【茨城はシルクロードに通ず】翔んで茨城!世界へ羽ばたけ茨城国際空港
海外に行く際、都内に住んでいる人は羽田空港か成田空港を使います。近場の羽田はかなり便利で出来れば羽田空港を利用したい。でも行き先やフライトスケジュールによっては成田になることもあります。また成田空港の方がLCCがあります。空港使用料が安いとかそういった理由があるのでしょうか。格安航空会社を使うのであれば成田になる率が高いようです。そんなわけで今でも成田空港を利用します。
こちら茨城空港です。
成田空港との距離は直線で40kmほど。霞ケ浦があり迂回しなければならないので車だと70kmほど離れています。
近いと思ってたんですが結構距離ありました。
茨城空港は俗称で正式名称は百里飛行場。
元々は航空自衛隊が管理する飛行場でしたが2010年に民営共用化され、現在は自衛隊と民間で共用しています。
就航先は札幌、神戸、福岡、那覇、みやこ下地島。海外は台北、上海、西安があります。
かねてよりこの空港はいつか使うだろうと思っていました。今回は水戸の方に用事があり、ついでなんで立ち寄ってみました。
いわゆるLCCと呼ばれる飛行機が就航している茨城空港。
関東には羽田空港と成田空港がありますが、逆に言えば国際空港はこの二つだけになります。羽田・成田どちらも便利な空港ですが、離発着料金の高い両空港は格安航空会社が使用しづらい現状がありました。しかし少し不便ではあるものの一応関東にある茨城空港。さらには3割ほど離発着料金が安いってこともあり、LCCが就航してます。茨城空港に就航している飛行機は、国内線はスカイマーク、台北行きはタイガーエア台湾、上海、西安行きは春秋航空です。
つまり関東で三番目の国際空港です。
国際空港とはいっても便数は少なく、規模も地方空港並みに小さいです。国内線は一日の離発着が14便。国際線は週に10便程度。ちなみに羽田空港の一日の離発着は1200便なので差は歴然です。そのため利用できる設備は少ないです。お土産品コーナーと和風レストラン、喫茶店とコンビニ程度。このように規模が小さいため利用できる店は少ないですが、茨城空港のよいところは駐車場が無料ってところです。
車社会の茨城なので駐車場は必要です。空港前には3600台収容できる大型駐車場があります。それが無料で利用でき、しかも何日も停めておけるんです。14日以上駐車する場合は管理事務所に事前連絡が必要みたいですが、それさえしておけば長期旅行も可能になります。ちなみに羽田空港の駐車場代は一日1530円です。10日で15300円、結構な金額です。空港へ車で行くって考えはありませんでしたが、茨城空港であればその選択肢もありですね。地価が安く少し不便な場所だから無料駐車場を用意できるのでしょう。
このように少し不便な場所ですが、茨城空港は国際空港です。そのため訪日外国人が利用します。
海外向けの愛称は「茨城国際空港」。以前は東京だか新東京だかを名称につけるみたいな話がありましたがどうやらなくなったようですね。名称に東京がはいらなくなったのには理由があるそうです。
海外向けの愛称を決める際、有識者会議で「東京茨城国際空港」の案が出たそうです。
国際的にネームバリューのある「東京」を冠した方が分かりやすいでしょう。「茨城」だけでは世界的認知度は低いし、国内でも「いばらぎ」と「き」を「ぎ」と認識している人が多いし、そもそも地元の人も「いばらにぃ」なので「き」ですらないんです。そんな国内知名度も低い茨城にするのは観光客誘致の点ではマイナスです。しかし「県民の誇りはないのか?」との反発を受け、「東京」の文字を外したんだとか。
茨城県民、郷土愛がありますよね。
「県民の誇りはないのかい?」
こんなに地元のことを思ってくれる県民がいるって素晴らしいじゃないですか!
とりあえず東京をつけときゃよいだろみたいな自治体もあり、なかには東京で飽き足らずドイツ村ってつけちゃう県もあるくらいです。
ネームバリューだけで考えるのであれば新東京国際納豆空港になっていたのでしょう。県民がまともな人たちでよかったです。
そんな納豆空港は国際線。
私が気になっているのは西安行きの飛行機です。
中国からシルクロードを通りローマへ。そんな長旅をしてみたいと思っています。北京からスタートすべきですが、おそらく北京から西安までは新幹線に乗って移動するだけです。以前の旅で北京は立ち寄ったのでシルクロードの東の起点である西安スタートで考えています。そのように考えていたころ、茨城空港から格安便が出てるわけじゃないですか!つまりここがスタート地点になります。茨城空港は東京駅からバスが出てるのでそこまで苦ではなさそうです。
ただLCCが結構辛いみたいですね。春秋航空。中華系のLCCですが、評判はあまり良くありません。まぁそもそもがLCCなのでサービスはそこまで期待してないです。以前は立ち乗り飛行機にするみたいなこと言ってた航空会社です。コロナ前であれば往復で15000円で行けたので、ちょっと問題でも落ちないのであればアリなんじゃないでしょうか。片道7500円って浜松すら行けない金額です。その金額で中国の中腹まで送ってくれるんだから全然ありですよね。
ちなみにLCCなので荷物の量によって金額が高くなります。でも7kgまでであれば無料。私の海外旅行の手荷物は5kg以下なので追加費用なく利用ができます。また機内での飲み物、食事も有料ですが機内食ってそこまで魅力を感じないし、なければないで構わないんです。飲み物も喉が潤せる程度のものがあればよい。フライト時間は5時間なのでペットボトル一本あれば十分足りるでしょう。つまりかなり安い金額で西安に行くことができます。
でも、現在西安行きは停止しています。
そりゃ中国人の日本入国が厳しい状況なので中国行きも厳しくしているのでしょう。コロナ前はビザ免除されていましたが、現在日本人が中国に入国するにはビザが必要なんです。まぁ大使館に行けばビザは取れるのでそこまで面倒な作業ではありませんが、気軽に中国に行けないため利用者も少ないのでしょう。そもそも日本への団体旅行が中国で禁止されているため中国人が日本に来ない。そのため採算が取れないのでしょう。春秋航空は西安行きの便を停止しているようです。現状だと直行便で往復7万円。ちょっと高く感じますが片道35000円ならば安い方じゃないでしょうか。
現在、日中関係が冷え切っていて、中国との国境が封鎖される恐れがあります。
これは中国行きを早めねばなりませんね。とりあえず元麻布の中国大使館に行ってきます。
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