆薬で壊されるかもしれません。南京錠を取り付けるのは「出来心」で盗む人へのけん制です。本気の泥棒であれば鍵をかけていても意味がないでしょう。「鍵がかかってない!ラッキー」って感じで盗む人に狙われないためのものです。
まぁそれであれば紐に南京錠をかけるだけでも一定の効果があるのでしょう。紐は刃物が無ければ切れません。刃物を持っているのであれば鍵がかかっているバッグは切り裂いて中身を取り出すのでしょう。海外に行くのは当分先なので南京錠問題に関しては追々考えてみます。
先日カバンの中身の総量を量ったところ3918gでした。今回新しいバッグに変わり382g軽量化されました。現在の重さは3536gに変わっています。
今回のバックパックバージョン3.0はかなり軽くなったのではないでしょうか。マジで2kg台が近くなってきています。モバイルバッテリーを変えれば230g軽量化。あとPCバッグを小さいやつにすれば70g軽量化できるので合わせて300g軽くできます。
残り236g。数十グラムであればどうにかできそうですが200gはちょっとしんどいです。見直すのであれば現地滞在の際に使うポケッタブルバッグ(163g)の変更、トラベルキットバック(70g)の変更、もしくはPCバッグを排除する感じでしょうか。これらをどうにかすれば夢の2kgが実現できるようになります。
荷物を減らすのは簡単です。耳かきとか持っていかなければよいだけです。でも物を減らせば制限がかけられます。あくまでも有意義に過ごせてそれでいて荷物が軽量でなければならないのです。ちゃんとバランスを考え、減らせるものは減らす、必要なものは増やす形でパッキングをしています。果たして2kg台に乗せることはできるのでしょうか。次に買う製品は...。
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