札幌の山岡家には味噌ラーメン専門店がある
札幌といえば札幌ラーメンですよね。散々食べました。何かといえば札幌ラーメンでしたからね。家でも大体札幌ラーメンだったんです。
実際は札幌ラーメンではなくサッポロ一番でした。
サッポロ一番が人生で一番食べているラーメンです。このサッポロ一番ですが何が一番なのかで論争が起きるんです。一般的にはしょうゆ、みそ、しおの三種類。最近はトンコツとか別の味が増えましたが、争いが起きるのは前述の三つの味で何がナンバーワンなのかでしょう。私は断然みそ味ですが、我が一族の中でも争いがありました。母はしょうゆ派、父はしお派。
父も母も戦後すぐに生まれたので古い考えの人です。父親が大黒柱で父の言うことは絶対という状態。子供の頃はそういう状態だったので基本的にサッポロ一番は塩ラーメンだったんです。たまに母親が自分の主張を強めて醬油ラーメンを買ってくるのですが、基本は塩味。味噌ラーメンが家に置いてあるのは年に一度あるかどうかレベル。おそらく私がサッポロ一番味噌ラーメンが好きな理由はこのように半強制的にみそ味を規制されていたからなのでしょう。大人になってから味噌食べたい欲が爆発したんだと思います。
そのため大人になってからは味噌ラーメンが主、たまに塩ラーメン。醤油はここ最近食べていません。
そうなんです。札幌といえば味噌ラーメン一択なんです。前に札幌に行ったときも味噌ラーメンを食べました。今回もやっぱり味噌ラーメン食べたいですよね。
ということでラーメン横丁にきました。「元祖」って書かれてます。
一応やっているラーメン店はありますが、緊急事態宣言は明けましたが客の往来はまだ少ないので結構閉まっています。ちょっと気になる店はありましたが閉まっていました。
こちらもラーメン横丁です。元祖では無い模様。ラーメン屋とはいってもどちらかというと居酒屋感覚、街中華っぽい雰囲気でラーメンも出すけど酒も提供しています的な店が多いようですね。ススキノという場所柄飲み屋も多いところです。そういった人を目当てにやっているラーメン店なのでしょう。
店が多いのでどこに入ってよいのか迷うところ。
入るからには美味しい店が良い。でも美味しいかどうかは食べてみなければわからない。飲食店評価サイトは信頼性がないですからね。結局は玉砕特攻をするしかないんです。
ん!?これ、山岡家やんけ!
ススキノの風俗街のような場所の一画に山岡家を見つけました。山岡家は学生の頃も大人になってからもよく行きました。とくに歌舞伎町に住んでいたころは頻繁に行っていました。
山岡家は牛久に一号店が出来て以降本社のある北海道を基点に店舗数を増やしていったそうです。
歌舞伎町一丁目の「ラーメン神座」の前に「なんでんかんでん」があったのですが、そこが閉店。居抜き店舗で入ったのが山岡家でした。なんでんかんでんも何度か行っていましたが、閉店後に入った山岡家はかなりの頻度で行ってました。酒を飲んだ後、深夜にあの脂が浮いてるラーメンを食べてたんですよね。絶対に身体に悪い行為ですよね。
北海道には50店舗以上あって札幌には10店舗あるので別に山岡家は珍しいラーメン店ではありませんが、こちらは味噌ラーメンなんです。
札幌といえば味噌という刷り込みが関東人にはあります。場所もススキノの中です、明らかに観光客を狙っているんだと思いますが、狙われたっていいじゃないですか。店内に入り味噌ラーメンを注文しました。
麺の硬さ、味の濃さは普段の山岡家と同じように選択できるようですが、脂の量は変えられないみたいです。
調味料は一味とコショウのみ。ニンニクは置いてないです。
こちらが山岡家の味噌ラーメン。普通の山岡家は家系ラーメンと似たようなホウレンソウにネギとチャーシューが具としてのってますが、味噌ラーメンはチャーシューにメンマ、ねぎと炒めたもやしとキャベツでしょうかね。少し具材が違います。ただ浮いてる脂の雰囲気は山岡家っぽい感じですね。
味は味噌ラーメンです。なんとなくサッポロ一番味噌ラーメンの味が奥底でします。高級なサッポロ一番味噌ラーメンって感じ。美味しいですね。普通の山岡家でも味噌ラーメンを出していますがアレとは全く違う味です。山岡家っぽさがあるのは浮いてる脂だけで味は全く違います。そのため山岡家をイメージしていくと変な感じになっちゃいます。あくまでも味噌ラーメンの山岡家と思って行くべきでしょう。
もともと山岡家は弁当屋がはじまりだったんだとか。ニーズに応えるようにしていたらラーメンがヒットしたんですよね。この味噌ラーメンも「札幌ラーメン=味噌ラーメン」というニーズに応えた結果なのでしょう。なんだか札幌愛が感じられます。
普通の山岡家もいいけど、札幌愛が感じられる味噌ラーメンもぜひ食べてみてください。
ギョウザもやってるんかーい!