博多にある九州最大の組合の街「ゲイタウン住吉」
こちらは福岡市内にある筑前國一之宮 住吉神社です。同社の創建時期は不明ですが全国2129社ある住吉神社の中でも最も古いといわれており1800年以上前からあるんだとか。住吉神社で有名なのは大阪でしょうか。大阪と下関、そして福岡が日本三大住吉といわれているそうです。
御祭神は底筒男神、中筒男神、表筒男神。
ご利益はすべての災から身を護る神なので何でも叶うっぽいです。また海上の守護神でもあるようです。この後パチンコ屋に行って海物語打ってきます。
こちらは住吉神社の南門側。福岡の歓楽街といったら中洲ですが福岡にはあっちこっちに飲み屋街があります。有名なのが雑餉隈でしょうか。そして住吉四丁目のあたりも「組合の人」には有名な場所のようです。
札幌のすすきの、大阪の北新地、東京の歌舞伎町。各主要都市には華となる歓楽街が存在します。要は女遊びができる場所が必ずあるのですが、世の男性全てが異性に興味を持つわけではありません。同性愛者、いわゆるゲイやレズビアン、バイセクシャルの人だってコミュニティが欲しいわけです。有名なコミュニティといえば新宿二丁目ですが、いわゆるゲイタウンと呼ばれるのは全国各地にあります。
三大ゲイタウンなるものもあるようで、東京の新宿二丁目、大阪の堂山町、名古屋の池田公園(名古屋だけ公園)が有名なんだとか。そしてここ住吉四丁目付近もゲイタウンとなっているようです。
正式には住吉四丁目と春吉のなんとなくこのあたりがゲイタウン。場所が曖昧なのはグラデーションってことなんでしょう。
熊本や小倉にもゲイタウンはありますが住吉春吉は90軒以上のゲイバーやショップがあるそうです。ちなみに新宿二丁目には400軒のゲイ関連の店があるそうです。大阪は230軒、名古屋は100軒(そもそも公園だし)。上野が120軒なのでゲイタウンランキングでは福岡は5位。でも名古屋のゲイタウンは我ら四天王の中でも最弱だし公園。福岡が四天王の座を奪える日が来るかもしれません。
住吉春吉合わせて90軒以上あるゲイタウン。ゲイバーやゲイ関連の店がこの通りには結構あります。
こちらは美野島通りです。
ハッテン場もあるようですが看板は控えめです。
ガチムチボーイとか突撃菊門丸とか過激な名前にして過激なイラストを掲げれば集客しやすそうですが景観を壊さず街に溶け込むのはマイノリティの処世術なのでしょう。見せかけだけでなく中身で勝負をしなければならないため長く生き残ってる店は優良店なのでしょうね。
まじかるバナナ。かつてマジカル頭脳パワーって番組で行われていた連想ゲーム。
まじかるバナナ♪バナナといったら黄色といった具合に連想ゲームを続けていくわけですがこの店名のゲイバー。連想したものが容易に想像できます。
こちらにはコミュニティーセンターがあります。同施設はゲイの人向けのコミュニティーセンタ―です。ゲイはHIV感染率が高いですが、感染は防げないもののエイズを抑制できるようになっています。ちゃんと検査して対策を講じれば怖くない病気となりました。またしっかりとした知識があれば感染予防もできるでしょう。この施設は感染対策の役割もあるのでしょう。
住吉のあたりはこのようにゲイの店が多くありハッテン場もあるようです。さすがは九州最大の街博多です。
こちらは博多駅の近くにある駅前ロマン駅前パレスという映画館です。同映画館は成人専門の映画館。映画館ですが実際はハッテン場となっているようで出会いの場になっているみたいです。しかしノンケも多く利用する映画館。なかなかお目当ての人とは出会えなさそうです。
こちらは住吉地区にある銭湯「鶴亀湯」です。その手の地域なのでそういった人たちが集まるスポットのようの思われてしまいますが実際はそんなところではありません。せっかくなんでこちらの銭湯にお邪魔しました。
そこまで大きな銭湯ではありませんがサウナもあります。ひとっ風呂浴びてサウナでトトノウってのもよいんじゃないでしょうか。銭湯のオープンは15時。15時過ぎに伺いました。お客さんは6名ほど。ごく普通の銭湯ですがお客さんがごく普通ではなく極道っぽい方々。
スーパー銭湯ではタトゥー禁止ですが銭湯では禁止されていない。その理由は公衆衛生のため。
入れ墨入れていたら風呂に入れないってなると衛生的ではなくなります。刺青があったとしても入浴させなければならない。そのため銭湯では刺青をいれた人をよく見かけます。例えその人が渡世人だとしても裸になれば皆同じ。銭湯には身分や肩書に関係なく皆同じなんです。刺青が入っていたとしても別に気にする必要はないんです。
でも、でも。客全員が刺青だったら、それはそれで気になりますよね。
6人全員、刺青。刺青率100%の銭湯。
全員、悪人。
ひとりや二人刺青入れてる人を見かけることはあります。でも全員刺青入れているってのは初めての経験です。そしてその人たちはサウナにも入る。ここの銭湯はサウナが浴場の中になく、脱衣所のところに別に用意されています。サウナは狭く5人くらいで満室となるんです。そうなるとサウナが空くのを待つため脱衣所に人が集まるんです。壁際に椅子が用意されそこに刺青の人たちがずらりと並ぶんです。
ここ、組事務所じゃねーか!
こんな感じで殺伐とした銭湯ですが刺青入れているだけで何か害があるわけではない。
むしろ礼儀正しい人ばかり。多分普段は正しくない人たちなのでしょうが、銭湯は身分や肩書に関係なく皆同じ。だから大丈夫(たぶん)。
ゲイタウン住吉はこんな感じです(ゲイ関係ないけどね)。
こちらは春吉です。こっちのほうにもゲイ関連の店があります。
このあたりにその手の店があるのはラブホテルがあるからでしょう。
この地区にあるラブホは男性同士でも入れるところのようです。今のご時世性別で入店を拒否するのはナンセンス。しかもゲイタウンのお膝元。ホテルが差別的な発言をしていたら明日の朝日は拝めません。比較的開放的なラブホが多いためゲイの人が集まるようになったのでしょうね。
本日は博多にあるゲイタウンを巡りました。全てを見たわけではないためわかりませんが住吉ゲイタウンは新宿二丁目とは少し様子が違いました。こじんまりしているしそこまで自己主張をしていません。新宿ほど多くの人が集まるわけではないのでしょうが九州ではホットスポットのようです。てっきり筋肉ガチムチーみたいな店があるのかと思ってましたがそんなところはありませんでした。全ての人に配慮された街のようです。
このように配慮された街であれば四天王どころか日本三大ゲイタウンに選ばれる可能性もあります。
だって 名古屋のゲイタウンは公園ですから。