戸畑から船で若松へ。連歌町遊郭跡を散策
これより電車に乗って移動します。行き先は戸畑駅です。八幡製鉄所のそば、工業地帯の戸畑はかつてかなり栄えていたそうです。景気が良ければ色街もできるわけで戸畑には遊廓があったんだとか。現在は影も形もなくなっているようですが、せっかくだから見に行こうと思いました。
遊郭があったのは駅の北側のようですが、現在の繁華街は南側にあるようなのでこちらを先に見てまわります。
中本町十八軒通り。
こちらは昔ながらの商店街のようなところ。
結構店が閉まっていますね。
浪漫館。スナックビルです。
このあたりが飲み屋のあるスポットのようです。何軒かスナックがあります。
「浅生ファイン通り」というところでスナック以外にも飲食店がいくつか点在しています。
線路を渡る手前に少し怪しげな店を発見。
「クリニックの正統派 天国」という店。調べたところ店舗型性風俗特殊営業の第二号営業のお店のようです。
12時オープンですがシャッターは閉じたままなので営業していないのでしょう。
この建物はかなり年季が入っています。
銀座一丁目と二丁目あたりに昔遊郭があったそうです。
現在はごく普通の住宅街となっています。
隣接する南鳥旗町に旅館があります。この「いくよ旅館」は1913年に料理店として開業しその後旅館業になったそう。築100年の旅館です。遊郭があったその当時のこともこの旅館は見てきたのでしょうね。
旅館などはありましたがそれ以外に目新しいものは見つからず。気になったのは「日本サバイバルトレーニングセンター」ってところ。すげー名前ですが海で働く人材の育成を目的とした訓練施設で日本でここだけなんだそう。
海のそばなんでこのような施設があるんですね。
こちらは若戸大橋で原付及び自動車用の道路です。少し先に若戸トンネルというのがありますがそちらも自動車専用道路。向こう側には「若松」というところがあり若松と戸畑で「若戸大橋(トンネル)」って名称になっています。ここは海に隔たれており渡るためには自動車専用道路を使わなければなりません。
向こう側は離島ではなくつながっており、若松には駅があります。ただ電車で行くと戸畑駅で鹿児島本線に乗り、折尾で若松線に乗り換え、終着駅の若松で降りるわけですが、この場合乗り換えも含めると40分以上かかります。ぐるっと回らなければなりません。戸畑駅からバスに乗れば自動車専用道路を使って渡ることも可能です。
それ以外の交通手段は船です。
船であれば徒歩も自転車も利用が可能です。とくに自転車はバスにも電車にも乗れないので連絡船はかなり便利です。しかも渡し賃は片道100円とリーズナブル。15分間隔で運航してて市民の交通の足となっているようで年間50万人以上が使用しているようです。
船、良いですよね。なんだかんだで乗っています。落ちたら泳げないんで死ぬの確定ですが。
これより船で渡った先の若松を散策します。
船で戸畑から若松というところに来ました。
船を降りたところに上野海運とかかれた古めのビルがあります。こちらは上野ビルというところで元々は三菱合資会社若松支店が入っていたんだそう。現在は国の有形文化財として登録されています。文化財として登録されていますが普通に賃貸オフィスとして利用されていてるようです。
賃貸オフィスだけど観覧は可能なようです。
激渋の作りです。大正時代に建てられたものは作りが洗練されています。
マジで募集してる。調べたところ三階の部屋と倉庫が空いているようで、目安は50平米で月10万。倉庫は150平米で25万ほどのようです。悪くないですね。
これも、
これも古そうな建物ですね。
このあたりって製鉄所も近いし軍事拠点のため空襲被害が多そうなところですが案外そうでもなかったようですね。
若松にあるゑびす市場、大正町商店街です。
大正町商店街のほうは何店舗か営業しておりお客さんもちらほらいます。
でも結構シャッターが閉まっていますね。
エブリデイ5月。
えびす市場は倉庫になっています。
こちらのちりんちりん豆を売っているみやじま食品さんは四年前に閉店しているようです。看板はそのまま。
港町だからかこのへんもネコが多いです。
ここ若松には「連歌町遊郭」っていうのがあったそうです。
住所は那賀川町ですが電柱には連歌町の文字がうかがえます。
大黒市場・共栄市場です。ここより西側に遊郭があったようですね。現在は飲み屋街が数件ある程度。
昔のレンガの壁であろう残りがあります。
ちなみにさらに北側にも同じ壁があります。もしかしたら遊郭の名残なんじゃないでしょうか(想像ですが)。
こちらの方には飲食店が数軒あります。
わき道にそれたところに蕎麦屋があります。ここもかなり昔からありそうな感じ。
古い建物が多いですが普通の住宅街みたいなところですね。どうやらこの先に私娼窟があるようですが普通の住宅を使用しているそうで外から見てもどこのことなのかわかりませんでした。そもそも現在も営業しているかどうかは不明です。このあたりを判断するためには現地滞在するしかないですよね。
現代も営業している料亭金鍋本館。これもその当時の名残りみたいなもんでしょうかね。
あとは若松駅に行って帰りは電車で戻ろうと思います。
駅前にちょっと様子のおかしな店を発見してしまいました。
これは、アレだな。あまり良くないやつだな。
すげー気になる。なんか遊郭跡とか風俗街とかそんなのよりも若松で一番気になるところです。
隣りにあるブックランドピースも同じ匂いがします。というより同じリサイクルショップなのかもしれません。
いるものあれば後払い可!としよーと思ったが止!!。ってことは後払い不可ってことですよね。
怪しい過ぎるよ若松。