コロナの影響で京都は普通のホテルに2000円台で泊まれる
東京の日本橋から京都の三条大橋まで、東海道にて色々な手段を用いてやっとたどり着きました。誰にでもできる東海道移動の旅でしたね。でもこんな中途半端な東海道の旅は誰もしてこなかったと思います。
そこまで日数もかかっていませんし、体力もいりません。金銭的負担も大きくないです。
当然徒歩で移動するより感動はありませんが。
昔の人だって感動するために徒歩で移動していたわけではなく手段がそれしかなかっただけだからです。歩いて京都について「やっと着いた。疲れた」と思ったことでしょう。
一応最後は大津宿から京都まで歩きました。なんとなく歩いたっぽい感じを出すため。
「東海道を日本橋から京都まで。箱根峠の徒歩は大変だったけど、大津から京都の三条大橋まで峠を越えてたどり着いたときは感動したわ」
嘘はついてません。
錯誤が生じやすい感じですが間違っては無い。実際に道中「どちらからおこしで?」という質問を何度か投げかけられたことがあります。「東京の日本橋から」って答えると「すごいですね」という反応がもらえました。嘘はついてない。事実を言ってないだけ。
京都に来るまでいろいろな宿場町をみてきました。道中同じように京都を目指しているであろう人たちもいました。徒歩で京都まで目指しているであろう人たちの横を電動アシスト付き自転車で颯爽と抜き去ったのもよい思い出です。誰よりも早く京都に着いたことでしょう。
東海道五十三次をなんとなくなぞって移動してきましたがあくまでも今回は京都に行くのが目的です。
つまりここに滞在します。とくに何かをする予定もありませんが、修学旅行の時のように清水寺行って木刀買って金閣寺行って古銭買いたいですね。
京都はこれまで外国人旅行者に焦点を当てて観光産業を支えてきました。実際にコロナが発症する前の京都は日本人を受け入れないような状態でした。ホテルはどこも予約がいっぱいで街中は外国人だらけ。観光地も人が多い状態でした。
でも現在は外国人観光客が日本に入国できなくなり京都は観光客がいないんだそう。夏場に盆地の京都に滞在するっていうのもどうかと思いますがせっかくのチャンスです。ゆっくり楽しみたいと思います。
弥次さん喜多さんだって京都まできて観光をしたはずです。
ちなみに喜多さんって男性相手の男娼だったそうです。そして弥次さんはなじみの客。なんとなく男の友情っぽい雰囲気がありますがそうではなく男娼と客の逃避行。BLモノ、つまり婦女子小説ってわけです。それが江戸時代のベストセラーになっていて学校でも習うわけですからね。
今回の旅は東海道中膝栗毛があったから目指したもの。ヤジキタにはお世話になったわけです。
とはいっても東海道中膝栗毛を読んだことないのでよく知りませんでした。
知っているのは確変で2回権利のCRヤジキタでした。
観光もしたいですがまずは腹ごしらえ。大津から京都まで歩いてもそこまで時間がかかりませんでした。まだ午前11時。やっと飲食店がランチ営業のため開きはじめる時間です。今日は朝ご飯を食べてないのでこれより腹ごしらえしたいと思います。
とりあえず祝杯のビールです。ただ京都に来ただけだけど。
これから歩かずに済むとなると気が楽です。
今回の旅でわかったことは平地20km以内の徒歩移動であればそこまで疲れない。でも30kmだと疲れる。坂道だと10kmでもしんどい。歩きすぎると心が折れて逃げたくなる。結果逃げる。そのため疲れない程度に歩くのが一番なんでしょう。
車移動と違って徒歩移動であれば昼からビールもできるのですが、それができませんでした。今後このような徒歩の旅をするならば昼からビールが飲める程度の距離しか歩かない、そもそも徒歩で移動という考えは捨てる形です。
ずっと食べたかったお好み焼き。西に来たら粉モンを食べたくなります。
若干お好み焼きとは違うようですが腹に入れば同じです。京都では「べた焼き」と呼ばれておりお好み焼きのルーツなんだとか。大正時代では「一銭洋食」と呼ばれていたそうです。
雰囲気は広島のお好み焼きに近いものがあります。そもそも広島のお好み焼きは一銭洋食が起源なんだとか。薄い生地の上に肉とか野菜とか具材を乗っけるタイプです。
関西で食べるお好み焼きにはトッピングで油かすをいれたりできます。東京だと油かす自体がありませんからね。
酒のつまみにホルモンも。京都では「ホソ」と呼ばれています。
マルチョウです。マルチョウは消化器官で牛を潰したした後、消化液が溶かしてしまうそうです。精肉してから時間が経ってしまうと痩せてしまうんだそう。プリプリってことは潰したてってことなんでしょうね。
あと食べるべきものは何でしょうね。京都は色々な名物料理があると思います。料亭のようなところには行けないので基本的にはB級グルメとなるでしょう。あと、金銭的な余裕もないので粗食がメインとなります。
本当であればキッチン付きの宿泊施設に泊まり自炊して食費を抑えたかったのですが、キッチン付きのアパートメントホテルは一人で利用すると高くなるようです。部屋代で請求されるため家族や友達複数人で利用すれば一人2000円とかになるようですが、一人だと一泊1万円くらいになってしまいます。
ふつうのビジネスホテルであれば3000円くらいで宿泊できます。
ここからGoToキャンペーンの値引き35%がひかれます。
4000円の宿泊費でも35%オフで2600円で済みます。2600円だったら簡易宿泊所の値段と大差ないレベルです。
とくに京都は宿泊施設が多くあります。それらの宿泊施設は外国人観光客用に用意されたものでした。しかし外国人観光客はゼロの状態です。当然空き部屋が多くあるのでしょう。そんなわけで比較的安い金額で借りれる状態です。
一日2600円だと一カ月宿泊しても78000円で済むわけです。
インターネットも使えてテレビもある。毎日タオルも替えてもらえて掃除もしてくれます。電気代とかネット代とかの光熱費を考えるんなら部屋借りるよりもお手軽じゃないでしょうか。
安い朝食付きプランが無かったのが残念ですが、素泊まりでもこの金額であれば安いです。ちなみに部屋代が4000円でベッドサイズはツインとダブルがありました。つまり二人で泊まれば一人当たり1300円で宿泊できます。ネットカフェレベルの金額で泊まれるってわけです。
コロナの影響でここまで安くなってるなら関東に戻ってもホテル暮らしにしてもよいなぁ。と思って横浜や川崎のホテルを探したのですが、京都のように安くはありませんでした。安いところは寿町にある簡易宿泊所っぽいところだけ。あとはカプセルホテルくらいです。同程度クラスのところに泊まるとなると最低でも6000円。キャンペーン割引で一泊3900円はかかってしまうようです。そのためこの割安感は京都でしか味わえないんだと思います。
ちょっとした旅行もできるし、ホテルに閉じこもったままでもいい。こういったホテル暮らしもいいですね。日常的にそんな生活ができるとよいのですが金銭的な問題もあります。そのためこのキャンペーンに乗っかるしかないでしょう。
キャンペーンの上限が2万円のため4万円くらいのホテルが人気のようです。最大限値引きされますからね。でもGoToキャンペーンは一度きりではなく何泊も利用できるのがポイントです。普段行かない高いホテルに泊まるというのも一興ですが、普段泊まっているような安いホテルをさらに安くして連泊するというのも一興ではないでしょうか。
そのため同じホテルで15泊予約しました。長期滞在です。
キッチンが無いので食事の問題は抱えていますが、最近ではテイクアウトできる店も増えてきています。
本日はスーパーの弁当で夜は済ませました。
毎日活発に動くことはなくのんびり京都を満喫したいです。