角打ちなのか試飲販売なのか?小倉駅そばの酒屋「林田商店」
小倉に到着して一番最初に行った店は角打ちでした。酒飲みとしてやっぱり行っておかなきゃダメだろうという使命感にかられたわけです。そして折尾でも行く予定だったんですが、こちらは再開発の波ですべて消えてしまったようです。まだ一軒しか角打ちに行けていません。
なにせ一発目から結構ヘビーなところ行きましたからね。
あれのせいで二軒目に行くのを恐れている自分がいます。でも何事も経験です。さらにヘビーな店だったとしても取って食われるわけではありません。ただ場違い感を味わうだけです。ということでもう一軒角打ちに行きたいと思います。
今日はすでにホテルの予約を済ませてあり、そのホテルの近くの角打ちを選びました。林田商店というところで小倉駅南口から比較的近い場所にあります。道を挟んだ先はソープランドがあるところです。
酒屋自体の営業は10時からやっているようですが、角打ちの対応は16時30分頃からのよう。
店に入り角打ちは出来るか尋ねると、奥から女将さんが出てきます。
店主「今日は何にする?」
こういうのです。こういうの求めてました。システムが全くわからなくても店員にゆだねることでどうにかなるやつです。勝手に冷蔵庫から酒を取り出して飲むのも粋ですが、慣れてないときはこれくらいサポートがあると安心です。
せっかく小倉にいるわけなので地元の酒を飲みたいですよね。でも銘柄とかわからないんで全て店員にお任せします。
そうするとパンフレットが出てきました。
どうやら林田商店とパンフレットに出ている林龍平酒造は親族で経営をしているんだそう。つまり酒造メーカー直営の酒屋みたいな存在。
そしてこの残心ってやつがおススメなんだとか。
九州旅客鉄道が運行する周遊型臨時寝台列車「ななつぼし」で採用されているお酒なんだそう。
おそらく一生乗ることもないであろう豪華寝台列車ななつぼしで出してる日本酒なら飲んでおきたいですね。
残心の名前の由来は剣道からなんだそう。どうやら一族が剣道一家らしくそれが由来となっているようです。
角打ちは適当に飲んで適当に帰る感じだと思うんですが、ここの店は日本酒バーのような感じ。店主がずっと接客してくれます。
ツマミとかも出てくるし。流石酒造メーカーであり酒販もしているところです。
マスターはおかみさん。酒の話が尽きません。ずっと女将さんは日本酒の話をしているんです。というよりセールストークに近い感じ。でもお酒が好きな人のお酒の話を聞くのは悪くありません。
注文したのは日本酒をグラスで2杯。600円だか800円程度の金額です。でもそれ以外に試飲の酒がどんどん出てくるんです。
「これ、ちょっと飲んでみてください」これの繰り返しです。
飲み比べるため追加で別の酒が注がれます。結局6杯くらい飲むことになってしまいました。
さすがに買ってかなきゃダメでしょう。なんか角打ちではなく試飲販売をされた感じ。そもそもここは酒を売っている酒屋ですからね。
美味しかったので郵送で実家に送っておきました。
角打ちの長尻は無粋ですね。
なんか、イメージしていた角打ちとちょっと違うんですが、これもまた違う角打ちのスタイルということで。
酒も飲んだし〆にしたいと思います。福岡はうどんで有名なんだそう。
それを知りお昼にうどんを食べました。ヤクザのやつです。
このどきどきうどんも有名なんですが、どうやら焼うどんも有名なんだそう。
時は戦後、終戦直後は物資が少なく闇市も出来上がりました。そのころ関西では焼きそばが流行っていたそうです。しかし小倉では焼きそばに使う中華麺が容易に手に入らなかったそうです。そこで試しに茹でた乾麺を炒めたところ焼きそばっぽいものが出来たわけです。これが焼うどんの発祥。「だるま堂」ってところが発祥の店なんだとか。
だるま堂です。2019年に一度閉店したそうで初代の方も二代目の方も亡くなってしまったそうですが、現在は別の方が営業しているそうです。
天窓。焼うどんに目玉焼きを載せたやつ。
おいしいけど、焼うどん、醤油派なんですよね。