ホテルの電子レンジで炊飯。レンジ炊飯器で吸水せずに米を炊く
山林に滞在しているときは炭火やコンロがあるのでそれで調理ができます。メスティンに米を入れて水を入れ、火にかける。炊飯器が無くてもこのように料理ができるんです。アウトドアって学生の頃にちょっと経験しただけ。飯盒でご飯を炊くという経験は一応ありましたが日常的にそのような炊き方でご飯は作ってきませんでした。山林を購入するまでは炊飯器を使うか、もしくはサトウのごはん的なヤツを食べてきたわけです。それが最近は家でもガスで米を炊くようになりました。案外なれるとこっちでも問題なく作れます。
このように火と調理道具があれば比較的自炊も簡単です。最悪米さえ炊ければ卵と納豆でどうにかなるわけです。そうです。米さえ炊ければ。
前々から仕事で地方に行くことがあり、その時はホテル暮らしとなります。そして新型コロナウイルス蔓延以降も頻繁にホテル泊が続いていました。京都、東北の旅、横浜、川崎と色々な地域に行ってホテル暮らしをしています。コロナの影響で宿代が比較的安い状態が続いています。ホテル代は安いのですが、負担となるのが宿泊時の食事代です。短期滞在であれば近くのコンビニで豪遊してもよいのですが長期滞在だと金銭的な負担も大きく、毎日のコンビニだとどうしても飽きてしまいます。そうなるとスーパーの総菜コーナーを物色することになるのですが、その場合ご飯を用意しなければなりません。総菜コーナーのご飯か、それともサトウのごはんなどのレトルトご飯を選ぶか。
比較的ビジネスホテルは電子レンジがついているのでどちらのご飯でも暖かく食べれます。でもやっぱり味気ない。レトルトご飯は20代のころ炊飯器を持っていなかったので毎日ソレを食べていました。たまに食べる分には問題ないんですがそれが連日続くと美味しく感じなくなるんです。それと結構コストが高いんです。
200gで150円くらいでしょうか。200gだと米で計算すると0.5合です。10kg3000円の米だった場合23円です。すぐ食べられるというのは魅力的ですがこれを毎日食べるのはコスト的に高いです。
だったら米を自分で炊けばよくね!?
っていう発想になりますよね。しかしホテルは火気厳禁なのでコンロを持っていって炊飯は出来ません。炊飯器を持ち運ぶというのも重たいししんどいです。
弁当型の炊飯器もありますが、いろいろ調べたところ掃除をするのが大変みたいです。そのためこちらは保留にしました。
泊まるのはビジネスホテルで、ビジネスホテルは電子レンジがある。それであればレンジで調理できるヤツを買えばよいのではないか!
ということでこちらを購入しました。
電子レンジ専用炊飯器「ちびくろちゃん」です。
人種差別撤廃が叫ばれている昨今にだいぶ攻めた名称。
ちびくろちゃんを電子レンジの中にいれるだって!?そりゃ「Black Lives Matter」って叫ばれますわ。
しゃもじと計量カップもついてます。
使えるかどうかは不明ですがこちらの製品は800円です。最悪ダメでも損にはなりません。
調理の仕方は計って水入れて吸水させて電子レンジでチン。蒸らして出来上がりです。
レンジの時間は10分前後でいいみたいです。0.5合だと少ないから0.75合くらい炊けるといいですね。そうなると7~8分くらいで作れる感じでしょうか。
しかし吸水に時間がかかる模様。普段は無洗米なので1~2時間吸水させなきゃダメみたいです。さらに蒸らしで30分。つまり米炊くのに2時間前後必要ってことですね。
それは面倒なので良い炊き方を模索したいと思いますが、まずは説明書通りに炊いていきます。ちゃんと吸水させます。
ちゃんと蒸らしたところ普通のご飯が出来上がりました。炊飯器で炊くのと大差ありません。
次は吸水せずに炊いてみます。
吸水しないと水の量が多いため吹き出すみたいです。
吹き出した結果、水が足りなくなり芯が残りました。そのため米の炊き方を変えます。
無洗米1合に使う水の量は240mlですが、入れる量は半分の120ml。600wで9分ですが5分間加熱します。一度取り出し追加で160mlいれて9分加熱します。水の量は少し多めにしてみました。要は一度目の加熱で吸水させて、二度目に炊くという感じです。時間や水の量は感覚で。
これでやってみたところ案外しっかり炊けました。メスティンを茶碗代わりに。
100円ショップで売っていたジップロック的なヤツを使えばベーコンエッグも作れます。ベーコン敷いてオン・ザたまご。目玉に楊枝で穴を開けて電子レンジでチンすれば完成(半熟がよかったのですが固焼きになってしまいました)。
玄米も作れるようです。
要はびっくり炊きと同じような感じです。途中で水を入れることで吸水させられるってわけですね。
玄米はちょっと失敗してしまいました。水の量が足りないみたいです。
タイ米も失敗。タイ米の場合は炊くより煮る方がよさそうです。
こちらはタイ米を煮ました。本来タイ米を炊飯する場合は米と同量の水を使うのですが、電子レンジは多めの水に米を入れて炊く。途中一度出して箸で湯がき再度電子レンジへ。出来上がったら湯切りをする。これで調理しました。湯切りをして蒸して完成です。
タイ米はアウトドアでも使いやすいしビジネスホテルでも使えます。
こんな感じで小分けにしておけば一回使いきりで計量も不要です。海外のホテルでも電子レンジがあれば米を炊けるってわけですね。
炊飯機能付き弁当箱を買うか悩んでいましたが、案外この電子レンジ炊飯器の使い勝手がよさそうです。食事なしの素泊まりプランであれば前日に吸水させておけば翌朝すぐに炊けます。あとは納豆とたまごがあれば立派な朝ご飯が完成です。最近ではコンビニにレンジで温める焼き魚とかも売っているので食のバリエーションが増えます。レトルトご飯も優秀ですが、コストを考えるならばこっちの方がよいですね。なんせビジネスホテルは電気代と水道代がかからないので米だけの値段で住むわけですからお得です。
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