山林生活

【滋賀の桃源郷】共存せよ!おごと温泉と雄琴ソープの今

【滋賀の桃源郷】共存せよ!おごと温泉と雄琴ソープの今

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琵琶湖大橋をわたり琵琶湖の西側に向かいます。
県面積の6分の1を占める琵琶湖は南北に長く反対側に回るには長浜市のまで北上するか草津の近江大橋、国道一号まで南下するか、この琵琶湖大橋を渡るかになります。この橋ができたのは1964年。それ以前は対岸に行くのは苦労したのでしょう。急がば回れのことわざの語源となったのもこの琵琶湖でその当時は国道一号のさらに南にある旧東海道しか道がなく、瀬田川に架る唐橋でしか渡れませんでした。その代わりに現在の近江大橋付近に渡し船があったそうです。「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」という詩が急がば回れのことわざの由来で比叡山から吹き下ろされる突風で舟で渡るのは危険が伴っていたんだとか。このように昔は反対側に渡るのも命がけだったんです。でもいまであれば軽自動車は80円で対岸に渡れます。この琵琶湖大橋は徒歩・自転車でも渡れるのが良いですね。

このように渡れるようになったので湖の東側の人が西側に行けるようになったわけです。橋が出来た当時、みんなこぞって西側に渡ったのでしょう。西側にはおごと温泉郷という温泉地があります。温泉自体は平安時代からあり湯治場として開湯したそうです。大正になり雄琴駅が出来た際に温泉地として開発が始まり温泉郷を名乗るようになったそうです。本日はそちらにお邪魔します。

こちらはおごと温泉観光公園です。こちらでは無料で足湯に入れるようです。

これまで歩いてきたわけですからね(今日は一切歩いていない)。
こういうところで足湯に入ってこれから先も歩くのでしょう(これから先も歩かない)。

本日はおごと温泉に泊まりたいと思います。そのため宿泊先を探します。でも、見つからないんです。基本的に旅館は一人で泊まるような作りではなく家族やカップルで泊まる。つまり宿泊は二人以上が基本のようです。
それと旅館は夕食や朝食がついてきます。今から予約する人に出す食い物はないのです。
基本的に高級旅館は前もって予約をしておくもの。つまり泊まれるところがありません。

2名分の費用を払えば予約できるっぽいですがそれだと高いです。そのためおごと温泉に泊まるのは諦めることにします。予定ではこのあたりの高級旅館に泊まりピンクコンパニオンを呼んでどんちゃん騒ぎをしたかったのですがそれが叶いませんでした。

しかし、泊まれなくてもおごと温泉には願いを叶えてくれるんです。

無料案内所です。シャッターが閉まっていますがこちらでは観光や旅館・ホテルを案内してくれるようです。そして「特殊浴場」という文字も。そうです。おごと温泉はその手の店も多くある地域なんです。

無料案内所です。シャッターが閉まっていますがこちらでは観光や旅館・ホテルを案内してくれるようです。そして「特殊浴場」という文字も。そうです。おごと温泉はその手の店も多くある地域なんです。

おごと温泉は1200年もの歴史があります。古都京都からも近く、古くは大盛況の温泉街だったのでしょう。鉄道が開業し戦後はアクセスしやすい温泉地として満員御礼の日々が続きました。
しかし1971年におごと温泉に隣接する場所にトルコ風呂ができたそうです。ここにできた理由は京都や大阪での特殊浴場の営業が禁止されたためこちらに移ってきたのだとか。大阪と京都は出店禁止となる。その代わりにできた風俗街。そりゃ近県の人たちは通いますよね。すでに琵琶湖大橋もできています。琵琶湖の東側の人も湖を渡ってここまで来たのでしょう。そのように繁盛すれば二軒、三軒と増えていきます。最盛期は50店舗ほどあったのだとか。現在は34店舗くらいに落ち着いているようです。

風俗街は繁盛していたようですが、温泉街は閑古鳥状態。盛者必衰と言わんばかりに衰退してしまったそうです。ただ最近になってテコ入れをして温泉地も盛り上がりつつあるのだとか。以前は雄琴温泉だったのでしょう。しかし風俗街というイメージを払しょくするため「おごと温泉」とひらがな名にしたんだとか。

昭和な感じの入り口です。一つはシルクロード。

もう一つはゴールデンゲート。どちらも桃源郷につながる道であり、この二つの入り口が別の“温泉郷”の入り口です。

鎌倉御殿。千葉にもあるし熱海にもあるし、以前行った小名浜にも同一名称のところがありました。

【湯船から墓場まで】小名浜のソープランドは社会福祉が整っていた
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小名浜に来ております。 小名浜は東日本大震災で被害のあった地域です。 津波被害はそこまで大きなも

全国チェーンの店ってことなんでしょうかね。

さびれた場末の風俗街という感じですが現役バリバリです。地方で交通の便が良いわけでもありません。車社会ですのでどの店も駐車場完備です。そのため駐車場を管理しつつ呼び込みをするスタッフが店前にいます。「もう、お決まりですか?」と声をかけてきます。決まってるんで...と答えると、またの機会にという感じでゴリゴリの営業はせず安心できます。

とはいっても全てがそんな優しい店ってわけではありません。中には結構強引な客引きもいました。そういう人に限って見た目がアレなんですよね。まぁこの手の施設を運営しているところの中にはその手の組織の人たちが見え隠れするもんです。雄琴はクリーンな風俗街ってことですが、それって清楚系ビッチみたいで矛盾してるところがあるんです。街の中を漂う空気が安全な街じゃない感じ。でもタトゥーがある人の入店拒否をしている店が雄琴にはあるそうです。暴力団を排除しようとしているのでしょうね。なんかスーパー銭湯みたいですね。

ある意味スーパー銭湯ではありますが。

そもそもが駅前にあるソープとは少し様子が異なります。何もないところに突如現れる風俗街です。ほぼ車で来るような場所なので事前に予約して来店する感じなのでしょう。成り行きでこんなところ来るはずがないんです。成り行きでここまで来たのですが。

都心では味わえない雰囲気です。関東だと熱海くらいでしょうか。

過激な雰囲気の建物もしばしば。温泉街からしてみたらこういった表記のある店は前面に出てほしくないでしょう。

しかし不況の波はここにも押し寄せているようです。
風俗店も客が来なければ店が成り立ちません。見たところ廃業しているところもあるようです。全盛期は50店舗あったそうですが3割ほど潰れたようです。既得権益があるとしても社会的地位の低い風俗営業は一度傾くと立ち直るのは難しいのでしょう。ちゃんと誠意をもって営業しなければ潰れてしまうようです。

ちなみに雄琴には日本三大ソープランド店の一軒があるそうです。ほか二つは熊本と吉原にあります。雄琴のその店は格式高く、入店するのにドレスコードがあるんだそう。

スーツまたはそれに準ずる服装でなければ入店できず、サンダルや短パンTシャツは入店できないんだそう。現在サンダルに短パンにTシャツ姿です。そのため入ることも近づくこともできません。ここまで来ては入れないのは残念です。でもそのように決め事がありそれをしっかり実行しているというのは素晴らしいです。それだけちゃんとしているところなんでしょう。

おごと温泉と雄琴、この二つは相容れないようです。
温泉からしてみれば後から来た分際で「雄琴」を名乗るなんてなんてことか!という気持ちなんだと思います。風俗ができたせいで温泉街のイメージが悪くなり客足が遠のいたと思っているのでしょう。たしかに家族客は行きづらくなった部分がありますが、仮に風俗店が無かったとしてもコンパニオンを呼んでツイスターゲームができるというのは現代でも変わらずあるわけです。旅館側も結局は色で客を呼んでいるところがあるわけです。今後生き残りを目指すのであれば両者が手を組み、雄琴を盛り上げていくのがよいのでしょう。現状では温泉利用者と風俗利用者は棲み分けができてしまっています。そうではなくお互いの良い部分を尊重し、助け合いながら街を作り上げるのがよいのではないでしょうか。

ちなみに特殊浴場のお湯は温泉地ですが温泉ではないようです。

新しくなった「雄琴温泉」を期待しております。私はこれより紳士服を買いに行きます。

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