ミニマリストもプリンターは必要。省スペースのモバイルプリンターにする
手荷物を出来るだけ減らしたい。最低限の荷物にしたい。ミニマリストを目指すんだ!と言いつつ色々物を買って荷物が増えています。
でも不要なものは減らしたいと思っています。小屋は建築資材などで荷物が増える一方ですが普段はできる限り荷物を減らす生活にシフトしています。
このように荷物を減らすようになったのは終活が理由です。
終活といっても大病でもなく死期が迫っているわけでもありません。しかし人間はちょっとしたことで死んでしまうのです。予定されていた死であれば身構えられますが若くても死ぬわけです。そして死んだ後は遺品整理をしなければなりません。
立つ鳥跡を濁さずです。死んでも片づけがスムーズの方がいいじゃないですか。というわけで荷物をどんどん減らしています。
とはいっても必要な荷物もあるわけです。
パソコンが無ければ仕事ができません。葬式ぐらいでしか着なくなったスーツも持っておかなきゃなりません。壊れれば新しく買い換えなきゃならないのです。
こちらはプリンターの部品です。先日紙の排出口から飛び出してきました。
印刷しようと思いプリンターの電源を入れたところバキパッキって音とともにコレが出てきたんです。
所有しているプリンターはHPのPhotosmartという機種でコピー、プリンタ―、スキャナーが使える複合機です。購入したのは2013年だと思います。購入してから7年ほど経ちました。最初の頃は調子よかったのですが数年前から異音がするように。そして先日ついに折れちゃったのでしょう。
破片が出てきた後も一応印刷ができますが、どうもインク漏れをしている様子です。それとまっすぐ印刷されず若干曲がっています。
前々から調子は悪くだましだまし使っていたのですが、流石に厳しくなりました。
ミニマリストにプリンターこそいらないだろ!って思うかもしれません。
コンビニに行けばコピー機が置いてあります。最近のコピー機は進化しておりデータを持っていけばすり出せます。紙の種類を選びたければキンコーズなどの印刷所を使用すればよいわけです。
自分でプリンターを持っているとインクも紙も買わなければならない。定期的なメンテナンスも必要。プリンターはコストがかかるのです。印刷代はかかるけどトータルしたらそこまで変わらないコンビニや印刷所を利用するのが一番なのでしょう。でも手元に無いとやっぱり不便なんですよね。使用頻度が少ないならばコンビニでよいのでしょうが多いのですり出せる環境が必要です。
それでもやっぱり荷物は減らしたい。
そこまで高性能でなくてもよい。写真を刷るのであればそれこそ印刷所に持っていけば良い。前に購入したプリンターは写真も刷りだせるヤツを買ったのですがそういう機能は不要です。文書が刷り出せる程度のものでいいんです。できる限り省スペースなものを選ぶことにしました。
ネットで見てみると省スペースのプリンターはいくつかあるようです。
モバイルプリンターというもので携帯性も考慮したものなんだそう。エプソン、キャノン、HPでその手のプリンターが出ています。コロナの影響でテレワークやリモートワークが増えこの手のモバイルプリンタが売れているんだとか。
有名なのはエプソンのPX-S06BというモバイルプリンターやキャノンのTR153というモバイルプリンターなどです。
基本的にモバイルプリンターは最低限の機能に絞られているようです。
とりあえず印刷ができる環境がこれで作れるという感じでしょうか。ちゃんと印刷をするなら大きな筐体のもののほうが安定するのでしょう。小さいと不具合も出やすいのでしょう。
でも小ささは正義。どちらも手ごろなサイズ感です(値段は少し高いですが)。このサイズだと邪魔になりません。
見たところどちらの製品もそこまで差がない感じです。
キャノン、エプソンも良いのですが今回もHPを選択しました(というよりほかのメーカーの在庫がなかったため)。
モバイルプリンター OfficeJet 200 Mobileという商品を買いました。
サイズは364×186×69で2.1kgとなっています。軽くはないけれども持ち運びは出来そうなサイズ。プリンターの中では軽いんじゃないでしょうか。そもそも持ち運ぶことは今のところ考えていません。
wifi接続、無線LAN接続も可能でパソコンにコードをつなげず印刷ができます。アプリを入れればスマホからも印刷できるようです。コードの取り回しのことを考えなくてよいです。
安心のメイドインタイランドです。バッテリーを使えばコードレスとして利用もできます。
充電していけば出先で印刷ができるということなんでしょう。
コードもアダプタータイプではなく普通のコンセントだけなので取り回しもよさそうです。コード不要で無線LAN使って印刷できれば机の引き出しの中に入れたまま印刷もできそうですね。
しかしバッテリーは別売とのこと。専用バッテリーは7000円ほど。結構いい値段します。
外に持ち運ぶことは考えていないのでとりあえず現状は有線で利用します。
以前使っていたプリンターのインクが余っているんですが互換性はない模様。プリンターの難点はインクが高いという部分です。社外の互換品もあるようですが「OfficeJet 200 Mobile」専用のインクはそこまで安くないようです。
Wi-Fiの設定などをして印刷ができる環境を整えます。最高の印刷品質が得られるように調整されたようです。
キレイに印刷できるのはすばらしいことです。なんせ前回買ったプリンターは7年前です。使っているうちにインクがかすれたりしていたんです。多分ヘッドの調子が悪かったのでしょう。かすれるので写真プリントは出来ない、文書を刷りだすのも毎回ヘッドをクリーニングしてからやっていたんです。それが今回不要となりました。
だって「最高の印刷品質」なんですから!
スゲーかすれてる!これがHPの言う最高の印刷品質!
初回なのでしょうがないですよね。この程度のかすれであれば問題ありません。ただ単に文書するだけですから字が読めればそれでいいんです。
ワードで作成した文書を印刷する程度ならば十分の機能です。
タッチパネルじゃないし触ると手あかが目立ちますがこれくらいは許容範囲内です。
軽くて取り回しもよいんですが、OfficeJet 200 Mobileにはスキャナーがついていません。
同じ兄弟機にスキャナー付きのプリンターもあります。
最初はこちらを選ぼうと思いました。でも「スキャナいらないんじゃね?」となったのです。
これまでスキャナーをどれくらい使ってきたのかを考えました。
申請のための身分証をスキャンしたこと。荷物を減らすため書類をデータ化した際にスキャンした。多分これくらいです。
申請に関しては今年持続化給付金などで身分証をスキャンしました。給付金は写真でも申請できました。それ以外でも何らかの申請でスキャナが必要な時もありますが、多くても年に数回程度、一年間使用しないこともあるでしょう。
書類をデータ化することに関しても重要書類はデータ化しても原本は持っておかなければなりません。帳簿類もデータ化して原本破棄できればよいのですが電子帳簿は個人事業主では難易度が高く移行できていません。データ化して原本が捨てられるのは限られているのです。その程度の書類であればスキャンするのではなくスマホのカメラで撮影すれば済む話です。
コンビニで印刷をすると紙がコンビニ指定のものになりますが、スキャンだったらどこでやっても同じです。スキャナーは最悪コンビニまで走ればいいだけです。頻繁にスキャンすることもないためスキャナー無しの機種を購入しました。そもそも前のプリンターのスキャナーはまだ壊れていないのでそちらを利用すればよいことです。
突き詰めるとプリンターは不要なんです。
記したようにコンビニでどうにかできるんです。印刷したい情報をUSBメモリーで持ち歩けば全国どこででも印刷ができます。そもそも今回の新型コロナウイルスによって脱ハンコやペーパーレス化が叫ばれています。そのため紙を印刷する需要は減っていっているんです。紙ですり出すよりもデータの方が持ち運べるし省スペースで済みます。
しかしそれでも紙じゃなきゃダメなものがあるのです。日本が今後カーボンニュートラルを目指すのであればペーパーレス化すべきですが法制度が変わらない限りそれもできないのでしょう。
ミニマリストでも仕事によってはプリンターがあった方が便利なこともあります。
そもそもフリーランスであれば納税申告があるわけで帳簿類を印刷する必要があります。
「プリンターは不要。印刷はしない、オレスゲー」みたいなフリーライターが書いたネット記事を見かけますが、そういう人たちは帳簿類は全て手書きで書いていたのでしょうか??
電子帳簿に移行しない限り毎年確定申告の際に印刷作業があるわけでそうなるとプリンターはもっといた方がよいということです。
でもプリンタもパソコン同様に寿命があります。そのため高性能のものを買わずに最低限の機能のプリンターを買い、不足しているところは印刷所を利用すればいいんだと思います。
ということでモバイルプリンターを買いました。名前には“モバイル”とついてますが持ち運ぶことは考えていません。それこそ出先で印刷するならコンビニを利用した方がよいですからね。