嗅ぎ薬、ヤードムの魅力とは
先月末よりラオスに行っていました。
何もしない旅というのは疲れなくて本当に良いものです。普段と同じ生活を暖かいところで過ごす。これこそが贅沢な旅なのでしょう。しかし普段と同じといってもそこは海外です。いろいろと規制や制約があります。
言葉の問題なども制約の一つですが、今回の旅の一番の制約はタバコでした。
制約というよりは自らそれを選んだわけですが、ラオスにはVAPEを持って行かずにプルームテックを持って行ったのです。久しぶりのプルームテックでしたが、やっぱりノーマルのプルームテックでは物足りなさを感じてしまいました。カートリッジは空港で購入できるのでその辺は便利なんですが、プルームテックはパンチがないんです。ラオスにいる間ずっと物足りないと感じていました。
VAPEに切り替えた時はこのままタバコを止められるのではないか?という思いもあったのですが、どうやらそれは勘違いのようです。プルームテックよりもVAPEの方がタバコ力が強いみたいです。
しかし禁煙推奨の昨今。ラオスだって吸えるところが限られています。東南アジアってタバコのイメージがありますが、それは昔のことのようです。どこの国に行っても喫煙者は迫害されています。私もそろそろタバコから卒業をしようという気持ちが高まっております。
やめりゃいいじゃん。
確かにその通りなんですが、意志の弱い私にはそうやすやすと辞められるものでもありません。過去に何度も禁煙は「成功」していますが、気が付けばもとに戻っているわけです。ガムを噛んで気を紛らわせたときもありました。酒に逃げたこともありました。それでもなおタバコを辞めていません。
ただ今回の旅でタバコを辞められる可能性があるものをゲットしまして。
それが本日お話しするヤードンというものです。
東南アジア、とくにタイに旅行に行ったことがある方は見たことがあると思います。私も初めてバンコクに行ったときにその存在を知りました。
ヤードムとは嗅ぎ薬というもので、においを嗅いで薬効を得るものです。恐らく日本では薬事法の関係から「薬」といった形での販売はできないのでしょう。内容物はアロマオイル。つまりアロマを嗅ぐということです。
こちらが商品となっております。ヤードムだかヤードンって商品です。ポイシアンっていうメーカーなんでしょうか。こちらが有名なやつみたいです。
バンコクだとこれを鼻に突っ込んだまま普通に歩いている方がいます。初めて見た時は「ヤバイやつがばんこくにはいるんだなぁ」と思ったのですが、別にヤバいやつではなかったみたいです。
薬といってもアロマオイルですのでアロマの薬効が得られるといったものです。
今回購入したのはユーカリが8.5%、薄荷が42%、カンファ―が16.4%、ボルネオールが6.1%。全て合わせると73%なんですが残りの27%は何が入っているのかは不明です。
多分、水でしょう。水であってほしい。
今回、私はラオスに行ったわけですが、行く前はバンコクに行く予定でした。一度行ったことがある街なので何も考えずに行ける、観光大国だから不安もない。新天地に行くよりも旅慣れた場所がいい。そんな気持ちがありました。しかし、バンコクに行く際の問題点は電子タバコの持ち込みが不可ということです。
VAPEをはじめプルームテックもアイコスもこれらすべて持ち込み、使用不可です。昨年バンコクに行ったときは嗅ぎタバコを持って行きました。しかし嗅ぎタバコとの相性が悪く、別のもので代用しようかと思っていました。
その別のものがヤードムだったのです。
ヤードムであればバンコクでもコンビニで手に入れることができる。禁煙パイポ的な立ち位置だが、これにすることでタバコを辞められるのではないか?そのような考えが私にはありました。
しかし行った先はタイではなくラオス。電子タバコを持ち込むことができたため、ヤードムは不要となってしまいました。
でも、ラオスでもコンビニで普通に売っています。
今回お土産として購入してきました。
使った感想ですが、ミントとユーカリが強く、すっきりする感じがします。頭がすっきりするというのが効能の一つに含まれております。確かに気分はよくなりそうな感じです。ミント系のにおいが嫌いな人はちょっとダメそうですね。ミント無しのヤードムもあるのでしょうか?
なんとなく漢字から推測すると、鼻詰まり、眠気覚まし、頭痛、車酔い、船酔いってところでしょうか。それ以外は何が書いてあるのかわかりません。
これにすることでタバコを辞められるかどうかに関してですが、多分辞めることができそうです。
これまでメンソールのタバコを吸ってきているのでミントの香りに関してはとくに問題ありません。でも周りには結構迷惑な匂いですよね。タバコ臭くはありませんがミント臭いというのを嫌う人は結構いそうな感じです。
それとヤードン自体が認知されていないため、日本で使用しているとヤバいヤツって思われる可能性が高そうです。当然鼻に刺したまま歩くことはできないでしょう。プルームテックですら鼻から吸っていると白い目で見られますからね。
そのあたりを考えるとちょっと使い勝手が悪い感じがします。
でも、みんながヤードム使っていれば日本でも流行るかも?
今回購入したのは二つだけです。内容量は2mlです。この量でどれくらい持つのかわかりませんが、少しの間使ってみようかと思います。また別の香りも楽しんでみたいものです。
一応Amazonで探したところヤードムは手に入れることが可能のようです。東京都内でも新大久保あたりであれば手に入りそうな感じがします。もしくは自作してみるかですかね。今回のはメンソール強めでしたがオリエンタルな香りが強いヤツっていうのもありかもしれません。オレンジ系のヤードムもあるようです。自作ヤードン、今度試してみようと思います。
ただ、車の中でヤードムを使うと室内にミント臭がついてしまいます。密室で使うのは望ましくなさそうです。
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