楽天モバイルの月額0円プランが終了。povoに移行すべきか
日常生活で必要となるスマートフォン。
スマホは現在、電気ガス水道と同じようにライフラインとなっています。
先日Googleがpixel6aを発表しました。6aにするかひとつ前のpixel6にするか悩んでいます。
現在利用している通信会社はahamo。多分ahamoでも利用できるとは思いますが、そのあたりを注意して端末を決めたいと思います。
私は20年以上ドコモユーザーでした。
25年前、まだ携帯電話がカラーではなく画面が光ると緑色だったころに携帯電話を契約しました。
20世紀末の通信事業者は携帯電話はNTTドコモ、j-phone(東京デジタルフォン)、IDO、ツーカー。PHSはNTTパーソナル、アステル、DDIでした。
名の知れているものはよいものだ理論で考えるのであれば冠にNTTがついているドコモとNTTパーソナルを選ぶのが正しい。私はそれを選びました。
あれから30年ほど経ちj-phoneはボーダフォンに変わり現在ソフトバンクへ。ツーカーとDDIはKDDI(au)へ。アステルは経営難となり倒産。NTTパーソナルはドコモへ。唯一名前が残ったのはNTTドコモだけでした。
私の選択は間違っていなかったようでずっと契約を継続。ドコモの携帯とNTTパーソナルのPHSの二回線契約していました。
二回線契約していましたが一台はサブ機でほとんど使っていませんでした。使っていないのに契約を続けていた理由はファミリー割引を適用させたかったから。
「家族を持つ」というのは身近にありながら人にとって一番の幸せなのでしょう。当然の如く、人は生きていれば愛する家族を持ち、子々孫々まで血が受け継がれていくのです。諸行無常と言えど人が家族を持つのは世の常であり、それは当然のこと。
しかしその当然なことすらできない社会の歯車から外れた人間がこの世の中に存在し、残念なことに私はその当然ができない人でした。家族を持てない私は、家族を持った体を装い二台分の電話回線を契約。ファミリー割引を適用させ基本料金を20%安くしていました。
このように恥も外聞もかなぐり捨て少しでも携帯料金を安くしようと頑張っていたのですが、そんな努力もむなしくドコモは「ひとりでも割」という社会の歯車から外れた人向けのサービスを展開しだしたのです。
つまり、電話回線が二台あっても意味がなくなりました。
でもずっと契約していたので解約するのはもったいない。かといって大して使わないのに費用を払い続けるのがバカバカしい。どうすればよいだろ??と悩んでいた時、とあるCMが目に入ったのです。
「日本のスマホ代は高すぎる!」
docomo、AU、ソフトバンクの三社寡占状態だった携帯通信市場に風穴を開けるかの如く現れたのが楽天モバイルでした。
楽天モバイルの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」はデータ1GBまでであれば基本料金が無料という画期的プランだったのです。私が家族を持てないばかりに生まれてしまった負の遺産を楽天モバイルは受け止めてくれたのです。そんなわけでドコモで契約していた回線を楽天モバイルに移動させました。
それをしたのが去年の4月。
楽天モバイルを契約して一年が経ちました。一年間のうち楽天モバイルに支払った費用は0円です。サブ機として利用する予定でしたが使用できる端末に限りがあり外に持ち運ぶことはありませんでした。スマホは家の机の上に置いたまま。自宅のWi-Fiにつながっているため通信量は一切かからない。そのため料金がかかっていませんでした。
しかし、2022年5月13日、問題が発生しました。
楽天モバイル、月額0円からのプラン廃止へ。
まぁいつかこの時が来ると思いましたが、まさか一年でこうなるとは思いませんでした。
0円プランは6月まで。7月から1078円かかるようになります。既存の契約者は自動的に新プランに移行されるそうです。つまり自動的に1078円請求されることになります。
月額基本料金が0円だから契約していたプラン。それが料金発生するというのであれば話は別です。
「1078円は高すぎる!」
100MBまで無料でそれ以降は有料、基本料198円~、とかであれば契約を継続しますが、使わない月も1078円発生するようになります。これならばauがやってるpovoは990円なのでこちらの方が安いです。当然利用できるデータ量に違いがあるなどはあるのでしょうが、基本料金の部分はauのほうが安くなるようです。
楽天モバイルは後発通信事業者のため基地局が少なく、先日までau回線を間借りしていました。現在は楽天独自の回線となっているようですが、電波の具合は果たしてどちらが良いのでしょうか。
どちらにせよ毎月費用が掛かるならば、値段の安いpovoに切り替えた方がよいと思うんです。そしてpovoの場合、もっと安くできるようです。
povoの料金システムは基本料金は月額0円です。それにトッピングしていく形です。トッピングしなければ0円ですが、180日以内にトッピングを一度もしていない、もしくは通話料などで660円を超える料金が発生しないと解約となるようです。ちなみにトッピングの最低料金はsmash.使い放題パック(24時間)で220円。次に安いのがデータ使い放題(24時間)で330円です。最低限の支払いで済ませるのであれば月額37円、年額440円で運用できるようです。
povo 月額37円 年額440円
楽天 月額1078円 年額12936円
ほぼ使わない回線であればpovoの方がいいですよね。
ただ一点気になるところがあります。
今回、楽天モバイルが基本料金0円にできない理由は「電気通信事業法」のよるものと三木谷社長が言っていたそうですが、もしその通りなのであればpovoの基本料金0円というのも継続できなくなります。
楽天グループは1338億円という過去最高の赤字を出し、三年連続で赤字となっています。モバイル事業が足枷となっているようです。私のような無課金ユーザーは楽天にとってはお荷物なのでしょう。本音のところはモバイル事業再建に向けて無課金クソ野郎を排除するためなのかもしれません。電気通信事業法が0円廃止の理由なのかは定かではありませんが、どちらにせよ今後のことを考えなければなりません。
楽天モバイルの基本料金0円プランは来月末まで。
それまでに決めたいです。
っていうか、ほとんど使わないから解約して一台だけにすればいいんですけどね。