【令和最新版!】チャイナ製「一酸化炭素警報機」買ってみた
まだまだ寒い季節が続きます。2月が一番つらい時期ではないでしょうか。こんな時期は山林に行きたくないですが一回くらい散歩がてら見に行こうとは思っています(思っています)。
先日山林に滞在した際に囲炉裏を利用しました。煙臭くなるのは難点ですが部屋の中はかなり暖かく、ダウンを着ていなくても過ごせる、なんだったら半袖でも大丈夫なくらいでした。山小屋と言えばやっぱり囲炉裏です。
囲炉裏があれば夜寒い思いをせずに過ごせます。炭さえあればあとは温まるだけ。これでぐっすり寝れるのですが、問題は寝たらそのまま一生起きないこともあるんです。
先日千葉のいすみ市で猟に来ていた人がテント泊をして死亡した事故がありました。遭難と書いてあったので道に迷ったのかと思ったのですが、どうやら一酸化炭素中毒で亡くなったそうです。そもそも千葉の山で迷子になるのは逆に難しいですからね。そこまで険しい山ではなく少し歩けば道にぶつかるようなところです。
一酸化炭素中毒死ということなのでテント内でストーブだかコンロを使用し、気が付いたら死亡したのでしょう。
この時期はこの手の死亡事故が一定数あります。暖を取るために密閉したところで火を焚き、それにより一酸化炭素が発生。無色無臭のため寝ていて気付かずに死んでしまうそうです。とくに最近は冬キャンプなんかも流行っています。知識のある人であれば危険行為と判断できますが無知だとこのような事故につながることも。また「大丈夫だろう」で火を使い、酒を飲み酔っぱらって寝ちゃって死んじゃうケースもあるようです。
気が付かず、苦しまずに死ねるってなんて素晴らしいのでしょう。そりゃ練炭自殺が多いのもわかります。
でも、本当に苦しくないのかはわかりません。だって死んだ人の話は聞けないですからね。
特に悔いもやり残したこともないので一酸化炭素で死んでもそれはそれで構わないのですが、わざわざ自ら死に近づくこともないでしょう。火を燃やせば酸素を燃焼し二酸化炭素を吐き出す。酸素が少なくなると一酸化炭素が出る。ここは自然の摂理で決まってるため変えられません。要は一酸化炭素が出ているのが分かればよいわけです。そのため一酸化炭素警報機を購入しました。
ヨドバシでは売っていなかったのでAmazonで購入。1800円くらいの安い警報機です。もっと安いのは500円くらいのがありました。
きましたー。怪しさ満点の「令和最新版」です。amazonの奥地には○○最新版というのがゴロゴロしているんです。本当に最新版なのかどうかは不明。誇大広告といってもいいレベルです。そして令の字が若干怪しいフォント。日本のフォントだと「刀」が主だと思いますが、こちらは「マ」です。まるで日本で作られた製品じゃないかのよう。
メイドイン中華!中国人も日本の元号に敏感です!
まぁわかっていました。令和最新版を謳っている製品は総じて中華製なのでしょう。
というより警報機は中国製の製品しか買えませんでした。外国製のは3万円とか結構いい値段するんです。それに比べると2000円以下で買えるわけですからね。つまり中国に命を預ける形になるわけです。
取説にはこのように死亡する濃度が書いてあります。12880ppmがどの程度なのかわかりませんが3分以内に死亡です。これだと400ppm以上は危険ってことですね。
そのため300ppmの状態が3分間続けば警報が鳴るそうです。でも但し書きに「この機器はあくまで補助的なものですので、全て機器に頼り切ったり過信しないでください」と書かれています。寝てるときどうすればいいんだよってことなんですが。
Bemixcというメーカーのものです。調べてもネットで見つからず、どこの国の会社なのかも不明。普通であれば説明書に企業情報とか載っていると思いますがそういった情報もありません。わかっているのは中国製ってことと、補助的な警報機ってことだけです。
開封したばかりですがすでに傷ついています。これに関してはAmazonで買うとよくあることです。
単三電池三本で動くようです。待機モードだと三年間利用可能。でも製品番号もなくこちらにも連絡先や社名は書かれていません。
やっぱり怪しさが満点過ぎる。
これに命かけても大丈夫なんでしょうかね。もしこれを取り付けて死亡しても「補助って書いてあるじゃないですかー!」で済ませるつもり満々な感じです。
電池を入れて起動してみました。テストボタンを押すと大音量がなります。この音量であれば寝てても起きるでしょう。問題は警報がしっかりと作動するかです。しかし一酸化炭素を出すのってなかなか難しいものです。練炭があれば出せそうですが手元にはありません。そのため今度小屋に行ったときに段ボール箱の中で練炭を炊いて密閉し、一酸化炭素を発生させて反応するか試してみたいと思います。