ギネスブックにも載った仙台にある世界的名峰「日和山」に初登頂!
富士山に何度か登ったことがあります。
とはいっても車で行ける五合目までが数回、それとそこからちょっとだけ登ったのが一回だけ。山頂までは行っておらず、七合目くらいまでしか行ってないんです。
唯一ちゃんと登った山は高尾山くらいです。高尾山は登山口からちゃんと登りました。小学校の時、中学校の時、そして大人になり朝まで酒を飲んで京王線で寝ていて終点の高尾山口駅まで行ったとき。数は少ないですが登山は嫌いではないようです。でもこれまで「山を登ろう」という気持ちにはなりませんでした。なんとなく高尾山に行ってみた、車で行けるから富士山の五合目まで行ってみた。その程度だったんです。しかし今回、山登りをしようと決心しました。
山林生活、その名の通り所有する土地は山の中なのです。
山とは切っても切り離せない関係です。もともと山が好きだったんでしょう。海よりも山が好き。だから山に土地を求めたんです。
山を知ることで今後の山林生活の方針も決まることでしょう。ということで今回、山登りに挑戦します。
山は無理をすれば死に直結する。
毎年登山客が遭難したり、命を落としてます。プロの登山家といえど山をなめていると一瞬で死ぬこともあるわけです。山はそれだけ危険です。昨年もユーチューバーが富士山で生配信中に命を落としていました。生半可な気持ちで登ればその危険があるわけです。
それでも山に登る。そうです、山とは人生そのものなのです。
頂に向けて苦労しながら登る、時には苦節することもあるでしょう、頂上に登れない人もいます。
人それぞれが日頃から“自分の山”を持っており、それに挑戦しているわけです。だから今日、挑戦したい。目指すは日本一の山です。
今いる場所は宮城県です。
宮城には栗駒山や蔵王山といった名峰があります。しかしどれも日本一ではありません。そもそも日本一の山って富士山なんじゃないのか?という疑問があるかと思いますが、そういった質問は受け付けておりません。なんとなく察しがついている方もいらっしゃるでしょう。知っている人もいるかと思いますが、ここ宮城県にも日本一、いや、世界一の名峰があるんです。その頂を目指すのが本日の趣向です。
しかし登山日和とは呼べず天候が悪いです。霧雨の降る中、山登りをします。登山道までは道が整備されているようです。
整備されているとはいえ足元に注意!踏み外せば危険に晒されることに!
普通の登山道でも足を踏み外して滑落することもあるんです。
延々と続く細い道。登山客は見当たりません。
こんな天候の悪い日に登山をする人なんていないのでしょう。霧が濃いので目的の山は見れません。
登山口に到着しました。バス乗り場と書いてありますが、バスが入り込めるような道は見当たりませんでした。
看板にはクマ出没注意ともかかれています。ちなみに何の装備も持ってきていないです。
こちらの山、日和山というところです。知っている人は知っていると思います。ここは日本一低い山です。
日本一って大阪の天保山だと思っていたのですが、現在はこちらが一番低いそうです。
もともと、日和山が日本一低い山だったそうですが、大阪の天保山が山として登録され、日和山は日本で二番目となってしまったそうです。しかし2011年の東日本大震災の津波により山が削られた?そうです。その結果元々6mだった山は3mに縮み首位奪還をしたんだとか。人口で作られた感が凄いしますが、現在はこちらが日本一低い山なんだそうです。そして日本一ではなく世界一なんだとか。ギネスブックに載っているそうです。
五歩で登れます。というより遊歩道がそのまま山頂の高さなので山を降りてから登る感じです。
まだ周りが工事中なので遠回りをしなければなりません。駐車場のある場所から五分ほど歩かなきゃなりません。五分歩いて五歩で登る。
五歩で登るだけ?そうじゃないんです。
何事も最初が肝心です。有名なアルピニストだって初めからエベレスト登頂をするわけではないんです。徐々に力や技術をつけていき、高みを目指すわけです。
これはアルピニストへの最初の五歩です。
日和山という名前の通り、この山は海の天気を漁師が判断するための展望台のような役割のところだったようです。そのため海際。このあたりは津波の影響をもろに受けており、周りは更地となっております。そして再度津波の被害に遭わないように高い堤防を建設中です。当然日和山よりも高い堤防です。
まだまだ周りは工事しており観光スポットとは呼べる状態ではありません。でも“世界一の山”がここにあるんです。仙台に来るときはぜひ登山に挑戦してみてはいかがでしょうか?いつかは道も整備され観光スポットとなるのかもしれませんが、今であれば復興の様子が伺えます。
アルピニストになるために、次に登る山は大阪の天保山(4.53m)でしょうかね。