新宿遊歩道公園「四季の路」とゴールデン街
新宿です。今日は新宿の公園を紹介します。先日は歌舞伎町にある大久保公園について紹介しました。
都内って結構公園が多くあります。新宿だと中央公園や戸山公園、御苑公園など大きな公園があります。新宿に限らず都内には結構公園があり自然豊かなんです。自然を観に山に行く必要は無く、少し歩けば整備された自然がしっかりとあるわけです。実際、私が山林を買う前はよく公園に行っていました。新宿から歩いて明治神宮へ。そのまま通り過ぎて代々木公園。年老いた身体を何とかして維持しようと毎朝歩いていたこともあったわけです。帰りは面倒だから原宿から電車に乗って帰るんですが。
このように大きな公園が近くにある新宿は過ごしやすかったわけです。
またそれ以外にも小さな公園が結構あるんです。先日お話した大久保公園は木々は無いもののゆったりできます。新宿七丁目にある柏木公園もサラリーマンの憩いの場となっております。こんな感じで休憩スポットが点在するのです。
本日はその中の新宿遊歩道公園「四季の路」を紹介したいと思います。
ただの道じゃねーか!
そうです。ただの道にもかかわらず、公園という名をつけているんです。
これを道としてしまうとなにか不都合があるのでしょうか?道にしちゃうと国からの援助がないとかそういう大人の事情がありそうな感じがします。
唯一トイレがあるという点が公園っぽさを出しているくらいで、見た目は明らかに「遊歩道」です。
人の往来があるため全くゆっくりできるような場所ではありません。
ホームレスすら寄り付かなさそうな公園です。
私もこの記事を書くまで道だと思っていました。遊歩道だと思っていたら、遊歩道公園といういかにも公園にしちゃいました的な名前だということを知りました。
もともとこの道...ではなくこの公園は電車が走っていたらしいです。
新宿駅から水天宮前まで都電が走っていました。現在は廃線となっています。この都電の代わりが大江戸線なわけなんですね。
都電の跡地を公園にしているため、こんな感じで細長い「道」みたいな「公園」になっているわけです。鉄オタの人にとっては聖地的な場所なのかもしれませんが、私からすればただの道です。
この遊歩道、使う人が結構限られています。先に進むと日清食品の本社があるため、そこの社員の方々はこちらの道を使う人がいるかもしれませんが、それ以外の人は飲み屋に行くか、ラブホテルに行くか、
少しばかり道を外れた人が歩く道
といったところです。
これより先にはゴールデン街があります。
ゴールデン街は撮影許可が必要です。路地が私道のため中に入って撮影はしません。
でも今後ゴールデン街の詳しい話をするときは許可を取って撮影したいですね。
ゴールデン街は昔、青線地区だったようです。非合法な売春が行われていた場所です。
売春防止法後にそれは解体。現在は小さな飲食店がひしめき合っている状態です。でもこの地に入るのは少し勇気がいります。
以前、この街で働こうとしたこともありました。
まだその当時は若かったのでしょう。
なんとなくゴールデン街というものに憧れていた時期です。少し大人びた街という印象でした。ディープでアングラな街といったイメージ。でも実際はただ単に飲み屋街ってだけのところと知ったのはそれから数年後でした。ゴールデン街を知るためにはゴールデン街に行かなければならない。そんな感じで訪れたのですが、
まったく馴染めませんでした。
何軒か周ってみたのですが、私が住むべき場所はここではないと思ってしまい、それで行くことがなくなりました。最後にゴールデン街に行ってからもう10年くらい経ったのでしょうか。年を取れば馴染めるかもしれませんので、機会があればまた行ってもよいかもしれませんね。多分まだ馴染めないんだと思いますが...。
私はこんな感じで道を外すことなく、まっすぐな道を歩けているわけです。
最近では外国人観光客も増えているみたいで、日本人よりも外国人のほうが多くなっているようですね。とくに区役所側の入り口は外国人が多く集まる店となっています。
日本の古き悪しき部分が見れるわけですから良い観光スポットとなっているみたいです。
ゴールデン街入り口にはストリップ劇場も。ストリップ劇場は客足が遠のいてしまい閉店するところが多いですが、新宿はまだ健在のようです。歌舞伎町二丁目は六月に閉まってしまうみたいです。ここは何とか生き残って欲しいものです。
なんとなく電車が走っていたんだなぁという感じの場所もあります。片側はきれいになったホテル、もう片側は昭和のまま取り残されたバラック小屋。平成と昭和の隙間といった感じです。
今回、こちらに訪れたのは「懐かしくなったから」という理由です。以前はこの道を毎日のように歩いていたわけです。その当時私はこの道の先に住んでいたのです。この件に関してはまた明日にお話ししたいと思います。