中国地方最大の盛り場!仁義なき広島の歓楽街「流川薬研堀」
広島に到着しました。
最後に広島に行ったのは5年ほど前。そのとき広島平和記念資料館にも行きました。2017年から工事のために閉館していましたが2019年にリニューアルオープン。新しくなった資料館を見たいと思っていたのですが、どうやら資料館は原爆の日以降はお休みとなっています。これもコロナの影響です。
まぁ今回は観光するために来たわけではありません。でもそんな頻繁に広島に行くこともないし、こんな時でないと資料館に行くこともなさそうなので残念です。今回は長崎に行くため広島と長崎の二つを巡れると思ったのですがそれができずでした。
平和記念資料館には行けませんでしたが広島観光はできますので街を練り歩きます。
広島に来るのは久しぶりです。
むかし広島に一カ月ほど滞在したことがあります。その当時は夜遊びをしない好青年だったころです。広島には流川や薬研堀という歓楽街があるのに一度も夜遊びしませんでした。夜遊びはしていませんがそのような街があるのは知っていました。そしてその手の店があるというのも知っていましたが行かなかったんですよね。
いいですね。このスナックビル。こういった店がある街はなんだか落ち着きます。
こちらは仏壇通りという道です。仏具屋さんがいくつかありますが、仏具屋だけでなくスナックや飲み屋も多くあり混沌としています。
しかし、めちゃくちゃ暑いです。
原爆投下の日も暑かったそうですが、広島の夏は暑いです。日影が少ないんです。
本当であれば歓楽街の奥地に行こうと思ったのですがこのまま歩き続けると熱中症になりそうです。
というわけで少し早いけど夕食にしたいと思います。
広島と言えばお好み焼き。行きつけの店もありました。しかし広島に一カ月いた時に頻繁に行っていたお好み焼き屋はなくなっていました。新たに探すのも面倒なので観光客御用達のお好み焼き村へ。
ここと広島駅ビルにこのようなお好み焼き屋群があります。お好み焼きを食べてもオタフクソースの味しか感じない人にとってみればどこの店に行っても同じです。たぶんどれもおいしい店なのでしょう。エレベーターを降りて目の前の店に入ります。
明るい時間からビールです。外でビールを飲むのは久しぶりです。暑い中歩いたためビールが身に沁みます。日中から飲むなんて罰当たりで誰もしないだろうと思ったのですが、他のお客さんもビールや焼酎を飲んでいました。やっぱり鉄板焼きには酒がマッチするようです。
関西で食べられるお好み焼きと広島のお好み焼きは同じ粉モンですが作り方はちょっと違います。関西のソレは具材と生地を混ぜて焼くのに対し、広島のは別々に焼いて重ねて提供します。ただどちらも「お好み焼き」なんです。
広島で「広島焼き」というと「そんなもんは無い」って怒られた(実際に言われたことがある)こともありました。でも観光地化している場所は「広島風お好み焼き」「関西風お好み焼き」と書いている店も。
散々お好み焼きの話をしたのにとん平焼きを注文しました。豚肉とたまごとネギ、キャベツがあれば家でも作れるんですが一度も作ったことはありません。やっぱりこういうのは店で食べるからおいしいんです。
青ネギがいっぱいのってるのっていいですね。とん平焼きを頼んでしまったためお好み焼きを頼むわけにもいかず、これで食事は終了とします。少し物足りないので夜にコンビニで豪遊したいと思います。一度ホテルに戻り日が暮れるのを待つことに。
日中は暑かったですが日が暮れると風も出て涼しくなりました。これより夜の街を散歩します。
大人のコンビニ。こちらでは豪遊しません。いいですねー。夜の街っぽくなってきました。
飲み屋は薬研堀通りと流川通りに集中しています。ここは流川通りで接客を伴う店が多く集まっている場所です。
流川は広島最大だけでなく中国四国地方最大の歓楽街と言われています。以前はこれくらいの時間になると人だかりとなっていましたが、コロナの影響でしょうか、かなり静かになっています。ネオンはついていますが少し寂しい状態です。
薬研堀通りは南北に通っており北側は飲み屋街、南側は風俗街になっており棲み分けができているようです。
そこまで棲み分けは出来ていませんでした。
この辺は一応飲み屋街。
この辺は多少飲み屋街。
この辺は風俗街といったところでしょうか。
ここは弥生町と呼ばれる地域で昔は遊廓だった場所です。広島は最初に原爆を使われた場所。広島には古い建物といってもほとんどが戦後に建てられたものばかりです。このあたりも爆心地からそこまで離れておらず、跡形もなくなったのでしょう。それにも関わらず伝統や文化は脈々と受け継がれ、元遊郭のあった場所に風俗街がのこっているのです。
歴史もクソもありません。
遊郭っぽさはゼロですが、一応このあたりは遊郭があった場所です。特殊浴場が何軒か集まってます。
10年ほど前は「マントル」が広島ではメジャーでした。マントルとは「マンショントルコ」のこと。どうやら昔話ではなく現役のようで、今でもその手の店があるんだとか。薬研堀通りは中国地方最大のソープ街と言われていますが、広島人はそれでは足りないようで非合法な店も多くあるそうです。さすがは仁義なき広島です。しかも日本最大の暴力団組織の息がかかっていないだけあってほかの街とは少し異なります。
コロナが無ければ遊べるんですが、コロナが無くても広島では梅毒患者が増えているんだそう。この手の店はハイリスクですね。
どちらにしても飲み屋街にも行けないしその手の店にも行けません。今日はおとなしくホテルでコンビニ飯でも食べることとします。
でもホテル前のコンビニは品切れ状態。
広島も20時に店が閉まる自粛要請となっているため出張族の人たちはコンビニ食で済ませるようです。残念ですが本日の夜食は我慢となりました。明日は長崎へ。