ボッタクリもなくなった?宇都宮駅前が浄化している
久しぶりに宇都宮に来ております。しかも電車移動です。
新宿を経由して宇都宮線で宇都宮駅へ。新幹線なんて高貴な移動手段は使いません。鈍行です。
宇都宮だとだいたい車で行くんですけれどね。なんとなーく電車で行くことにしました。
運転しなくて済むし、お酒も飲めるし。時間の制約などがありますが、やっぱり公共交通機関は便利です。
新宿⇒宇都宮の電車賃は片道2000円です。
宇都宮まで140キロ。リッター10のサンバーの場合14リッター使います。
現在のレギュラーガソリンの価格は140円前後なのでガソリン代だけで2000円ほど。
それに高速代が3500円ほどかかります。
学のない私でも電車の方が安いっていうのはわかります。
もちろん宇都宮駅から離れるとなれば車が必要となりますが、今回は移動がなかったので電車にしました。
宇都宮市には仕事でちょくちょく行くのですが、駅前は久しぶりですね。
街並みが幾分かきれいになっている気がします。前はもう少しディープ差がありました。
まだ私が若かったころ、店の前に立っていた客引きに「3000円ぽっきり」と言われそれについていき、店に入ったら「サービス受ける場合は別途」といういわゆる「たけのこ剥ぎ」に遭遇したことがあります。
たいていこのようなぼったくりの場合、客引きはどこかに雲隠れ。店は客引きのことなんて知りません存じませんといった感じで取り付く島もないわけですが、店を出るとその騙した客引きが普通に立っています。騙した張本人がそこにいるわけですからその怒りをぶつけるわけですが、
「お兄さん。3000円のわけないでしょう」
まさかの開き直りです。
これが宇都宮マジックというやつです。
都会とは違う、ちょっと地方の感覚というやつでしょうか。
怒りなど忘れ、むしろ騙されたのがここでよかったーという気持ちになりました。
※私がサービスを受けたかどうか、またどのようなサービス内容なのかはご想像にお任せします。
関東を名乗っているのに地方感満載のところも個人的に好きです。
東京・神奈川まで150キロ。でもここなら駅から徒歩5分です。
渋谷の夜が今、宇都宮に...。渋谷=都心。
そして海がない憧れでしょうか。横浜もここで味わえます。
恐らくここは安全なのでしょう。昔からあったような気がします。
私としては宇都宮まで来て都心を味合わなくてもよいので、お決まりの餃子を食します。
本来であれば有名店の「みんみん」に行きたかったのですが、相変わらずの盛況ぶり。
駅前のいわゆる観光客向けの餃子屋に入りました。
ビールと餃子です。電車移動だからできるこの組み合わせ。
宇都宮が餃子で有名になった理由についてですが、私はこれまで勘違いしておりました。
中華料理がその街で有名になる理由は「在日中国人が戦後駅前で...」っていうのがデフォルトです。
宇都宮餃子も「戦後のどさくさで駅前を占拠した...」というようななんだか納得のいかない話なんだと思っていましたが違うようです。
宇都宮に司令部のあった第14師団が満州から帰還後、満州で食べた餃子を広めたのだとか。
餃子自体が日本に浸透したのは第14師団のおかげってことのようですね。
戦争はダイナマイトによってもたらされたというのならば、餃子は戦争によってもたらされたってわけですね。
つまりはダイナマイトが無ければ宇都宮餃子は無かったってことです。
と餃子も食べたので二軒目にいきましょうか、例のぼったくり店のところに行きましたが、もうすでにありませんでした。
時代は流れるものです。